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2018年06月06日

蚊を退治するワンプッシュスプレーは金魚にも悪影響が・・・でも使いたい!



暑くなってくるこれからの季節は蚊が発生する季節です。
魚を飼っている方や昆虫を飼っている方は、殺虫剤は厳禁です。

みなさん蚊の対策をどうされているでしょうか?
今回は、我が家のケースを紹介します。

パンプッシュ蚊取

私は蚊が大嫌いです。
蚊に刺されると長くかゆみが続く体質なんです。

家族は蚊に刺されても2日もすれば腫れが引いて痒くなくなるようですが、私は最低1週間は痒いままです。
それも痒さが全く弱まらない状態で続きます・・・
痒くて痒くて本当に辛い。

そんな訳で、部屋に1匹でも蚊がいると退治するまで安心できません。
蚊取り線香を部屋が真っ白になるほど焚いた経験が何度もあります。
それくらい蚊が嫌いです。

家族は玄関ドアや窓を開けた時にあっさり家の中に蚊の侵入を許してしまいます。
私のような体質じゃないと常に注意するのは難しいのは解りますが、ホント勘弁してほしい。


ワンプッシュ式のスプレーは最高だけど魚への影響が・・・


数年前からワンプッシュで12時間とか24時間蚊を寄せ付けないスプレーが出回りました。
これが本当に良く効きます。
全く刺されないわけではありませんが、刺される回数は減りました。

何度か蚊がポトッと落ちるところを見たこともあります。
ゴミと思ったら蚊の死骸だったという経験もあります。
非常に強力で私には無くてはならないものです。

問題は、金魚です。
家には金魚水槽があるので影響が懸念されます。
下手すると全滅する危険性もあります。

ダメなんですが私は使ってます!

ただし、水槽のある部屋では使用しません。
ワンプッシュ式のスプレーに含まれる薬剤は非常に強く、怖くて水槽近くでは使えません。

水槽のある部屋では、リキッドタイプのアースノーマットを使用しています。

使用されている薬剤は、ピレスロイド系のメトフルトリンというものです。
本当はリキッド式も良くないのですが、我が家では何年も使って魚に影響が出ないことを確認しています。
魚への影響が無いのは良いのですが蚊への影響も弱く、何事もなかったように蚊が飛び回っている事があります。
上手くノーマット上空を飛んでくれると死んでくれますが・・・
無いよりはマシというレベルです。


トランスフルトリンとメトフルトリンのどっちが安全か?


ワンプッシュ式に良く使われる薬剤は、トランスフルトリンとメトフルトリンの2種類です。
住友化学の研究資料によるとアカイエカの場合、トランスフルトリン0.0036-0.00938(μg)、メトフルトリンは0.0015(μg)で駆除できるようです。
蚊にはトランスフルトリンよりメトフルトリンの方が強い効果があるようです。
薬の名前で舌噛みそう(笑)

気になるのが水への溶けやすさです。
薬剤が水に溶けやすければ、それだけ魚に影響が出やすい可能性もあります。
メトフルトリンは水への溶けにくく、トランスフルトリンは水に溶けやすいという情報がネット上にありましたが、根拠となる文献は見つけられませんでした。
殺虫薬に詳しい方が居ましたら教えてくださいませ。

そもそもエアーレーションなどで水に取り込まれる酸素に薬剤が含まれていれば、水への溶けやすさは関係ない気もします。
トランスフルトリンもメトフルトリンもピレスロイド系殺虫剤です。
ピレスロイド系の殺虫剤は水に溶けやすく魚毒性が強く出ることが確認されています。

ワンプッシュタイプに使われている防虫成分を調べてみました。

<キンチョウ>
・蚊がいなくなるスプレー 60日 無香料
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 12時間持続 200日分
この2つはトランスフルトリンが入っています。

以下はメトフルトリンが使われています。
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 12時間持続 200日分 無香料
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 24時間持続 255日分 無香料
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 24時間持続 365日分 無香料
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 12時間持続 200日分 ローズの香り
・蚊がいなくなるスプレー 蚊取り 24時間持続 255日分 ローズの香り
金鳥のスプレーには誤噴射ロック機構がありません。
小さいお子様が居る場合は、子供の手が届かない場所に置きましょう。

<アース製薬>
・おすだけノーマット スプレータイプ120日分
・おすだけノーマットロング スプレータイプ200日分
・おすだけノーマットロング スプレータイプ300日分
・おすだけノーマットロング スプレータイプ バラの香り 200日分
・おすだけノーマットロング スプレータイプ バラの香り 300日分
・おすだけノーマット 蚊取り スプレータイプ プロプレミアム 120日分
・おすだけノーマット ヤブ蚊 スプレータイプ 60日分
上記すべてトランスフルトリンが使用されています。
誤噴射ロック機構が付いている商品もあります。

<フマキラー>
・おすだけベープ ワンプッシュ式 120回分スプレー 無香料
・おすだけベープ ワンプッシュ式 240分スプレー 無香料
・おすだけベープ ワンプッシュ式 280回分スプレー
・おすだけベープ ワンプッシュ式 200回分スプレー ロマンティックブーケの香り
・おすだけベープ ワンプッシュ式 280回分スプレー ロマンティックブーケの香り
ベープもトランスフルトリンが使われていますが、薬剤容量が書かれていません。
透明容器で残量が見え、誤噴射ロックがあるのは良いと思います。

どの商品にも「観賞魚の水槽や昆虫の飼育カゴのある部屋では使用しないこと!」とわざわざ赤字で注意書きされています。
トランスフルトリンとメトフルトリンどちらも魚や昆虫にとって安全ではありません!


いろいろな虫よけを使ってます


先日購入したのは、蚊がいなくなるスプレー255日分です。
使われている薬は、リキッドタイプのアースノーマットと同じメトフルトリンです。
リキッドタイプで金魚に影響が出た事がないので、同じ薬剤の方が安心かな〜という程度の理由です。

2015年まで、蚊がいなくなるスプレー365日分が原液100mLあたり13.3w/v%、255日分が原液100mLあたり15.8w/v%で売られていました。
なぜか255日分の方が薬剤が濃い状態でした。
現在販売されているものはどちらも13.3Ww/v%に統一されています。

薬剤容量

大日本除虫菊株式会社(キンチョウ)に確認したところ、13.3w/v%でも十分効果が確認されたという理由で2016年から13.3w/v%に統一されたとの返答をいただきました。
アマゾンにある画像は古いまま更新されていないので注意してください。

水槽がある部屋の近くの部屋や通路では「蚊がいなくなるスプレー」を使っていますが、離れた部屋では「おすだけノーマットロング スプレータイプ」を使っています。
このおすだけノーマットスプレーの薬剤は、トランスフルトリンです。
蚊がいなくなるスプレーと厳密に比較はできませんが、体感では同じくらい蚊に効きます。

誤噴射防止ロック機能があるので小さい子のいたずら防止にもなります。
良くやるのがシュッとしたら噴射口が逆で指に薬剤を吹きかけてしまうというミスですが、ロック機構があるので吹き出し方向が解りやすく間違えにくいです。
誤噴射ロック

玄関先では、宅配業者さんがドアを開けたまま荷物の受け渡しをするケースが多いですよね。
そんな時に玄関全体に虫よけバリアをしたいので「アウトドアには安全性の高い手作りハッカ油スプレーを使いましょう」でご紹介したハッカ油スプレーを使ってます。
完璧ではありませんが、ドアを開ける前にシュシュッとすれば蚊を入れづらくする効果があります。
いつでも使えるよう玄関に常備しておくと便利です。

ハッカ油スプレーは、黒光するGの侵入も防げます。
意外ですがGは玄関から侵入することが少なくないそうです。
宅配業者さんには「この家スースーした香りするなぁ〜」と思われてそうですが(笑)

蚊が出る場所に行くときは玄関内で肌にスプレーするタイプの虫除け(スキンガード、サラテクト、スキンベープなど) も使っています。

子供が小さいときはディートの入っていないものも使ってました。
刺激が少なく安全性が高いという意味では良い商品だと思います。
多少刺されにくくはなりますが、ディート入りの虫よけと比べると効果はかなり薄いです。
強い香りがするので好みが分かれます。
旧製品はそれほど嫌な香りとは感じませんでしたが、リニューアルされて香りが少し変わったようです。


使ってますが使っちゃダメ


このように我が家では色々な虫よけや殺虫剤を使用しています。
ちなみに水槽には蓋を付けていますが、夏は自作ファンで外気をガンガン水面に当てていますので多少は水槽内に薬剤が入っていると思われます。
ちなみにリキッドタイプの虫よけは、水槽から少し離して設置しています。

影響が出ていないのは、あくまでも我が家での話。
家によって広さ、密閉度、換気タイミング、空気の流れが違います。
たまたま影響が出ていないだけかも知れません。
ウチの金魚はそんな環境で何年も生きていますが気が付かない程度のダメージを与えている可能性もあります。

虫よけ剤で魚が全滅したという話も良く聞きます。
特にワンプッシュタイプは揮発能力が高くて影響が出やすいようです。
蚊に効くのと同じで、エビや昆虫にも驚くほど効いてしまうので気を付けてください。

ワンプッシュスプレーに使われているピレスロイド系の殺虫成分は、虫の神経系に作用して殺虫効果が現れます。
哺乳類や鳥類などの恒温動物の体内に入っても直ぐに分解され、短時間で体外へ排出されるので安全性が高いとされています。
稀にワンプッシュしたら目がシバシバする、舌がピリピリする、唇が痺れるなどの症状が出る体質の方も居るようです。
私はシュッとした際に殺虫剤臭は感じますが、どこかに症状が出たことはありません。

薬を使用される場合は使用方法や注意事項を確認してください。
使うなら何が起こっても自己責任ですよ。


ペットボトルトラップより蚊取りマシーン?


一時期話題になったペットボトルに砂糖水とイーストを入れて発酵させ、二酸化炭素で蚊をおびき寄せるという手作りトラップがあります。
残念ながら熱帯でない日本では発酵がすぐに止まってしまい、蚊を引き寄せることは難しいようです。
虫が余計に集まってくるのに全く捕れないという最悪な結果を招く場合もあるようです(笑)
蚊が捕れるなら安くて簡単に作れる良いアイデアなんですけどね〜。

家電にも凄そうな機械があります。
空気を綺麗にするついでに蚊も捕ってくれる優れモノ!

アマゾンなどに光で虫を引き寄せる安価な捕虫器が売られています。
しかしコメントを読む限り、蚊取り効果はイマイチのようです。
中には製品説明に「蚊は集めません」と注意書きされている商品もあります。

蚊は二酸化炭素、体温、匂いに反応するようなので光で集めるのは限界があるのでしょう。
光に集まる小バエや蛾などは良く集めてくれそうです。

そういう意味ではシャープの蚊取空清もUVライトなので似たようなものかも知れません。
購入者のレビューやブログを見る限り、空気清浄機のおまけに蚊も捕れるかも・・・という感じみたいです。
蚊取空清という商品名で期待してしまいますが、蚊よりハエや蛾などが捕れることが多いようです。

2か月に1回交換する消耗品の蚊取シート1枚が実売1200前後しますので、補虫器としてのコスパも良くありません。
空気清浄機能は優れているようなので、空気清浄機としてならアリだと思います。

コンビニやレストランで使われている捕虫器は「エプシロンエコ」というものです。
蚊を補虫するというより店内に入ってくるハエや蛾など虫全般を補虫するものです。
アマゾンなどで売っていますが本体が4万円前後、粘着テープが1個3,000円前後、交換用ランプが1万円以上と非常に高く家庭には向きません。

エプシロンエコの関連商品でルイクスという家庭向け商品もあります。
う〜ん、高い。
アマゾンも楽天もコメントが少なくてどんなもんか良くわかりません・・・
ランプ式なのでハエや蛾などの害虫がメインっぽいです。

数年前、敷地内に入ってくる蚊を自動的に追尾して極細レーザーで撃ち落とす「Photonic Fence」という機器が開発されているというニュースを観ました。
あれどうなったかな?と思って調べてみると2017年に「もうすぐ製品化されるかも」というニュースがありました。
実用化された暁には、まずは害虫に悩まされている農家に向けて売り出されるようです。
農家にとって害虫は死活問題、技術も凄いですが商売も上手そうですね。
私が生きているうちに安価で普及する可能性は少なそうだなぁ。

これに限らず蚊の被害を防ぐ画期的な機器が普及するには、技術面と価格面でのブレイクスルーが必要でしょうね。


家族に虫よけのリスクを話しておきましょう


お手軽さやコスパを考えると蚊の対策としてはワンプッシュ式の虫よけが最強です。
ただ、魚や昆虫を飼っているのに虫よけを使うのは非常識です。
当記事は私が注意していることや使い方をご紹介したもので、虫除けの使用を推奨するものでも生き物の安全を保障するものでもありません。

使わずに済むならそれに越したことはありません。
リスク覚悟で使用するなら細心の注意を払ってください。
間違っても水槽や虫かごのある部屋でプシュッとしないように!

よくあるのが家族や同居人が何も考えずワンプッシュしてしまうパターンです。
生き物に異常が起こってからでは取り返しがつきません。
惨事が起こる前に虫除けの使用方法や注意事項を話しておきましょう。

posted by ユージュー at 17:53 | Comment(0) | アクアリウム 虫よけ