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2024年01月12日
PS4 シャドウ・オブ・ウォーをやったよ!これ良作です
今回は、PS4版シャドウ・オブ・ウォーの感想です。
プレイしたのは、シャドウ・オブ・ウォー ディフィニティブ・エディションというDLCコンテンツ入りバージョンです。
シャドウ・オブ・ウォーは、2017年10月12日発売のゲームで、2014年に発売されたシャドウ・オブ・モルドールの続編になります。
首や腕が切れて飛ぶなどの残虐表現があり、CEROのZ指定(18歳以上対象)となっています。
残虐と言っても敵はオークなどの怪物で赤い血しぶきもないので気持ち悪いってほどではありませんでした。
ゲーム開始前の情報として「敵のオークを仲間にできるアクションゲームで砦を守る攻防もある」「ロードオブザリングの世界観」という事くらいしか知りませんでした。
前作をやっていないのでシステムや物語が解らないし、砦を取ったり守ったりという面倒な作業の繰り返しなのかな〜と予想してました。
今回は、結論から。
これ、良作です!
ストーリーのボリュームは少なめですが、サブイベントなどを含めれば十分満足感があり、ゲームとしての完成度は高いと思います。
序盤は、う〜ん・・・話が良く解らん。
中盤からは、話は良く解らんけど敵に見つからないように潜入したり敵との戦闘アクションは楽しい。
最後まで飽きないかと言われると嘘になりますが、ほぼ楽しくゲームを終えられました。
面倒くさいと思うギリギリのところでストーリーを進めると飽きにくいかもしれません。
ストーリーだけを進めるとあっという間に終わりますのでサブクエストなどの寄り道必須です。
ゲームをしていてフリーズしたのが2回ほど。
洋ゲーなのでまぁ・・・
悲哀のあるストーリー
シナリオは、正直なところ50%くらいしか理解できなかった印象です。
登場人物が解っていないので色々出てくる奴らが誰なのやら???
映画の「ホビット」や「ロード・オブ・ザ・リング」を観ている私でも何となくしか解りませんでした。
基本設定は映画に従っているものの映画にはない原作小説からの設定が入っていたりするようです。
やはり前作をやっていないのが致命的で、登場人物やセリフで出てくるワードで意味不明なところが多いです。
何が起こっているか、何を目的としているかはゲーム中のムービーで何となく理解できます。
映画は指輪を捨てに行く話でしたが、本作は指輪が作られたときのお話のようでした。
可能なら前作のシャドウ・オブ・モルドールをやってからプレイすることをおすすめします。
面白さが全然違うはずです。
映画で出てきたゴラムも登場します。
でも、チョイ役すぎてゴラムである必要性すら感じませんでした。
ゲームオーバーが無いシステム
各エリアはオープンワールドとは言える程ではありませんが、そこそこ広く自由に回れます。
ワープ移動できるポイントを解放すれば長距離の移動をせずに済むようになります。
イベントを開始するポイントがマップに表示されるので、そこへ行くと光っているポイントがありそこでイベントをスタートする事ができます。
イベントを開始すると目的が表示され、それをクリアするとイベントが終わります。
敵の首領を倒したり仲間にしたりの繰り返しがメインです。
こう書くと何とも作業的な感じがしますが、ステルスで敵を倒したり数え切れないほどの敵に1人で立ち向かったり毒を仕掛けたり敵の足跡を辿ったり・・・などなど飽きさせない工夫があります。
ウィッチャーほどの物語性はないけどサクサク進められるイベントがが多いと思います。
マップ上のイベントマークを好きな順でクリアしていく形なので、マップを見れば進められます。
マップ上ののイベントを潰していく作りはアサシンクリードシリーズに似ています。
マップに配置されたマークによって、イベントの内容が解ります。
メインストーリーの他にアイテム収集やオンライン復讐など幾つかのマークがあり、寄り道してキャラの強化をして行きます。
戸惑ったのは、序盤でなかなか敵を仲間にできなかったところ。
なかなか仲間にする方法が解らず、どうすればいいの?となりましたが、ストーリーを進めると普通に仲間にできるようになりました。
序盤は敵を仲間にできるところまでストーリーを進めた方が良いかもしれません。
時々仲間にした敵が裏切ります。
これが非常に憎たらしい。
裏切り者は、しっかり成敗しときましょう(笑)
敵を追ってるといきなり後ろから不意打ちされることがあります。
その際敵が威嚇する言葉や恨み節を言うムービーが挟まるので理不尽に攻撃された感はありません。
頻度が多くてややウザイ時もありますが、仲間にすればそこから一緒に敵への攻撃に加わってくれるので助けになります。
ただし、AIがバカなのか仕様なのかは解りませんが、仲間にしたオークが同じ場所に複数いると勝手に殺し合うことがあります。
体力がなくなると主人公に助けを求めてくるのでその場に行ってしばらく手をかざしてあげないと復活しません。
放置すると一定時間で死んでしまうので死んで欲しくないやつは助けに行かねばなりません。
勝手に味方同士で殺しあって助けを求めてくるのがウザかったです。
本作は、主人公が敵にやられてもゲームオーバーにはならず話が進みます。
失敗の取り返しがつくのは良かったです。
主人公を殺した敵はどんどん昇格して行って最後はそのエリアの軍団長まで昇進します。
敵の特性は、ランダムなので遠距離攻撃無効や属性無効などの面倒な特性が付いているやつを昇進させると後々面倒なことになります。
そういう奴にやられるパターンが多いんですけどね・・・
ストーリーは章で分かれています。
1〜2章が長く楽しいところで、ストーリー的にも盛り上がります。
3章以降は、砦の攻防がメインになるのでちょっと面倒に感じましたが、失敗しても取り返せるので砦の攻防を延々に繰り返さずに済みます。
序盤から中盤で仲間にできるオークは弱いので砦攻略に失敗する場合があります。
仲間にしたオークたちを訓練して強化することも出来ますが、ストーリーを進めて強いオークたちを仲間にした方が楽です。
オークは無限に湧くのでオーク狩りをしていると全くゲームが進みません。
そこに気が付かないと飽きが早くなります。
純粋なオープンワールドではないので探索する面白味はありません。
地形や構造物の位置を把握していかに上手に目的の敵を倒すか?という方向性です。
敵がプレイヤーの事を忘れないネメシスシステム。
過去に逃亡した敵が「前はこうだったけど今度は許さん」みたいな恨み節を言うくらいしかシステムを感じられません。
売りのシステムとしては弱いかなぁ。
先日、このネメシスシステム(敵がプレイヤーの行動を記憶して異なった言動をするシステム)の特許をWB Gamesが取得したというニュースを見かけました。
この手のゲームでは良くあるシステムだと思うのですが、他メーカーは余計な訴訟を避けるために似たシステムを避ける方向に動かざるを得ません。
昔コナミの壁際カメラ特許のせいで他メーカーはカメラ前の壁を半透明にできない時代がありました。
今作のネメシスシステムも、それと同じになるのが懸念されます。
壁際カメラほど革新的なシステムとは思えませんが・・・
アクションが良く出来てます。
最初は弱い剣で切りつける事しかできないので、敵の群れに突っ込まず1匹づつ相手にした方が良いでしょう。
囲まれると何もできずにタコ殴りになるのでステルス攻撃で倒していくのが良いです。
序盤は、何も考えずに□ボタン連打だけでも敵を倒せます。
タイミングよく△ボタンを押せば反撃も自動でしてくれます。
次第にそれだけでは倒せない敵も出てきますので、戦闘に工夫が必要になってきます。
その頃には戦闘にも慣れ、炎・冷凍・毒などの属性武器が手に入りますし、技もどんどん覚えるので楽に戦えるようになります。
後半、技が多すぎて覚えきれなくなってきます。
普段使わないボタンの同時押しなどの操作も出てきますが、使い慣れた技だけで進められるので苦にならないと思います。
イベント内でサブミッションのような要素があり、条件が付いてくるようになります。
これはクリア目的とは違ってやってもやらなくても良いものですが、やれば報酬が上がります。
その条件が「何チャラストライク(技名ね)で敵を倒せ」みたいなやつだけど、技が多いので何チャラストライクって何???となります。
技の検索はネットのお世話になりました。
壁などには大体どこでも登れますし、屋根などを飛び越えながらの移動も可能です。
この辺もアサシンクリードに似ています。
主人公はどれだけ高いところから落ちてもダメージを受けません。
敵に向かって高いところから飛び降りると暗殺する事が出来ます。
戦闘はシビアな見切りが必要なハードアクションではなく簡単操作でに派手なアクションを楽しめる感じです。
誰でも出来るとは言いませんが、アクションゲームとしては簡単な方です。
倒しづらい敵は矢で遠方からチクチク体力を減らすことも出来るので、どうしても倒せないという事もありません。
時々遠方攻撃無効特性が付いた敵も居るのでその場合は近接戦闘しないといけません。
戦闘が苦痛になる事はありませんでしたが、後半はやや飽きてきます。
終盤は敵の群れの中に平気で突っ込んで行けるようになるけど雑魚をいくら倒してもメリットがありません。
大型の怪物に乗って敵を潰していくのは楽しいです。
敵を利用して攻略するという要素は良くできていると思います。
少し難易度が高いのはストーリーにあるボス戦くらいでしょうか。
倒せずに死んでも戦闘直前からやり直せるので苦にはなりませんでした。
アクションで気になったのは高いところを移動している時に時々引っかかる事。
建物と建物を繋いでいるロープを渡りたいのに引っかかって動けなくなるときがあります。
グラフィックに関しては文句なしの綺麗さです。
個々のマテリアルがしっかり作られていて金属の反射などがリアルです。
オークの表情や傷、入れ墨やペイントなどもリアルです。
エフェクトも派手で爆発などは気持ち良いです。
DLCコンテンツ
本作には、ガラドリエルの懐刀とスモルドールの荒廃という2つの拡張ストーリーが入っています。
これがそこそこのボリュームがあり面白かったです。
拡張ストーリーなので主人公が同じと思ったら全く別キャラでプレイできるお話でした。
キャラが変わるので当然攻撃方法もできる事も違います。
最初は本編の主人公との違いに戸惑いますが、本編主人公にはない能力を使って攻略するのが楽しかったです。
DLCは、本編との繋がりが無いので本編終了後にやるのが良いと思います。
別キャラ視点でストーリーの一部を観る事ができます。
100%を目指す!
本作はストーリー、武器収集、などの各イベントをどれくらい進めているか%で表示されるオプション画面があります。
面倒でやらなかったやりこみのチャレンジ以外は100%にしました。
やりこみを除けば割とあっさりどれも100%を達成できます。
ここまでやると終盤は敵の行動も発言もイベント内容もほぼ見た事のあるパターンになるのでまたこれか・・・となるのは否めません。
無駄に面倒なやりこみ以外はそれほど難しくありません。
ちょい古いゲームですが今やっても楽しめる内容で古さは感じないと思います。
お話や登場人物が解らなくても私は楽しめました。
中古も激安ですしオススメです!
それでは、今回のレビューはこの辺で。
いゲームライフを!
posted by ユージュー at 10:21
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