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2017年03月15日

ノートン自動延長は損!サポートにお願いして有効期限を統合する(ノートン2)



前記事で、ノートン3台3年版を購入しました。
今回は、少し複雑な有効期限の統合方法を解説します。
後半にノートン以外のオススメセキュリティソフトも少しご紹介します。

それでは、引き続きノートンを設定して行きましょう。

ノートンパッケージ画像

ノートンセキュリティを初めて使う方は、体験版を活用しましょう!
購入したノートンを直ぐにインストールしても構いませんが、少し待ってください。
ノートンには、無料で使える体験版が用意されています。

体験版は無料で、30日間フル機能のノートンが使えます。
体験版をインストールし、30日後にアクティブ化すれば30日分お得です。

デラックスとプレミアムがありますので、購入したものと同じ名前の「体験版」をダウンロードしてインストールしてください。

ノートンは、体験版と製品版が同じです。
プロダクトキーを入れてアクティブ化すれば、その日から製品版として使い続けられます。
製品版を再インストールする必要はありません。


既にノートンを使用している方は注意!


既にノートンを使用されている方は、有効期限まで日数が残っているはずです。
この残日数は、購入したノートンの有効期限に統合(追加)できます。
有効期限が30日残っていた場合、1年版を追加すると365日+30日になり、有効期限が395日になる訳です。

有効期限を統合をせずに、そのままプロダクトキーを入れてしまうと残っていた30日が加算されず365日だけになってしまいます。
つまり30日分損するってことです。
1日も無駄にしたくない!という方は、絶対統合しましょう。
有効期限を統合して1つにまとめれば、無駄になる日数がありません。

有効期限が過ぎてからアクティブ化すると1日も無駄が出ませんが、インストールするまでパソコンが無防備な状態になります。
有効期限の最終日にアクティブ化できれば、残日数が無駄になる事はありません。
ただ、忘れるとウィルス感染の危険があります。


有効期限を統合して、残り日数を1日も無駄にしない


有効期限の統合は、サポートにお願いします。
有効期間の統合は前記事で書いたノートン電話サポートでも出来ますが、電話はプロダクトキーを口で言うので、聞き間違いが起きやすいです。
私は、サポートチャットを利用しました。


ノートンチャットサポート登録
名前:ノートンアカウントで使用している名前を入力します。

メールアドレス:ノートンアカウントに登録したメールアドレスを入力します。
ノートンアカウントに登録していない時は、登録予定のメールアドレスを入力します。

電話番号:連絡先を入れます。
今まで電話番号が使われた事はありません。
緊急時や、どうしても折り返し連絡が必要な時に使われます。

カテゴリ:質問内容のソフトを選びます。

お問合わせ内容:具体的な内容を簡単に書きます。
「既に使っているノートンに、新たに購入したノートンセキュリティの有効期限を統合したい」で良いと思います。

下にスクロールすると[個人情報の利用目的に同意して続ける]ボタンがありますので押してください。
画面が更新されます。
チャットを利用するボタン
[チャットを利用する]ボタンを押すとチャットが始まります。

チャットに入ると、ノートンアカウントのメールアドレスを聞かれます。
メールアドレスを言うと、担当がユーザーのノートン情報を確認してくれます。
ノートン製品はメールアドレスに紐付けされているので、メールアドレスを言うだけで製品の使用状況をサポート側で調べられます。

購入したノートンのプロダクトキーを伝えて「使用中のノートン残日数と統合して欲しい」とお願いします。
すると、どのランセンスにどのライセンスの残日数を統合するか確認があります。
ノートンインターネットセキュリティを使っていた場合、購入したノートンセキュリティのライセンスをアクティブ化して欲しいと言われます。
サポートの指示に従ってアクティブ化します。
チャットサポートは繋いだままにしてください。


購入したノートンをアクティブ化する


ノートン起動時に「今すぐアクティブ化」というウインドーが出る場合は、そこからプロダクトキーを入れても構いません。
「今すぐアクティブ化」が出ない場合は、手動でアクティブ化してやります。

手動でアクティブ化するには、ノートンを起動します。
右上の「ヘルプ」文字をクリックします。
ヘルプクリック

次の画面で、右下の「プロダクトキーの入力」文字をクリックします。
プロダクトキーの入力クリック

購入したノートンのプロダクトキーを入力して、「次へ」をクリックします。
プロダクトキー入力

この後、サインインが必要な場合は、ノートンアカウントにサインインします。

これで、購入したノートンのプロダクトキーがアクティブ化できます。
アクティブ化するとライセンスだけ、ノートンセキュリティに切り替わります。


アクティブ化したノートンライセンスへの残日数統合と確認


アクティブ化終了後、以前使っていたノートンの残日数統合処理をサポートにお願いします。
統合作業は、あっという間に済みます。

念のためノートンアカウントにログインして有効期限が延びているか確認します。
ノートンアカウントへログインします。
メールアドレスとパスワードを入力して[サインイン]ボタンを押します。
ノートンアカウントログイン
ログインするとデバイスの状態に関して警告が出る事があります。
今は無視して構いません。

サインインしたらメニューの[マイノートン]内にある[マイサービス]を選びます。
[マイノートン]→[マイサービス]

ここでノートンの有効期限やインストールされている端末台数などの情報が確認できます。
有効期限が延びていない場合は一旦ログオフして、再度ノートンアカウントにログインすると情報が更新されます。
問題が無ければ、チャットを終了します。

チャットが終わると、内容を印刷できるアナウンスが出てきます。
印刷設定から、PDFを選べばデータとして保存しておくことが出来ます。
後で読み返す事が出来るよう、何らかの形でチャット内容を残しておく事をオススメします。

すっかり忘れていましたが、私は2つのノートンを持っていました。
忘れていたノートンに、有効期限日数がそこそこ残っていました。
インストールする端末は3台で良いので、2つのノートンの有効期限を1つのノートンに統合してもらいました。

ノートンAが残日数30日
ノートンBが残日数100日

ノートンAにノートンBの残日数を統合してもらうと、ノートンBのライセンスが消滅して、ノートンAの有効期限が130日になります。
サポートでは、購入したノートンの使用期限統合だけでなく、ノートンライセンス同士の日数統合も出来ます。
どちらのライセンスに日数を統合するか選べます。

ノートン製品の有効期限の最長は4年(1460日)です。
統合後の残日数が、1460日を超える日数は消えてしまいます。
有効期限が2年残っているノートンに、購入した3年版の有効期限統合すると1年分消えます。
本当に消滅して、取り返しがつかなくなるので気を付けてください。

ノートンのサポートは日本人ではありませんが優秀なので、無駄になる日数がある場合は教えてくれると思います。
心配な方は無駄になる日数がないか確認してください。


ノートンセキュリティのプロダクトキーでノートンインターネットセキュリティを使う


言葉にするとちょっと難しいので、個々のケースで説明します。
どのライセンスをアクティブにするか?どのノートンを使うか?を分けて考えると解りやすいかも知れません。

・現状ノートンインターネットセキュリティを使っていて、ライセンスだけノートンセキュリティにする場合
既にノートンインターネットセキュリティを使用していて、ライセンスだけノートンセキュリティにした場合は、ノートンインターネットセキュリティをアンインストールしたり、ノートンセキュリティを新たにインストールする必要はありません。
購入したノートンセキュリティに付いているコードでアクティブ化するだけでそのままノートンインターネットセキュリティを使い続けられます。
残日数がある場合は、有効期限を統合するるのを忘れずに!

当たり前ですがノートンインターネットセキュリティをアンインストールしませんので、設定が消える事はありません。
新しいノートンセキュリティのライセンスで、ノートンインターネットセキュリティが動いている形です。

ノートンセキュリティのプロダクトキーでアクティブ化しておけば、他の端末(スマホなど)に複数台ライセンスを利用してノートン製品を入れる事が可能です。
ノートンインターネットセキュリティのライセンスはスマホやタブレットに対応していませんので、それらの端末には入れられません。
再設定が面倒なので、私はこっちのパターンで運用しています。

・現状ノートンインターネットセキュリティを使っているが、ノートンセキュリティに完全移行したい場合
ノートンインターネットセキュリティを使っている方が、完全にノートンセキュリティに移行するにはノートンインターネットセキュリティをアンインストールして、ノートンセキュリティをインストールしてやる必要があります。

ノートンインターネットセキュリティをアンインストールしてしまうので、IDセーフ以外の設定は引き継げません。
ファイヤーウォールや通信許可などの細かい設定は、ノートンセキュリティをインストールした後で再設定する事になります。
ここが昔からノートンのダメなところ!
設定くらい外部に書き出して、読み込みで引き継げるようにして欲しい。

ノートンインターネットセキュリティとノートンセキュリティの違いは、バックアップ機能が付いているくらいなので、再設定するのが面倒な方はノートンインターネットセキュリティのまま使い続けた方が良いと思います。


作業順番は、購入したノートンのアクティブ化→ノートンサポートで有効期限の統合という順番です。
購入したノートンセキュリティのプロダクトキーをお使いのノートンインターネットセキュリティでアクティブ化すると、それまで使っていたノートンインターネットセキュリティの残日数が消えます。
しかし、残日数が消滅するのではなく古いアカウントに紐付けされたまま残っています。
サポートに連絡して残日数をアクティブ化したノートンセキュリティに追加してもらいましょう。

サポートチャットで、どのライセンスの残日数をどのライセンスに統合したいのか申し出て、指示に従いながらその場でプロダクトキーをアクティブ化した方が安全です。
一通り処理が完了したら、念のためパソコンを再起動しましょう。

ノートン製品は、3年以上の有効期間があると残日数は表示されません。
代わりにサブスクリプションの状態が"アクティブ"と表示されます。
ノートンセキュリティアクティブ化後
3年版に他のノートンの残日数を追加した後で、現状の残日数を確認したい時は"アクティブ"の文字をクリックすると確認できます。


セキュリティソフトの比較


ノートンインターネットセキュリティは、ノートンセキュリティに名前が変わりましたが、中身はほとんど変わりません。
その内ノートンインターネットセキュリティからノートンセキュリティすると思いますが、その時はノートンインターネットセキュリティをアンインストール、ノートンセキュリティのインストール、アクティブ化をする事になります。

ノートンインターネットとノートンセキュリティの違いは、画像、音楽、会計ファイル、ビデオ、オフィス文書、電子メール、連絡先、お気に入りサイト、指定ファイルとフォルダの自動バックアップ機能くらいです。
バックアップ機能を使わないのであれば、切り替える意味がありません。
軽さや処理速度も同じです。

初めてノートンセキュリティを使う人が積極的に詳細設定をカスタマイズしようとすると、項目の多さに苦労すると思います。
良く解らない方は、何もせずに初期設定のままで構いません。
パッケージにも「何もしなくてもあんしん」と書いてありますし。
設定が必要になってから徐々にやって行けば良いです。

何かあると画面の右下にヒョコっとメッセージウインドーが出てきます。
そのメッセージで、ノートンが何をしているか解ると思います。
メッセージを出さないようにも出来ます。

ノートンインターネットセキュリティ2007の頃は、ノートンのせいでパソコンが重くなったりしましたが、現在は凄く軽くなっています。
スピードに関しては、他のセキュリティソフトと遜色ありません。
ほぼ全てのセキュリティ機能が入っていて、安定性が高く、勝手に動いていてくれるので初心者にもオススメ出来ます。

1つだけ注意する点は、自動延長です。
今後もこっそり値段を上げてくると思うので、確実に停止させておきましょう。 

いきなり3年版を買うのが不安なら、1年3台版が良いと思います。
3年3台版は、10,900円前後なので1年が約3,630円となりお得です。
1年3台版は、1年で5,654円なので割高になります。



ノートンとよく比較されるのが、ESETというセキュリティソフトです。
ヨーロッパのスロバキアにあるEset社が作っています。
知名度はまだありませんがユーザー評価が高く、じわじわ人気が上がってきています。
2016年度 BCNセキュリティユーザー調査で3年連続1位を獲得しています。

ウィルス検出率が高いのに、貧弱なPC環境でも動く設計で軽さは1番です。
国内総代理販売しているのが「キヤノンITソリューションズ株式会社」でサポートも安心。

今回、本格的にノートンからESETに乗り換えようか迷いました。
テスト的にESETを使ってみましたが、本当に軽いです。
気が付かないうちに全HDD内をチェックしています。
ウインドーもスッキリしていて、初心者でも使いやすいと思います。

先ずは30日無料の体験版から入れてみると良いでしょう。
良いと思ったら、製品版を買ってアクティベーションすればそのまま使い続けられます。

ESETは、1台3年版がオススメです。
ライセンス数が足りなければ、追加する感じで。
こちらは最新版ではありませんが、有効期限内はいつでも最新にバージョンアップできます。

オンラインコード版で良ければ、5台3年版が9,800円で買えます。
時期によってセールがある場合も。


カスペルスキーも人気があります。
名前から解るように、ロシア製です。

カスペルスキーの売りは、ウィルスやスパイウェアに対する検出性能の高さです。
ファイヤーウォールも防御力が高いと言われています。
脆弱性対策やWiFi盗聴防止機能など、痒いところに手が届く機能も搭載しています。

残念ながら軽さはありませんので、ロースペックPCには向きませんが、今時のPCであれば問題ないと思います。

3年5台版が10,880円なので、1台当たりの単価はノートンより安くてお得です。


マカフィーは、マカフィー リブセーフが同居家族なら何台でもインストールOKという素晴らしいシステムです。
他社も見習ってほしいと思います。
ただ、セキュリティ性能は・・・

アマゾンで売っているパッケージ版は、ダウンロードするサイトとコードが記入された紙だけが入っているだけのようです。
そのアドレスで英語の宣伝サイトに誘導され、困っているレビューが幾つかありました。
初心者どうこう以前の問題です。

昔のマカフィーは、信頼性ありましたけどね。
2011年にインテルに買収されてから、魅力が無くなりました。
オススメしないので、リンクも張りません。


ウィルスバスターは、良くアマゾンで割引されています。
何かを買うとバンドルされている事も多いですね。
量販店でのセールも良く見かけます。
ウイルス検出率は悪くありませんが、問題ないものを検出してしまう場合もあります。

ウイルスバスタークラウドになってから、重くなったと聞きます。
Anti-malware Solution Platformというのが頻繁に動いて、ディスク使用率100%になってしまうようです。
ディスク使用率100%は、昔のノートンにもあってイライラさせられました。
オススメしないので、リンクは張りません。


全方位をカバーしているノートンをオススメします


今回、ノートンからESETに乗り換えなかったのは、導入する際の手間です。
これまで長くノートンを使ってきて、何かあるごとにセキュリティ設定を見なおしてカスタマイズしてきました。
大したカスタマイズではありませんが、それをまた1からやるのは面倒過ぎます。
私と同じ理由でセキュリティーソフトを変えない方も居ると思います。

ノートンはシマンテックの基幹製品である事から、頑張っているのが伺えます。
新手のウィルスが出回った時の対応は、早い方だと思います。

滅多にありませんが数年に1回くらい、ノートン先生がポカをします。
マイクロソフトもWindowsアップデートで悪さをする事がありますが、ノートンの自動アップデートがトラブルを起こす場合もあります。
マイクロソフトとは違い、直ぐに対応されるので大きな問題にはなりませんが焦ります。
ここ数年は、良い子ですけどね・・・

何も考えずにインストールしとけば安心という意味で、初心者でも使えると思います。
細かくカスタマイズしたい中級レベルの方も満足できるはずです。
ファイアーウォールで外からの攻撃を防ぐのはもちろん、パソコン内にあるプログラムごとの通信制御も可能です。
やばいプログラムを開こうとすると、自動的にウィルス除去してくれます。

あまり説明が無いので細かく設定をいじる際は、ブログなどの設定解説が役に立ちます。
日本でもノートンを使っている方が非常に多いので、情報は得やすいです。
システム的な不具合の際、ツイッターに文句が出るのも早いので直ぐに気がつけます。

ノートンサポートは、日本人では無く日本語が堪能な中国人ですが、とても親切なので心配は要りません。
電話もチャットも直ぐに繋がりストレスがありません。
チャットサポートが無料で24時間対応なので、困った時にいつでも相談できます。

色々あったノートン製品ですが、ノートンセキュリティに統合されました。
これから劇的な進化は無いと思いますが、安定域まで達したとも言えます。
長く使ってきて良い部分も悪い部分も知っていますが、セキュリティのオールインワンパッケージとして1番オススメできます。


今時セキュリティソフトを入れていない方は居ないと思いますが、無料のセキュリティソフトは止めときましょう。
タダより高いものはありません。
ウィルス定義の更新度も低く、検知率がイマイチです。
資金力を持って対策に当たっている企業と、広告などでやりくりしている企業で差が出るのは必然です。

セキュリティソフトで安全なパソコン環境を維持しましょう!
参考にして下さいな。

posted by ユージュー at 18:28 | Comment(11) | PC セキュリティ