冷蔵庫事情が解ったところで実際にどれが良いかです。
まずメーカーごとに用途に合う小型冷蔵庫を調べてみました。
・パナソニック
型式:NR-B148W
容量:138L
電気消費量:280KWh/年
運転音:23dB
開閉方向:右開き
製造国:中国製らしいです。
・三菱
型式:MR-P15Z
容量:146L
電気消費量:280KWh/年
運転音:22dB
開閉方向:右開き
製造国:タイ製らしいです。
・日立
型式:R-23FA
容量:225L
電気消費量:290KWh/年
開閉方向:右開き
製造国:調べていません
日立は、100L代の商品は出していない模様。
パナソニック製のコンプレッサーを使用しているようです。
他製品の倍近くの容量になってしまいますが、スリムなので置くスペースに余裕がプラス10cm前後あれば設置できます。
しかし、高さがあるので上にレンジを置く使い方は出来ないと思います。
これが小型サイズかと言われると微妙ですが、省スペースサイズでは唯一のインバーター制御だから超静かなのでは!?と期待しましたが公式ページや説明書で運転音表記は見つけられず。
仕方ないので運転音を直接メーカーに問い合わせました。
1メートル離れた位置での測定値で25dBだそうです。
本体裏のカバーも付いていないので、防音対策はされていないようです。
インバーターだから静かだと思ったのになぁ〜、ちょっとがっかり。
・シャープ
型式:SJ-PD14B
容量:137L
運転音:約23dB
電気消費量:290 kWh/年
開閉方向:つけかえどっちもドア
付属機能:プラズマクラスター
シャープの137Lのものはシルバーが無く、ピンクっぽい色か黒しかない模様。
ピンクカラーは女性向けでしょうね。
プラズマクラスターが実際どれだけ機能するのかは科学的に怪しいので興味なし。
つけかえどっちもドアは、設置場所に制限がある方には良いと思います。
こちらも中国製でしょう。
シャープは、SJ-H12Yという小型の118Lのものもありますが直冷式です。
気を付けてください!
・東芝
小さいものはホテル用の超小型の38Lくらいしか出していませんね。
受注生産で1台から買えるか解りませんがGR-HB30GA、GR-HB40GAという2種類の容量違いがあります。
インバーター制御の16dBという低音設計の高級品です。
ただ、150Lの小型冷蔵庫が買えるほどお高いので、選択肢には入りません。
・その他メーカー
ハイアール、AQUAなどのメーカー、聞いた事の無い中韓メーカーも小型冷蔵庫を多く出しています。
昔からある日本メーカーじゃないと検品が緩そうなのと、故障時のアフターケアがちと心配です。
直冷式で後悔しないように
以前寝室で使っていたボックス型の超小型冷蔵庫はハイアール製でしたが、8年故障知らで凄く静かでした。
冷凍庫としても使えるものだったので冷却力があり優秀でしたが、直冷式で霜が付きまくりました。
放っておくと霜がどんどん巨大になってしまいモノが入れられなくなります。
そこまで霜を育ててしまうと霜取りも数日がかりになります。
空気中の湿気が霜になるので下の様な除湿剤を常に庫内に入れていました。
除湿剤を入れておくと、少しだけ霜の成長が遅くなりますので霜取り間隔が伸びます。
年に2〜3回が1〜2回になるかもという程度で、定期的に霜取りしなければならないのは変わりません。
霜取り中は、冷蔵しつつ微妙に庫内の温度を上げて氷を溶かすので霜はゆっくり溶けます。
数時間おきに水捨てが必要なのですが、ついつい忘れて庫内と床が濡れます。
1ドア冷蔵庫の霜取りが面倒な理由の一つに溶けた水が縦1cm×横幅奥行25cmくらいの薄っぺらい皿いっぱいに溜ることがあります。
水が入った皿を引き出して溜っている水を捨てるのですが、皿が浅いせいでこぼさずに引き出す事は不可能でしょう。
引き出した後に水平を維持して水をこぼさず運搬できる人が居たらきっと一流のウエイタ―になれます。
薄いお盆に水をギリギリまで注いで移動する感じです。
毎回床がビチャビチャになり余計な手間が増えます。
2ドアの直冷式は皿がついておらず、霜取りで出る水を雑巾などに吸わせて取るしか無いものもあります。
同じメーカーの扇風機が安かったので買った事がありますが、1年くらいでスイッチが入らなくなりました。
別の中韓メーカー製品の故障も何度か経験しています。
精度のばらつきによる誤差が大きく、当たり外れがあるのかも知れません。
冷蔵庫は長く使うものですので、今回は日本メーカーのみで検討します。
上記製品の細かいスペックの違いが気になる方はメーカーの公式商品ページをご覧ください。
大した違いが無いのに詳細スペックを並べても意味が無いので書きません。
違いはガラス棚かプラ棚か、ドアポケットの仕切りがあるかどうかという程度です。