2月はどこの量販店も決算セールをやっており、1年で一番お買い得品が並びます。
決算セールで前年型の処分をしないと新型が入ってくるので、店としても売りたくて仕方ないはずです。
狙うは型落ちでも良いので静かなもの!
ただ、少しの値段の違いなら新型を狙います。
家電は毎年新型になりますが、名前だけが変わり中身が全く変わっていないものが殆どです。
特に低価格品は改良の余地が無いので、新機能なども無く枯れた技術ゆえの安定感があります。
機械ものは機能が付けば付くほど複雑になり、故障も多くなるので単純な方が長持ちします。
最終候補、2機種の細かな違い
お金を握りしめて量販店に着き、商品を見比べました。
冷蔵庫売り場で小型冷蔵庫を見ると、パナソニックと三菱が目立つ位置にあります。
外観のデザインは若干三菱の方が質感が上なイメージです。
パナは見た目は普通だけど使い勝手が良さそうです。
三菱のPシリーズ、MR-P15Zという商品は22dBというこのサイズでは一番低騒音です。
ドアを少し開ければペットボトルが取れるよう工夫された「ヨコ取りポケット」は、ちょっとした工夫ですが便利そうです。
耐熱トップテーブルは、殆どのメーカーの小型冷蔵庫に付いています。
私はオーブンレンジを上に置きますが、100℃までなのでオーブンは難しいかも知れません。
弁当を温めるとかパン焼くくらいなら問題ないでしょう。
棚がプラスチックなのは、ちょっと安っぽいです。
パナソニックのNR-B148Wは、三菱より8Lほど容量が少ないです。
ガラストレイは、掃除も楽ですし歪まないので良いです。
パナの上位機種では、あまり評判の良くないトップユニット(上にコンプレッサーなどが付いていて床への振動を抑えるもの)ですが、この小型機種は従来品通り下にコンプレッサーが付いています。
特に個性はありませんが、改良する余地がないほどの基本的な造りという事でしょう。
店員さんとどれが静かですか?
売れてるのは?
なんて話を聞きながら、1dBでも小さい音の三菱に決めました。
三菱のでお願いします!と言おうとした時、横から待ったが掛かりました。
大番狂わせ!
一緒に来ていたうちの奥様が一言。
「エアコン効かないって言ってたよね?」
「音は我慢できるけど暑さは我慢できなくない?パソコンも熱は良くないんでしょ?」
そう言われて仕事部屋のエアコンが効かなくなっているのを思い出しました。
今は春なのでエアコンの事をすっかり忘れていました。
冬は電気ストーブでやり過ごせても、夏の西日が当たる仕事部屋は灼熱地獄になります。
今付いているエアコンは11年前のもので、冷房設定18度でも室温28度になるかどうか。
効かない理由は、施工工事の手抜きにあったのを随分前に知りましたが、既に保証が切れた後でしたのでそのまま使用していました。
取りつけ4年後くらいから徐々に効かなくなり始めていましたが、我慢しながら使っていました。
施工工事の不備に関する話は、エアコン取りつけ時の重要ポイントなのでまた今度書きます。
仕事でパソコンやサーバーを使用するので熱は大敵です。
暑いとCPU(パソコンの脳にあたる部分)が熱暴走します。
パソコンの挙動がおかしくなったり、急に電源が切れたりもします。
長時間、熱に晒すとパソコン内にあるパーツ全ての寿命が縮みます。
PCや機材に厳しいのもありますが、私は子供のころから暑いのが苦手です。
い、いちおう、見てみようか?とエアコンコーナーへと移動。
エアコンお探しですか?とさわやかなお兄さんに声をかけられました。
「今日と明日だけメーカー担当さん来ているので割引交渉してお安く出来ますよ!」と誘惑する店員さん。
何度か金額交渉した結果、価格を抑えてくれた日立エアコン白くまくんを買いましたとさ。
家に戻って調べてみるとネット価格よりお安く買えたようです。
めでたしめでたし!
すみませんっ!冷蔵庫の話なのに
今ある冷蔵庫はうるさいけど冷えない訳ではないので、緊急性が無いとの判断によりまた今度となりました。
さんざん悩んで1週間以上調べ上げ、買う気満々で量販店に行ったので、まさかエアコン購入になるとは思ってもいませんでした。
エアコンも調べず買うのは嫌だったのですが、商品券の期限が近く使わないと期限切れになるので、下調べせずに購入するしかありませんでした。
冷蔵庫と同じくエアコンも低価格帯商品はどれも機能は変わりません。
冷房、暖房、ドライという必要最低限の機能で冷蔵庫より個性が無いかもしれません。
決算セールというのもありますが、メーカー担当さんからも特別割引があったので買っちゃいました。
安物エアコンのレビューはまた今度にしますが、調べず買うと失敗するというお決まりのパターンで面倒な事になってます。
こうご期待!
1人暮らしの冷蔵庫まとめ
そもそも小さい冷蔵庫買う方は1人暮らしの方が多いと思います。
1人暮らしは、部屋が狭かったり1ルームというケースも多いでしょう。
なのにうるさいものしか選べないってのは、ちょっと変な話ですよね。
1〜2万価格が上がっても静かなもがあればそれを欲する方は必ず居ると思います。
日本の技術なら作れなくは無いはず。
オプションパーツにするとかやりようはあると思います。
22dBとか23dBってそこそこうるさいですよ。
20デシベルは木の葉がザワザワ擦れる音レベルと言われますが、本物の木の葉が擦れる音なら気にならないでしょう。
問題は音の質です。
夜の静かな住宅街なんかだと、コンプレッサーのブーンという低いうなり音や、ファンの回るブォーンという電気的な音は予想以上に響きます。
冷蔵庫は壁の近くに置く方が殆どでしょうから壁からの反響もあって余計にうるさいです。
音の大きさと音の質は別物です。
多少動作音が大きくてもずっと同じ音量で鳴り続けていれば耳が慣れてうるさく感じません。
逆に小さい音でも鳴ったり鳴らなかったりというのは気になるので音の大きさ以上にうるさく感じます。
1人暮らしの小型冷蔵庫を買う時に一番気をつけねばならない点は音だと思います。
狭い部屋では反響も起こりやすいので、年間電力が少しくらい高くても、少しくらい冷蔵庫本体の値段が上がっても静かなものを選ぶ事をお勧めします。
とは言っても22dB以下の小型冷蔵庫は日本メーカー製には存在していませんけど・・。
庫内温度がすこし上がると動きだす、冷えて停止する、庫内温度がすこし上がるとまた動き出す、という動作はどのメーカーの小型冷蔵庫でも共通で、夏は暑いので作動と停止の間隔が短くなります。
冷蔵庫は容量が大きくなると温度変化が少なくなり効率が上がるので電気代的にも有利です。
場所と予算が許せば少し大きめのものをお勧めします。
ある程度の大きさから裏のコンプレッサー部に蓋がつきますので音も静かになります。
ぶぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜ん!ちょろちょろちょろ・・・
カチッ、ぶるるるぅん
そして、騒音は続くのでした。
うるせぇ。。。。