今回は、ダイソンへの保証登録方法とV8をしばらく使ってみた感想です。
しばらく使って改善してほしいところが出てきました。

ダイソン掃除機には2年間のメーカー保証があります。
保証を受けるための製品登録は、購入から30日以内にしなければなりません。
登録に必要なのは説明書にある製品製造番号(シリアルナンバー)と購入日です。
メーカー2年保証
お買い上げ後30日以内に登録いただくと、購入日より2年間のメーカー保証が適用され、修理にともなう部品やサービス費用がこの保証に含まれます。 ダイソンの迅速かつ最適なサービスを確実に受けていただけるよう、お買い上げ後すぐに保証登録を行ってください。 また、お買い上げ日を示すレシート、領収書、配送伝票などを保管してください。
ダイソン取扱説明より引用
このように既定では「30日以内に登録すれば保証が適用される」と書かれています。
では、30日以内に登録できない事情があったり、うっかり登録を忘れて30日以上経ったら登録できないかというと登録はできます。
現時点では登録していない状態でも修理を依頼するときに登録すれば2年保証は受けられます。
「保証適用外となるケース」や「保証に関する注意事項」という細かい文字で書かれた規定内に(30日以内に登録しないと保証が受けられない)との記述がないので、登録しなくても大丈夫だと思いますがオススメはしません。
こういった規定は、知らない間に改定されてる事があります。
製品登録は公式サイトから出来ます。
製品に付いてくるハガキの郵送でも登録可能です。
ダイソンお客様相談室(0120-295-731)への電話でも登録が可能です。
電話サポートは、月〜日および祝日の9:00AM〜5:30PMとなっています。
時間帯や曜日にもよって変わると思いますが、今回問い合わせた時は繋がるまで10分くらい待ちました。
サポートの方は、とても親切丁寧な明るいお兄さんでした。
どの方法で登録しても結果は同じです。
お好きな方法でどうぞ。
ダイソンはお客様を信用しています!
製品登録する際にレシートや納品書など、購入日を証明する提出物はありません。
って事は、虚偽の購入日で申請してもバレないのでは?・・・と悪魔がささやきます(笑)
これについてサポートに直球で聞いたところ「ダイソンはお客様を信用していますので!」という粋な回答をいただきました!
日々修理をしているメーカーがバッテリーやモーターの劣化状態、汚れ具合などを見れば購入日の虚偽申告はすぐにバレるでしょう。
明らかに怪しい場合は購入日の記録や領収書などの提出が求められる場合もあると思います。
悪魔のささやきは無視しましょうね。
不具合が起きなければなければ保証を使う事もないと思いますが、保証を受ける事になってから面倒なことにならないよう30日以内に登録しましょう。
ネット通販の購入日は、注文日ではなく製品が手元に届いた日で良いそうです。
ダイソンの掃除機は消耗品扱いの部品が多い
ダイソンは消耗品扱いの部品が多いので2年の保証期間内であっても有償修理になるケースもあります。
自分のミスで壊したなら仕方ないですが、普通に使っていたのに突然動かなくなって有償となるのは腑に落ちません。
そうなるかどうかは運としか言えません。
修理した方の多くは大体は21,600円で済んでいるようですが、故障個所によっては高額な追加費用がかかる可能性もあるとかないとか。
ブログなどの情報によると修理に出した際サポートから「同型の新しいダイソンを安い特別価格で販売できますよ!」と言ってもらえるケースがあるようです。
そろそろ買い替え時だな〜と思ってる時にそんな提示をもらえたら嬉しいですが、結局ネット通販の方が安かったというオチもあるので期待はできません。
全員が対象ではなく、ダイソン独自の条件があるようなので提案すらしてもらえない可能性もあります。
我が家にとって決して安い買い物ではなかったので大事に使いますが、どれくらい故障しないで動いてくれるかなぁ?
2年くらいで壊れて回らなくなる事が多いと噂のソフトモーターヘッドは消耗品という割り切りが必要かもしれません。
故障したらブログネタにはなりますが、できれば「長年使ってるのになかなか壊れんなぁ」と感じるくらいまで故障しないでほしいものです。
しばらく使ってみて改善してほしいところもチラホラ
ダイソンV8をしばらく使って改善してほしい点が幾つか出てきました。
致命的な部分ではありませんが、気になるところです。
ダストボックス(正式名称クリアビン)の中に粉状のゴミがうっすら残ります。
V8からゴム製スクレイパーによってゴミを掻き出す仕組みが採用されてゴミが排出しやすくなっています。
しかし、粉状の汚れは残ります。
クリアビンが透明で綺麗なので、粉ゴミが残るのが気になる方は居ると思います。
クリアビンに粉汚れが残るという事は、ゴミが通るサイクロンパーツ内にも粉汚れが残っているはずです。
細かい汚れを吸着する何かを吸って捨てる、これを繰り返すとサイクロンパーツ内部も綺麗になる!ってものが欲しい。
ゴミの通り道は同じなので原理的には出来そうですよね。
サイクロンクリーナーのクリーナー的なのをどこか開発してくれないかなぁ。
説明書に書いてある通り、しっかり掃除したい時はクリアビンを外して掃除できます。
サイクロンシュラウドという本体の網目部分もブラシなどで掃除可能です。
しかし、水洗いはNG。
ダストボックスが丸ごと水洗いできる日本メーカーの掃除機と比べると、この点はダイソンが劣っていると感じます。
1年も使うとサイクロンパーツ内部にゴミのカスが溜まって排気臭の原因になるようで、完全に分解して水洗いしているツワモノもいらっしゃいます。
サイクロン部分のパーツには電子部品が付いていないので分解さえできれば水洗い可能だとか。
ただし、分解すると保証が効かなくなります。
故障するリスクもあるので一般の方は手を出さない方が良いでしょう。
誰でも簡単に分解して水洗いできるようになってほしいですね。
以前の機種よりゴミ捨て時に埃が舞いにくくなったようですが、V8でも埃は舞います。
大きいゴミ袋の中でゴミを排出すれば四方への飛び散りは防げます。
この方法でゴミを捨てる場合は、埃が袋の入り口方向に舞い上がるので吸い込まないよう注意が必要です。
ガバッとクリアビンが開く機構なので、埃の舞い上がりは仕方ないのだと思います。
私はせっかく綺麗にした室内に埃をまき散らしたくないので、外に出てゴミ捨てしてます。
東芝のトルネオはごみを圧縮して舞い上がりを軽減しています。
ダイソンにも何らかの埃対策を期待したいところです。
前記事にも書きましたが、やはり本体にあるトリガーのロック機構が欲しいです。
トリガーを引き続けるのが疲れるというだけではなく、延長ホースを使うときに不便です。
延長ホースは吸引先を伸ばしたい時に使うので身体を延長ホース先に移動したくなるシーンがあります。
多くの掃除機はホース根元にスイッチがありオンオフ出来ますが、ダイソンは本体にあるトリガーを引いていないと動かないので本体から離れられません。
片手に本体、片手に延長ホース先を持って掃除できる範囲、つまり手の届く範囲でしか延長できないので「延長ホースの意味なくね?」となります。
本体を置いたまま延長ホース先だけを持って掃除できたら片手が空くので布団掃除の時に生地を押さえたり、掃除するものを片手で固定しながら吸い込めたり出来るのになぁ。
使いどころが限られる延長ホースではなく、使い勝手の良いフレキシブルノズルを付けて欲しかった。
ヘッドの取り回しにやや難あり
ヘッドの向きを変えたい時に掃除機本体を左右に回転させますが、ヘッドの回転性能が悪くスムーズについてきてくれません。
海外の広い住宅では滅多に小回りは使わないと思いますが、日本の狭小住宅では小回り性能が良い方が便利です。
ヘッドの小回りが渋いのは、ヘッド付け根の構造的な問題です。
日本製の掃除機を使っていた方は、ダイソンの首振りに違和感を感じるかも。
ヘッドをなるべく回さないような掃除方法に慣れるしかありません。
ヘッドの小回りに関しては、日本メーカーかエレクトロラックスが優秀です。
重さですが、奥様は「1〜2部屋軽く掃除するくらいなら全然重さは気にならないけど、40分フルで動き回ると腕に来るかも」と申しておりました。
通常モードの限界時間である40分間掃除機を稼働するという事は、トリガーを引いていない時間を含めると1時間前後掃除機をかけている事になります。
ダイソンの調査によると、一般的な日本の家庭において一回の掃除の約90%が20分以内、約99%が40分以内で完了していることが分かったそうです。
ウチも平均すると15〜20分くらい、長い時でも30分くらいです。
狭い家なので・・・
40分掃除機をかける事はほぼ無いので重さで億劫になる事はありませんが、私でも重さは感じます。
フローリングなら大丈夫ですが、カーペットなどはヘッドが生地に吸い付くので重さに拍車がかかります。
重さと吸引力は比例するので諦めです。
ダイソンに限らず、これからの掃除機はどんどん軽くなっていくでしょう。
ダイソンはV20くらいになったら指で押すだけってくらい軽くなるかもね(笑)
そのころにはVシリーズじゃなくなってそうですが。
吸引力より軽さを求めるならシャープのラクティブエアをオススメします。
マジで軽さに驚きますよ。
ダイソン縛りなら2.4kgのV7か、少しうるさいけど2.36kgのV6ですね。
ロングパイプを付けずにハンディとして使うならもっと軽くなります。
最新のV10は2.58kgとV8より少し軽くなっていますが、重い部類に入ると思います。
ダイソンで悔いなし!次もダイソンにする?
コード付掃除機と比べるとコードレスのダイソンは圧倒的に掃除がしやすいです。
もうコード付きには戻れないってくらい自由度が高いです。
コードレスの使い勝手を取ると、吸引力や動作時間に制限がかかります。
いくらダイソンの吸引力が凄いと言っても、それはコードレス掃除機の中ではという話。
きっとコード付きの強力な吸引力を売りにした最新機種には敵わないでしょう。
特にキャニスター型は、制限のない電力で大きいモーターをぶん回すので圧倒的なパワーがあります。
私は今のところは掃除中のバッテリー切れを経験していません。
よって「バッテリーが2個あって付け替えられればなぁ〜」と思った事がありません。
こう言うと「凄くバッテリーが持つ」と思われるかも知れませんが、そうではありません。
バッテリー切れを起こさない理由は、単純に本体にあるランプでバッテリー残量を把握できるからです。
バッテリー残量が解ると自然と掃除時間を調整するようになります。
まだバッテリーに余裕があるからもう少しやろうとか、残りちょっとだからここだけやっておこうとかね。
普段は通常モードで一通り掃除が済んだ時点でバッテリーが無ければ終わり、まだバッテリーに余裕があればラグなど深い部分にゴミが入り込むものを強モードで仕上げるという使い方が多いです。
通常モードの吸引力が弱いと強モードの出番が多くなるので、こうはいかないと思います。
買う前はバッテリーがすぐ切れて掃除が中途半端になってしまうのでは?と心配でしたが全然大丈夫でした。
このような使い勝手も含めてダイソンV8に満足しています。
ダイソンV8は性能の割に型落ちで安くなっていますのでコスパも良いと思います。
V10が欲しくないと言ったら嘘になりますが、カタログスペックでV8との性能差を見ると価格差を埋めるほどではないような気もします。
それだけV8の完成度が高いという事なのかも知れません。
使ってみたら「V10の方が断然良い!」となる気もしますけどね(笑)
日本メーカーのコードレススティック掃除機の方が優れている点もあります。
今回はたまたまダイソンが安かったので買いましたが、値段次第ではシャープのラクティブエアか東芝のトルネオを買っていた可能性もあります。
ダイソンを使って吸引力の大事さが解ったので、日本メーカーなら吸引力と重さのバランスが良いトルネオが良いかな〜。
次もダイソンを買うかどうかは、V8がどれだけ持つか次第です。
すぐ壊れたら「やっぱ家電は日本メーカーに限るわ!」となりそうです。
何年も壊れなかったり、壊れた時のサポートが良ければ「やっぱダイソン凄いわ!」となりそうです。
家電でハズレを引くことが多く苦労してきたので、耐久性や修理対応やサポート体勢を重視せずには居られません。
今の「買ってよかった」という気持ちが続くと良いですけどね〜。
ダイソン導入によって劇的にハウスダストが除去できたとは思いませんが、以前の掃除機と同じように掃除をしているのに取れるゴミの量と質が違います。
掃除を続けることで子供が少しでも楽になってくれると良いですが・・・
当記事が掃除機の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
良いお掃除ライフを!