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2023年01月05日

THE DARK PICTURES:MAN OF MEDAN(マン・オブ・メダン) 短いけどまぁまぁ楽しめました

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今回は、THE DARK PICTURES: MAN OF MEDAN(マン・オブ・メダン)です。
CEROレーティングDの17才以上対象ソフトです。



評判が悪くないので気になっていて、以前PS Plusのフリープレイに来ていたのでダウンロードしていました。
フリプ積みゲーの消化をしないとPSの容量が足りなくなるのもあってプレイしました。

製作はアンティルドーンを作った「Supermassive Games」というイギリスの会社です。
アンティルドーンは有名作ですね!
やったことないけど(笑)

ゲームを始めると、世界大戦もののホラー?と思いましたがそれは序章でした。
実際は現代もので5人の若者がダイビングに出かけて事件に巻き込まれると言ったお話です。
舞台のほとんどが幽霊船内という限られた空間で、逃げられない怖さもありホラーの定番舞台です。

メインプレイは船内探索となります。
探索するのに全速力で走れとは言いませんが、移動速度が遅すぎてイライラします。
早歩きも出来るけど早くなった?という程度の速度です。
ゲームなんかだらもう少し早く歩いてほしかった。

時々QTE(一定時間以内に特定のボタン押すやつ)があります。
突然出て来るのにこれがかなり重要でミスるとメインキャラクターが死ぬこともあります。
死んだ際にやり直そうと思いますが自動セーブのせいで戻せません。
取り返しが付かない緊張感を出したいのかも知れませんが不親切なシステムだなぁ〜としか感じません。

ゲームをしていくと色々な選択肢が出てきます。
この選択によりキャラクターの性格や発言に変化します。
変化しますけど物語が変わるような大きな変化までは無いので微妙な感じです。

正直なところ選択肢で話が変わる系のゲームや、全部のエンドが見たければ周回してね!というゲームがあまり好きじゃないです。
単純に同じことをやるのが面倒くさい。
もしこうしていたら?というジレンマを楽しませたいという意図は解りますが、選択ミスったなぁ〜とモヤモヤしてその後のゲームが楽しめなくなりがちです。
優柔不断の特性と言いましょうか・・・

それでも映画やドラマが好きなので話が面白ければやってみようという気にはなります。
システムがどうあれエンディングで面白かった!と言えれば私にとっては良ゲーです。

プレイ開始して感じたのは、グラフィックの綺麗さです。
人物がかなりリアルです。
ぱっと見はもう海外ドラマか映画って感じですね。
解像度が少しぼけ気味なのが惜しい。
上下にある映画っぽい黒帯が消えないのももったいない。

デトロイト ビカム ヒューマンをプレイした後では人間ドラマも描写もゲームのつくりも全てがもう一歩と感じてしまいます。
役者さん使ってモーションキャプチャもしてと、やってることは似てますけどね。
デトロイトのつくり込みが凄すぎるのかも。

(気になったところ)

カメラワークが昔のバイオハザードっぽいです。
カメラが変わった瞬間、移動方向も変わるので混乱します。
例えば、通路の奥に行くためにスティックを上に倒して進んだら、次のカメラが逆方向から映していて通路奥に進むのにスティックを下にしなければならないってな具合です。
一応上記のような場合はスティック倒しっぱなしにしてるとそのままの方向(行きたい方向)に動いてくれますが、次の行動をする際はその時々の画面と合った方向になります。
カメラ固定でキャラを動かそうとすると仕方ないのかもだけど・・・
慣れれば操作は問題ないですが、初見で行く場所はカメラが変わった瞬間行こうとしていた方向か解らなくなることもあります。

モノを調べる時に〇ボタン、モノを取るのにR2ボランを押す必要ある?
〇ボタンを押すと調べるもののアップになります。
そこで出来ることは調べるものを掴む行為だけです。
なのにR2を押さないと物を掴まないままです。
操作サポートでR2ボタンを押せというマークが出るけど、そもそも何でわざわざ〇ボタンとR2ボタンの二手間にしたの?って感じです。

所々で出て来るキュレーター役のおっさんが出てきてゲームを止められるのがうざい!
海外のホラー系ドラマでよくあるパターンの語り部です。
キュレーターは、日本で言うと世にも奇妙な物語のタモリのようなポジションの人ですね。
これをゲームでやられると没入感が途切れるので良くないですね。
そしてキュレーターのおっさんが少し偉そうで鼻につきます。
ヒントみたいな事を教えてくれるけど何のことやらって感じ。
お前いらねーから出てくんな!って思っちゃいました。

文字が小さくて読みづらい!
ボイスに日本語が無いので字幕を読む形になりますが文字が小さい。
その上、言葉がかなり早いので字幕を読んでいると画面を見てる暇がありません。
せっかくの綺麗なグラフィックが見れない悲しさがあります。

びっくりさせる演出ばかりでうんざり
チープなお化け屋敷でお化けがワッと出てきたり音でビックリさせられる感じです。
最初は良いですけど次第にイライラしてきます。
ホラー特有の怖さを期待してると肩透かしです。
最初はサイレントヒルっぽい不気味さがあって期待したけど闇の世界に入った恐怖感みたいのは無いです。

選択のやり直しができないシステムもイマイチ
オートセーブが災いしてキャラが死んでしまうと取り返しが付きません。
キャラが死んだら割り切ってそのパターンの結末を見るしかありません。
危なそうなところの手前で手動セーブしたいのに・・・と何度も思いました。

もったいないのは選択肢によってイベントが飛ばされている可能性があるところ
2週目で解ったのですが、1週目では終盤の展開がざっくりカットされた状態でエンディングを迎えていました。
せっかく色々なパターンで作り込んでいるのにそれを見せないでエンディングってどうなんでしょう?
色々な娯楽がユーザーの時間を奪い合う時代なので周回プレイする人はそれほど多くない気もします。
作り手も観て欲しくて一生懸命作って、ユーザーも観たいと思ってプレイするけど観ないままゲームを終えてしまう悲劇。
双方が報われない選択分岐システムってもったいなく感じます。

二周目もムービースキップが無い
周回プレイをするのにこれは結構痛いです。
長いムービーを同じ時間だけ見ないといけないのはしんどいです。

(良いところ)

良い所はグラフィックでしょう。
肌の質感とかなかなか良かったです。
ゲームなので多少動きがぎこちない部分はありますが全体を通して自然です。
背景もリアルです。
薄暗いシーンが多いので設定は明るめにするのが吉。

話も決して悪くない
中盤くらいまでは話が見えなくてゲームを終えるとなるほどそういう事か・・・となり合点が行く感じです。
そして、これホラーなのか?となります(笑)

話が短い・・・
サクサク進んでいけば数時間でクリアできると思います。
周回しても1日かからない気がします。
ここは良い所とも悪い所とも言えますが、もともと値段が安いしこの短さもアリかなと思いました。
今は中古でもっとお安くなってますし、海外ドラマをレンタルして観るような手軽さで楽しめると思います。

ゲーム中にフリーズなどがなかった
一度画面が白くなってフリーズしたか?と思いましたが、ボタンを押したりしていたら進みました。
他の方のレビューにも同様の報告があったので同じところだと思います。

ムービーナイトモード(最大5人でコントローラーを回しながら物語を楽しむモード)での進行不能バグが2022年10月から発生していた模様です。
今回は1人プレイだったのでこちらの進行不能バグはありませんでした。


(プレイ前に・・・)

古いゲームなので既にプレイされている方が多いと思いますが、プレイ前の方向けにヒントを少し。

ゲーム開始前に設定でQTEの時間制限をオフにする。
急に始まるQTEの時間制限が短くてシビアなのでオフにしときましょう。

ボタン連打は長押しオートにする。
QTEにボタン連打指示が出る事があります。
設定でボタン長押しでオート連打にしておくと楽です。

画面の明るさは明るめがお勧め
暗いシーンが多いので明るめにしとくと色々見え易くなります。

周回するのが嫌な方は、キャラが死んだ瞬間にポーズメニューでメインメニューに戻る
キャラが死ぬのも1つの物語として観る価値はあるので1週目はお勧めしませんが、2週目がしんどい時に使える技です。
キャラが死んだ時にオートセーブされる前にメインメニューに戻れば死ぬ直前まで戻れる可能性があります。
これはオートセーブとのスピード勝負です(笑)
死んだ状態でセーブされると取り返しが付きません。


1度クリアすると好きなシーンからプレイを再開できるようになります。
途中からプレイを再開する際にセーブデータを上書きするか聞かれますが、絶対に新しいセーブデータを作ってください。
クリアしたセーブデータに上書きセーブすると進行も上書きされるので解放されたチャプターが使えなくなり好きなところから再開できなくなります!
この罠は酷すぎる・・・

(海外ドラマ好きなら楽しめるのでは)

このゲームはほぼムービーと言っても良いほどのドラマを観る系のゲームです。
マルチエンディングで周回して成功エンドを探すタイプです。
とは言っても選択肢によって大きく話が変わる事はありませんので1.5週もすれば成功エンディングは見れるでしょう。
全てのバットエンドを見ようとするとかなり大変だと思います。
全員死亡エンドと女子だけ生き残りエンドが凄く難易度高いみたいです。

こういったムービー多めのアドベンチャーが嫌いな人には向きませんね
ゲームしたいんだ!という方はゲーム感が薄く感じると思います。
ムービー観て話を進めるためにキャラを操作させられている感が強いです。

壮大な話ではなくB級の海外ホラードラマって感じです。
イメージとしては、海外ドラマのアメリカンホラーストーリーみたいな感じですかね。
期待しないで始めれば楽しめる内容だとおもいます。
ホラーゲームを期待するとコケますよ。
色々もったいないというか惜しい感じのゲームでした。

2作目の「LITTLE HOPE」を買うまででは無いかなぁ・・・って感じです。
フリプに来たらやりますけどね!(笑)

ネットワークで通信しながら友達とプレイしたりもできるらしいですが、私は1人プレイのみだったので感想はありません。
何人かのプレイヤーでやれば違った面白味があるかも。


今回レビューしたのは、2019年に発売された1作目の「THE DARK PICTURES:MAN OF MEDAN」マンオブメダンです。
THE DARK PICTURESシリーズとして幾つか後作があります。
1作目の続きではなく、それぞれ違うお話になってます。

2作目 2020年10月発売「LITTLE HOPE」リトルホープ

3作目 2021年10月発売「HOUSE OF ASHES」ハウスオブアッシュ

2021年10月に「THE DARK PICTURES Vol. 1+2+3パック」も発売しています。

2022年11月に4作目となる「The Devil In Me」ザ・デビル・イン・ミーがPS4やPS5などで発売される報道がありましたが発売したのかな?
海外の公式ページは見つけましたが、日本での公式ページは見つけられませんでした。
4作目の「The Devil In Me」がシーズン1の最終章となるようです。

シーズン1って事はシーズン2もあるのか?と思って調べたところ「The Dark Pictures Anthology: Directive 8020」という宇宙を舞台にしたSFホラーゲームがシーズン2の最初の作品になるようです。
公式トレイラーがYou Tubeにアップされています。

それでは、今回のレビューはこの辺で。
興味のある方はプレイしてみてくださいな!


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posted by ユージュー at 02:48 | Comment(0) | ゲーム PS4
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