枕って本当に難しいです。
高さ・角度・硬さ・沈み込み具合などなど、非常に種類が多いです。
横向きだと丁度良いのに仰向けになると高く感じたり、その逆だったり・・・
好みもありますが、体型や頭の重さ、寝相によっても、合う合わないが出てきます。
今回は、肩コリが酷い私が買って良かった枕を紹介します。
枕が合わないと凄く肩がこります。
酷いと起きた時に頭痛がします。
仕事柄デスクワークが長いので、首、肩、腰がすんごく痛くなります。
これ、若い頃からずっとです・・・正にガラスの肩と腰です(笑)
枕の高さが合っていないと肩がこるだけでなく、腰も痛くなりますし、疲れが取れず全身だるさが残ります。
本当に困ったものです。
これまで色々枕を買ってきましたが、合わずに使わないと言うか、使えない枕がクローゼットに眠っています。
ネットで高評価を受けている商品は大体間違いありませんが、枕に関しては例外と感じます。
せっかく買ったのに使えないと落ち込みますが、合っていない枕を我慢して使うのはキツイですよね。
自分に合った枕の高さを知るにはバスタオル枕
バスタオル枕は有名なので、知っている方も多いでしょう。
バスタオルを2〜3つ折りくらいにして、数枚重ねて枕にするというものです。
両手を胸の前でクロスしてゴロゴロ左右に転がり、楽に寝返りが出来る高さが良いと言われています。
1枚追加するか減らすかで快適さが大きく変わるので、枕の高さの大事さが実感できます。
横向きに寝る方は下の肩が圧迫されないよう少し高め、仰向けに寝る方は気道が狭まらない少し低めが楽だと思います。
布団とベットでは身体の沈み方が違うので、適切な高さは変わってきます。
私もしばらくバスタオル枕で寝ていました。
枕の高さが合っていると、起きた時の首や肩の痛さが無くなります。
凄く楽になったので、しばらくバスタオル枕で寝ていました。
でも・・・数日でタオル生地が潰れて硬くなるんですよ。
横向きに寝ていると耳が痛くなるし、仰向けだと首の付け根が痛くなります。
明らかに血流を阻害している感じ。
バスタオルは大きいので、枚数があると洗うのも大変です。
バスタオル枕のためだけに洗濯機を1回余計に回さなければなりません。
洗濯が大変なので、結局止めちゃいました。
自分に合った枕の高さを知るには良いと思いますが、ものぐさな方にはオススメ出来ません。
低反発枕は夏は暑くて不快です
低反発ウレタンは、使う人の頭の形に沿って変形しますし、毛細血管を潰さず血流を妨げないという良い面があります。
枕は低反発派という方も居るでしょう。
低反発ウレタンフォームは、寒いと硬くなる性質があります。
冬は体温が枕に伝わるまで硬く感じます。
体温が伝われば軟らかくなるので、寒い季節はまだ大丈夫です。
問題は夏です!
低反発ウレタンフォームは、高密度なので通気性が皆無です。
夏は、とにかく暑く非常に蒸れます。
寝る時に頭を冷やせないと、眠りの妨げになります。
人は眠くなると、手や足が暖かくなります。
試しに「眠い」と言っている人の手を触ってみてください。
暖かくなっている事が多いはずです。
睡眠時は身体から熱を逃がして体内深部温度を下げますが、脳の温度も下がることが解っています。
枕が熱を持っていると、上手く脳温度が下げられず、眠りが浅くなります。
寝たのに、疲れが取れない眠りになってしまう訳です。
低反発で有名な某メーカーの低反発枕を使っていたこともありますが、ウレタンは枕素材として良くないと感じました。
低反発ウレタンは、洗濯出来ないのもイマイチです。
羽毛枕は、ふわふわだけど高さが出ない
ホテルの羽毛枕は、好きですか?
フワフワで気持ち良いですよね。
私もフランフランの羽毛枕を数年使っています。
非常にふわふわで気持ちが良いのですが、軟らかくて頭が沈み過ぎてしまうため、しばらくして2個目を購入しました。
すると、枕の中に入っている羽毛を包む袋が、妙なバリバリ音がするダメ素材に変更されていました。
寝返りする度にバリバリうるさくて耐えられません。
潰れず硬いので、頭が全く沈まず首が起きすぎて苦しくなります。
羽毛のくせに非常に反発力があるので、足を乗せるには良いかもですが・・・。
枕として全く使えず、2個目は即クローゼット行きになりました。
もったいなかったなぁ〜(泣)
全く同じ枕でも外見では判らない事もあるので、枕は必ず試用して買ってください!
仕方ないのでバスタオルを数枚敷いて高さを出し、その上に1個目のフワフワ羽毛枕を乗せて使っています。
羽毛のフワフワを維持しつつ、バスタオルによって最適な高さにしています。
フランフランの羽毛枕は数年前に購入したので、現在売られている羽毛枕がどんなものかは解りません。
良くなっているかもしれませんので、気になる方はリアル店舗で実物を確認してください。
ホテル仕様の枕は、ネットでも販売されています。
少し高いですが、良い羽毛枕は長持ちします。
羽毛は、吸放湿性や保温力が高いのが特徴です。
夏に使っても蒸れませんし、冬はヒンヤリしません。
また、フワフワが長持ちします。
枕の中央を上下から軽くポンポンと叩いて空気を入れてやるだけでフワフワが復活します。
一度ペタンコになったら戻らない、わたの枕とは違います。
軟らかい枕が好きな方には良いと思います。
フワフワな羽毛枕はどうしても頭の重さで沈み込むので、高さが欲しい方は2個買うか、私のようにバスタオルを敷いて高さを調整してください。
ほとんどの羽毛枕は、洗濯可能です。
そもそも製造時に羽毛は洗濯されてから詰められています。
濡らすと獣臭が出るものもありますが、完全乾燥すると匂いは無くなります。
完全乾燥させないと雑菌が繁殖して、獣臭が強くなります。
1回の丸洗いで臭いが取れなければ、2回洗って下さい。
本当は手洗いが良いのですが、私は何度か洗濯機で丸洗いしています。
それで問題が起こった事はありません。
洗濯機で気を付けるのは、羽毛枕が浮いて来ないようにする事です。
縦型全自動洗濯機は、洗濯槽の上から水を落とす機構になっていますが、枕が完全に浮くと洗濯槽に蓋をするような形になります。
枕によって塞がれた水は、洗濯層の外に溢れ、洗濯機の下が水浸しになります!
特に脱水後のすすぎ注水時は注意です!
実は1度やっちまいました(笑)
直ぐに気が付いたので大事には至りませんでしたが、床掃除が大変でした。
羽毛は洗剤が残りやすいので、すすぎは念入りに!
脱水をしっかりかけてから干しましょう。
数ヶ月前に購入した、高さ調整可能なビーズ枕!
雑貨屋さんに数種類の枕が置いてあったので、試したところ「おぉ〜良い!」と感じる枕があったので購入しました。
それがモリシタのシンプルピロー プラスワン(ビーズ)という枕です。
モリシタは、枕やクッションでは国内最大のメーカーです。
非常に多くの製品を手掛けています。
生産は中国です。
枕は、ジッパー付きの専用袋に入っています。
袋から出したところ。
中央に窪みが2列あり、首元から後頭部にビーズが逃げないようになっています。
寝返りしても落ちにくいように両サイドが若干高くなっています。
仰向けで頭を中央に置いた時に、寝返りして横向きになると丁度少し高い位置に頭が来るので肩を圧迫しません。
表面は、肌触りの良い立体生地が使われています。
大多数の方は枕カバーをすると思うので、肌さわりは関係なくなりますが1度はそのまま寝てみてください。
ふんわり生地が気持ち良いですよ。
横がメッシュ状になっており、空気の出入口になります。
裏返すと中央にジッパーが付いています。
この枕最大の特徴である秘密がこのジッパーの中にあります。
枕の名前が「プラスワン」となっている由来です。
このように低反発ウレタンシートが1枚入っており、抜く事ができます。
ウレタンシートの厚さは、約1.3cmほど。
この低反発シートを入れると枕が高くなり、少し硬めの寝心地になります。
抜くと、ビーズだけになるので、低くて軟らかい寝心地になります。
ビーズだけの方がソフトで気持ち良いです。
購入したのは「ビーズ」ですが、このシンプルピローには「低反発チップ」と「ラテックスチップ」バージョンもあります。
どれも試しましたが、私はビーズが1番良かったです。
頭を置いた瞬間にマイクロビーズが頭に沿って変形するので、包み込まれる感じがします。
よくあるビーズクッションは、ビーズを包んでいる布が薄くて伸縮する素材ですが、この枕は伸び縮みせず、頭が沈みこみ過ぎないのが良いです。
価格も手頃なので、買いやすいです。
店舗より、ネットの方が安いと思います。
このシンプルピローには、上位バージョンがあります。
それが、高さの調節できるまくらatWiLLという商品。
シンプルピロープラスワンはビーズ枕に低反発シートが1枚付いてきますが、こちらは低反発シートと高反発シートの計2枚が付いてきます。
ビーズ枕のみ、ビーズ枕+低反発シート、ビーズ枕+高反発シート、ビーズ枕+低反発シート+高反発シートという4段階の高さ調整が可能です。
サイズはシンプルピロープラスワンより少しだけ小さいです。
「ビーズわた」「パイプ」「高反発」「低反発」タイプというバリエーションがあり、種類によって色が違います。
少し値段は上がりますが、高さのバリエーションが欲しい方はアリだと思います。
安いシンプルピロープラスワンを買って低かったら、ホームセンターで低反発マットやスポンジマットを買って、一緒に枕カバーに入れれば安く済むかも知れません。
使い心地、洗濯、ビーズの補充
しばらく使っていますが、硬すぎず柔らかすぎない絶妙さが何とも心地良いです。
ビーズが横に流れて枕が低くなり過ぎる事もありません。
枕の上に頭を乗せて頭を少し左右に振るだけで、頭や首の形状にフィットしてくれます。
ビーズ枕は、熱がこもりやすい傾向があります。
使いはじめたのが秋で暑い日もありましたが、今のところ枕に熱がこもる感じはありません。
蒸れるかどうかは、真夏の熱帯夜に使ってみないと判らないので何とも言えません。
サイズも普通なので、その辺で売られている標準サイズの枕カバーに入ります。
ニトリやホームセンターなどに安価な枕カバーが売られているので、好きな素材を選べば良いでしょう。
残念ながら丸洗いは出来ないと洗濯表示に書かれています。
普通のビーズクッションが洗えるので、手洗いなら大丈夫だと思いますけどね・・・
汚れてきてどうしても洗いたくなったらダメ元で洗ってみようと思います。
枕表面の立体生地とビーズの入った袋が一体化しているので、ビーズごと洗う事になります。
ビーズ袋だけを取り出せればと思いますが、別にするとビーズの良さが薄れるのでしょう。
洗濯表示を無視して洗う事になるので、丸洗いは自己責任ですよ!
長く使っていると、中のビーズが潰れてボリュームが無くなってくると思います。
これは、ビーズ製品の宿命ですね。
その時は、こういった補充用ビーズを買って追加してやろうと思います。
ビーズ追加用の穴が無いので、穴を開けて縫い直してやらねばなりません。
ちょっと面倒ですが、新しいのを買うよりは安いはず!
昔ながらの、そばがら枕も好きです
夏になると、そばがら枕が欲しくなります。
そばがら枕は、好きな高さに変形でき、放熱性の高さが魅力です。
そばがらが擦れるジャリジャリ音が嫌な方も居るようですが、私は気になりません。
そばがら枕の欠点は、ホコリが出やすい、虫が付きやすい、洗えないといった部分です。
これは、時々干してやれば良いだけです。
数年使って、そばがらが砕けた粉が出てくるようになったら寿命です。
古いそばがらを入れ替えるしか手がありません。
かなり前に、そばがらが入った枕を使っていました。
わた枕の片側にそばがらが少し入っていて、夏はそばがら面を使い、冬はわた面を使うという2通りの使い方が出来るものです。
長く使ってボリュームも落ち、汚れたので捨てようと思いましたが、試しに洗ってみました。
先ずはダニ退治だ!と思い、浴槽に55度のお湯を少し入れて枕を投入!
すると、茶色のそばがら茶が大量に出来ました(笑)
何度かすすいだ後、普通に洗濯機で洗いました。
虫が湧くのが怖いので、数日間天日干しをして、最後に布団乾燥器をかけて徹底的に乾燥させました。
枕自体は綺麗になりましたが、中のそばがらは粉砕され粉々になりました・・・。
そばがら枕を洗いたくなるほど汚れたら、そばがらを入れ替えるのが基本みたいです。
このような詰め替え用のそばがらも売られていますが、やや値が張ります。
安いものを探せば1kg650円くらいからありますが、送料を考えると新品のそばがら枕を買った方が安上がりかもです。
枕は合う合わないがあるので全ての方にオススメは出来ませんが、枕の高さがしっくりこなくてお困りの方には良いと思います。
質の高い睡眠のために、枕はとても重要です。
ご自分に合った枕で、良い睡眠を!