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2025年04月15日
Kena Bridge of Spirits (ケーナ 精霊の橋)は良ゲーだけど惜しい
今回は、ケーナ 精霊の橋の感想です。
Kena Bridge of Spirits (ケーナ 精霊の橋)は2022年2月24日にPS4、PS5用のソフトとして発売されました。
パブリッシャーは韓国の大手パブリッシャーであるH2 INTERACTIVE社です。
開発はカリフォルニアを拠点とするデベロッパーのEmber Lab社です。
CGアニメで実績のある会社で元々はVFXとアニメーションのスタジオだったようです。
今作が同社の初フルビデオゲーム作品となるようです。
CGアニメを得意としている会社だけあってグラフィックがとっても綺麗です。
キャラクターが表情豊かでディズニーアニメっぽいです。
Ember Labの共同設立者兼最高制作責任者のMike Grier氏によると映画撮影で日本に数年間滞在して色々なところに行って観たものがゲームの世界観になっているようです。
ゼルダの伝説と大神に影響を受けて作ったゲームとも言ってます。
ゲーム内に出て来る仮面が(ゼルダの伝説 ムジュラの仮面)そっくりなのはそういう事なのかもしれません。
黒澤明監督の映画「羅生門」も参考にしているようです。
確かにメインの町などに羅生門に出て来る場面に似た画面構成があります。
黒澤明監督の映画はスターウォーズのジョージルーカスも影響を受けたと言っているのは有名な話です。
日本をテーマにしてるので登場人物は日本人っぽい名前です。
神社っぽい建物も出てきますが、全体的な雰囲気は日本じゃない感じです。
外国人が想像した日本という感じで和風ではなくアジアテイストを強く感じました。
ゲームのプレイ感もゼルダや大神に似てます。
ホント好きなんだなーって感じ。
アクションは一番簡単なストーリーモードでもそこそこ歯ごたえがあります。
敵が硬いとかではなく、敵によって倒し方があって攻略方法が違います。
ほとんどの敵は武器ぶん回したり弓を打ち込めばれば倒せるので操作は簡単な方です。
ボスも武器ぶん回しだけでそこそこダメージ与えられます。
時々それでは倒せない敵が出て来るので対処しないといけない形です。
終盤は強い敵にやや苦戦しましたが全体を通して戦闘は煩わしくなくて楽しく進められました。
新たに覚えていく技などもありますが、多すぎないのも良いと思います。
技やアイテムを使って試して進めて行くというのはゼルダっぽいです。
探索も嫌になるほど広くないので頑張れば全アイテム見つけられると思います。
似たマップが多いので時々自分がどこに居るか解らなくなる場所はありますが、マップを頼りに探索していきます。
メインストーリーを進めるだけなら迷う事はほぼ無いと思います。
ゲームプレイ時間はやり込み要素を除けば短めです。
長くて20〜30時間くらいでしょうか。
主人公の生い立ちや世界観などの説明が一切なくいきなりゲームが始まります。
ゲーム開始直後に「途中から始めちゃった?」と思うほどです。
序盤は自分が何者で何で魔法が使えるか、何を目的にしているか、などなど解らないまま進めることになります。
ゲーム内で人を救っていきますが何でそうしなければならないかがぼんやりしていてプレイヤーが置き去りです。
ストーリーが進んでいくことで背景がぼんやりと見えてきて深刻な状況は解るけど、何で主人公が人々を救うために命懸けで行動しているのか?という根本のとこが良く解らんのです。
村が良くない状況だと皆が言いますが、主人公が人助けする理由が良く解らず釈然としないままストーリーを進めるしかありません。
もっと丁寧な導入部分があれば、ストーリーや背景をもっと上手くユーザーに伝えられていれば、何倍も良いゲームになったと思います。
ここは本当に惜しいところです。
今作はバグがやや多いかも。
終盤それまで行けなかったところに行けるようになりますが、何気ない道で見えない壁に引っかかってしまう場所が所々にあります。
見た目に何もないので進める場所で以前通れた場所なので行けるのは解っているところです。
一旦逆方向に進み再度進むと引っかからなくなったり、何度も引っかかったり・・・このバグはイライラしました。
序盤はそういうところは無いのできっと行ける場所が増えて行くときの壁の処理や当たり判定にバグを抱えているのでしょう。
地面下にキャラが落ちてしまうバグも何度かありました。
ほとんどの場合動き回っていると地面の下の下に落下して死亡します。
死ねれば地上復帰から再開できるので良いのですが、1度だけ何ともならないのでPSボタンで強制終了するしかありませんでした。
キャラが表示されす地面すれすれのFPS視点にしかならないバグもありました。
これも動き回って何度もジャンプしていたら戻りました。
ある戦闘チャレンジで攻撃が全くできなくなるバグもありました。
敵を倒せずチャレンジ失敗になるので進行不能では無いですが、攻撃できずに逃げ回るしかないという意味不明なバグでした。
最初バグとは思わず攻撃しないで何とかするチャレンジだと思って30分近く必死に逃げ回ってしまいました(笑)
せっかく良いゲームなのにプレイ感を損なうバグはもったいない。
デザイン的なところで気になったのはrotという妖精です。
妖精を集めることがゲームの1つの目的であり主人公の相棒的な立ち位置の大事なキャラクターです。
この妖精が正直なところあまり可愛くない。
アメリカ人の好む可愛さとでも言いましょうか・・・
可愛いの感覚が日本とは違うのかなーと思ったりしてました。
調べてみると元のイラストは凄くかわいいのです。
目はまん丸でクリクリしていて愛嬌のあるバランスです。
妖精をデザインしたデザイナーがジブリ作品から影響を受けていると公式でも言ってますがトトロやススワタリ(まっくろくろすけ)のような見た目です。
なんでそれがああなってしまったのか。
rotという妖精に帽子を付けられるのですが、帽子は単に見た目を変えるお飾りって事をゲーム終盤に気が付きました。
開発中にデザイナーが帽子かぶせたら開発内で笑いが起きて妖精個性化アイテムとして採用されたというのをクリア後にネット記事で知りました。
説明なしで妖精の帽子が出てきたので「妖精の個性や能力が変わるアイテムなのか?」と思ってました。
一言「帽子でおしゃれしよう」的な説明が欲しかった。
ゲーム内のお金は帽子を買うくらいしか使えないので、お金自体必要なかったのでは?と思ったりもしました。
お金は他に使い道がないので手に入っても全く嬉しくありません。
世界観とグラフィックの綺麗さ、キャラクターの表情の豊かさや動きも良いです。
敵のデザインや動きにもこだわりが感じられ世界観と合っていて良いと思います。
rotだけは可愛い振りしてキモイですが・・・
ギミック要素も工夫があり面白いです。
惜しい所はいくつかありますが、ゲーム全体的には丁寧なつくりで良く出来た作品だと思います。
値段も高くは無いので興味のある方はプレイしてみてください。
それでは今回はこの辺で。
良いゲームライフを!
posted by ユージュー at 16:05
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| ゲーム PS4