一時期流行した低反発マットですが、一度体感したら忘れられないと思います。
あの包み込まれる感じ、たまりませんよね〜。
今は安価な商品もありますので、私が持っている商品の感想だけレビューしたいと思います。
どれも長期間の使用しての感想です。
低反発スポンジって、実はランクがあります。
低価格商品は、当然低ランクです。
ランクが低い低反発商品は何が違うか?
反発のしかた、戻り方が違います。
高価格商品が非常にゆっくり反発するのに対して、低価格商品は素早く戻ります。
戻り方が早いと普通の密度高めなスポンジと違いが出ないです。
寝た感じが一緒です。
低価格商品は薄いものが多いです。
スポンジが薄過ぎると沈み込んだ部分が床付きしてしまいます。
一部でも床付きすると低反発マットの唯一のメリットである、身体全体で体重を分散する効果が薄れます。
厚さがあればフカフカしてそうで、売れるみたいです。
低価格で厚さがあるものは、確実にスカスカです。
低反発マットは、厚過ぎると身体が沈み込み過ぎて、軽い力で寝返りが打てなくなります。
沈み込みが大きくて、窪みに身体がハマってしまうんです。
寝返りがうてないと、ずっと同じ部分に体重が掛かり痛くて目覚めてしまいます。
反発の度合いと厚さは、体重との関係もあるので、難しいところですが10cm以上は止めておくべきです。
臭いも違います。
低価格のものはくっさいです。
恐らくオゾン消臭とかしてないのでしょう。
独特の化学薬品臭がします。
高価格製品は、開封した瞬間に微妙に匂うこともありますが、ほぼ気になりません。
そして、一番違うのが低反発感の保持期間です。
私は安いモノを幾つか購入使用してきました。
高価格製品は、もっちり感がずっと続きます。
低価格商品は、1年持たずに普通のスポンジになります。
エムールオリジナル4cm低反発マット
エムールという寝具屋さんの低反発マットで、安売りしていたので購入しました。
購入理由は、安い割に臭いが少ないというレビューがあったので。
実際は、非常に臭かった!
ビニール臭というか、化学物質臭というか・・・おぇ〜って感じです。
1カ月ほど風通しの良い廊下に放置してやっと臭いが取れました。
半年しても臭いが取れなくて捨てた、なんてレビューが他社商品にはありましたので、こちらはマシなのかも知れません。
使い心地ですが、2〜3カ月は悪くはありません。
4cmと薄めですが、スポンジマットを敷けば快適!と思ったのも束の間。
半年せずに、ただのスポンジと化しました。
非常に残念なオリジナル商品でした。
安さに釣られた自分の愚かさを悔みました。
現在は、品質改良されて良くなっているかも知れません。
私が買ったものがダメだっただけなのかもです。
ニトリの低反発マット
お値段以上のニトリも安価な低反発マットを出しています。
臭いはありますが、強くないので気にならないでしょう。
ただ、やはりこちらも耐久性が無いのか、低反発感が薄れますね。
最初は「おぉーっ!安い割にはちゃんと低反発してる!」と思いました。
残念ながら1年経たないくらいで最初の低反発感は、かなり失われます。
軽くて扱いやすいです。
軽いって事はスカスカな訳ですが。
1万円近い値段だった気がします。
これをお値段以上と見るか、お値段以下と見るか。
私はもう買わないかな・・・。
トゥルースリーパー
トゥルースリーパー プレミアム は、低反発マットの王様、ブームの切欠を作ったと言っても良い高価格商品です。
スウィートスリーパーも使った事がありますが、全く同じです。
厚さが1cmちがった気もしますが、寝た感じは全く変わりませんでした。
臭いは、ほぼありません。
密度があるためか非常に重く扱いづらいです。
低反発マットは、重いほど良いらしいですけど。
6年前に購入しました。
6年間、毎日寝続けた訳では無いですが、それほど前に購入したものでも、未だにもっちりした低反発感を維持しています。
すげーです。
高いだけあります。
フローリングに直置きでも眠れます。
体重のある方は、直置きだと若干尻が床付きしてしまうので、ニトリなどで薄い折りたたみスポンジマットなんか買ってきて、下に敷くと良いです。
高いのでちょっと考えてしまいますが、1万のダメな低反発を毎年変えるより良いかもです。
買うならどれ?
私が使った感想ですが、高くてもトゥルースリーパーかスウィートスリーパーですね。
腰痛持ちの方は、特に安ものは買わない方が良いと思います。
新製品の状態でも解るくらい反発の感じが違います。
トゥルースリーパーは、非常にゆっくり戻って来るのに対して、低価格帯低反発マットは半分程度の時間で戻ってきます。
低価格マットは、あの独特のもっちり感が少ないのです。
何で他社が安い低反発マットを出しているのにトゥルースリーパーはいつまでも値下げをしないのか?
メーカーの考え方もあると思いますが、きっとそこそこ原価が高いんだと思います。
日本の低反発メーカーで、サイズ指定できるクッションを買った事がありますが、やはり良いスポンジを使ってるものは高かったです。
低反発ならどれも同じと思っていると損をしますので、ご注意ください。
清涼メッシュカバーというのもありますが気休めです。
メッシュになっているので見た目は涼しげですが、夏に寝た感じは変わらず暑かったです。
清涼感を得たいなら、下でご紹介するベットパッドがオススメ。
因みにこちらは、スウィートスリーパーです。
トゥルースリーパーの偽物っぽいイメージですが、モノはちゃんとしてます。
実際使用してみた感じ目を瞑ったら区別つきません。
カバーの質感まで同じです。
どうしても予算が無く、低価格帯の低反発マットを買うなら、少しでも重さのあるものにされるのが良いと思います。
厚さと大きさが違うと重さは変わりますので、10cm角でどうか等、同じ条件で重さを比較してください。
あくまでも個人的に数年単位で使用してみた感想ですが、同じ厚さでも重い方がウレタンフォームが詰まっていて長持ちすると思います。
低反発スポンジの欠点
低反発スポンジは、通気性がほぼ無いので夏は熱いです。
低反発素材の枕なんか、夏は不快なだけです。
毛細血管を押しつぶさないので、血行的には良いらしいのですが、暑い夜中に枕が熱いのは本当に不快ですよね。
ひんやり素材のまくらカバーがあれば、何とか行けるかも・・・。
私は低反発枕の熱がこもる感じがダメでした。
枕に関しては、低反発はお勧めしません。
特に夏は。
枕は昔ながらのそばがら枕が、高さの調整も容易で夏冬も熱問題がなく快適ですね。
低反発マットを使うなら、マットの上に敷ける薄いベットパットの使用をお勧めします。
こんなのです。
これ、そこそこひんやりします。
低反発ウレタンフォームも元々NASAのスペースシャトル用だった気がします。
これもそうみたいです。
すべすべした肌ざわりが、私は好みではないのですが、家族には好評でした。
寝具コーナーなんかに行くと売ってますので触ってから購入すべきです。
使っていると毛玉が良く出来ます。
私のお勧めは、冷たくするのではなくさらっとする「しじら織り」のベットパッドです。
普通の布団にもベッドにも使えます。
夏は涼しく、冬は暖かいという優れもので、安いのが特徴です。
最初は、肌触りが硬いものもあります。
手で触ってみると痛そうに感じるくらい硬いのが良いです。
寝てみると硬い方が、肌への密着感が少なくさらっとします。
これ本当に気持ち良くて、マジでお勧めです。
暫く使っていると、硬い繊維が柔らかくなってくるのが残念ですが、低価格なので買い替えも苦になりません。
速乾性で洗濯してもすぐ乾きます。
速乾性なので寝汗をかいてもべったりしないのだと思います。
汗っかきな、子供にも使ってます。
売り文句通り、本当にさらっと爽快です。
低反発マットは、夏は柔らかいのですが冬は硬くなります。
これは、気温によって硬さが変わるという低反発スポンジの特性です。
冷えた部屋の低反発マットにジャンプして飛びこむのは止めましょう。
固くて怪我しますよ。
人間の体温程度ですぐ柔らかくなるので、ベットに入った瞬間少し硬いのは我慢しましょう。
気を付けなければならないのは、カビです。
通気性が無い事から万年床では、確実にカビると思います。
床に直接置いて使用していると、普通の布団よりカビ易いと思います。
先ほど薄いスポンジマットを敷くと床付きしなくて良いと書きましたが、カビ対策の意味でもスポンジマットは有効です。
何かしらマットの下に湿気を吸うものを敷き、時々陰干しするのが良いと思います。
布団下に敷く湿気取りシートもありますが・・・あまり効果なかったですね。
低反発マットは、スポンジにカバーがありません。
高い価格帯のものは、薄い紙の様なカバーが付いているものがあります。
シーツでは無くスポンジカバーです。
低反発マットは、表面が完全滑り止めのような素材なので、こういったカバーがないとシーツを被せるのに苦労します。
裸のウレタンをうっかり床に置こうものなら、床に落ちている髪の毛や埃など全てのゴミを吸着します。
ゴミが付いてしまったらコロコロするのが一番です。
シーツ替えを楽にしたい方は、シーツを2枚重ねましょう。
頻繁に替えるのは外側だけにします。
それだけで、日々のお手入れが楽になりますよ。
専用のシーツでなくてもサイズさえ合っていれば可能なのでお試しあれ。
最近は、低反発よりエアウィーヴの方が人気ですね。
ウィーヴですよ、ウィーブじゃなくて。
こういう寝具に紛らわしい文字使うのが多いのは、何ででしょうね?
スポーツ選手に人気あるようです。
横になった事はありますが、私にはちょっと固いかな。
熱がこもらない快適さは低反発では味わえません。
それにしても高いですねぇ・・・
幾ら良くても、私には買えないっす!