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2020年12月02日

Wi-Fiルーターを購入!家全体をカバーするために2台体制にしました

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今回は、Wi-Fiルーターのお話です。

自宅でスマホを使うのにWi-Fiルーターを使っていないとスマホ契約のデータ通信量がガンガン削られます。
これって本当にバカバカしいです。
固定のネット回線を使える環境ならWi-Fiルーターを買ってきてネット回線に繋げば動画をガンガン観まくってもスマホ契約のデータ量を消費せずに済みます。
Wi-Fiは、無線通信でデータをやり取りするのでスマホやタブレットにLANケーブルを繋ぐ必要もありません。

総務省の「通信利用動向調査」平成30年度版によると世帯でのブロードバンド回線の利用者は97.4%だそうです。
そのうち光回線利用家庭は63.4%でCATV回線も17.3%です。
結構な普及率ですね。
固定回線ではない携帯電話回線と答えた世帯が51.3%との結果も出ています。
ネットはスマホだけで良いという世帯は固定回線を引かない方が多いのかも知れません。
固定回線にかかる毎月の費用負担もしんどいし、導入工事も面倒ですからねぇ。
因みに、この調査は複数回答可能なので世帯で複数の回線を引いているケースが含まれます。
全体が100%に収まっていないのはそのせいだと思います。

Wi-Fiルーター購入

Wi-Fiルーターは契約しているプロバイダなどで月額数百円で貸出している場合も多いです。
レンタルの月数百円は大した金額ではありませんが、数年使うと高機能Wi-Fiルーターが買える金額になります。
Wi-Fiルーターは、そうそう壊れるものではないので買った方が結果的に安くなる可能性が高いです。

最近はコンセントに繋ぐだけでWi-Fiが使えるようになる商品もあるのでPCが無い方でも気軽にWi-Fi環境が手に入ります。
Wi-Fiルーターを、まだ使っていないなら是非導入しましょう!

・・・と、まぁ〜こんな事は当たり前すぎて改めて説明する事でもないのですが知らない方のために念のため。

我が家でこれまで使ってきたWi-Fiルーターは家にネット回線を引いた際にオマケで貰ったものです。
記憶が曖昧ですが多分6〜7年は使ったと思います。
家にWi-Fiルーターを設置するのが広がってきた頃のものです。
タダで貰ったけど、これがなかなか壊れない(笑)

壊れていないのでそのまま使い続けることもできますが、Wi-Fiに繋ぐ機器が増えてきたので新しいのを買う事にしました。
家の中で通信が不安定になる場所があったのも購入動機の1つです。

新たにWi-Fiルーターを買うのですから、通信範囲が広くなって欲しい、通信速度も速くなって欲しい!
そんな事を考えながらルーターを選び始めました。


2.4GHzと5GHzどっちが良いか?


昔の無線Wi-Fiルーターは、2.4GHzという帯域にしか対応していません。
私がずっと使っていたWi-Fiルーターも2.4GHzのみしか使えません。

2.4GHzは、電波が遠方まで届きやすく壁や床などの障害物にも強いのがメリットです。
しかし、電子レンジやBluetoothなどで電波干渉が起こります。
するとネット通信の速度低下や切断が起きてしまう場合があります。

2.4GHz帯は、使用されてきた歴史が長いだけに多くの機器で利用されていて混雑しています。
また、近所に2.4GHzのWi-Fiルーターを使っている方が居ると電波干渉が起こる場合もあります。

一方、5GHzは新しい規格なのでまだそれほど混雑していません。
混雑していないので、通信の安定性に繋がります。
また、Bluetoothなどの帯域と異なるため干渉が起きにくい帯域でもあります。
渋滞している道路と空いている道路のイメージと似ていますね。

メリットが多い5GHzですが、デメリットもあります。
それは壁や床などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が弱くなるところです。
鉄筋の建物では繋がりにくさが顕著に表れます。
お住まいが木造か鉄筋か、間取りや設置位置などで電波の届きやすさが変わります。

実際にWi-Fiルーターを購入して設置してみないと、どこまで繋がって安定通信できるかは判りません。
木造でも壁の中に鉄の釘や鎹(かすがい)が多く入っていると電波障害の原因になりします。

5GHz帯は、気象レーダーや航空レーダーでも使われています。
地域によってはDFS障害が起こる可能性があります。
DFS障害に関しては次記事の設定編で説明します。

これらの事から単純にどっちが良いとは言えませんが、これからWi-Fiルーターを買うなら5GHzに対応している製品にしましょう。
5GHz対応ルーターなら大体2.4GHzにも対応しています。
設置してネットに繋いで速度が出て安定する帯域を使えば良いと思います。

5GHzを使うには使用するWi-Fi機器(スマホ・タブレット・ゲーム機など)が5GHzに対応していなければなりません。
最近のスマホやタブレットなら対応していると思いますが、古い携帯端末は2.4GHzにしか対応していません。
屋外用Wi-Fi防犯カメラなどは最新でもWi-Fiルーターとカメラの間に壁が挟まる環境で使用されることから2.4GHzしか対応していない事が多いです。

ちなみに2.4GHzより数字が大きい5GHzだから通信が早くなると誤解されている方が居るようですが、5GHzも色々な機器で使われるようになり混んで来れば2.4GHz同様電波干渉によって通信が遅くなったり途切れたりするようになると思います。
それと、スマホの5G通信とWi-Fiの5GHzは別物なので誤解されないように(笑)


通信規格と通信速度と使用周波数帯


Wi-Fiには規格がありそれぞれの規格で2.4GHzしか使えない規格、5GHzも使える規格があります。

無線LAN規格 / 最大通信速度 / 周波数帯
・IEEE802.11ax(Wi-Fi6)/ 9.6Gbps / 2.4GHz・5GHz
・IEEE802.11ac(Wi-Fi5)/ 6.9Gbps / 5GHz
・IEEE802.11n (Wi-Fi4)/ 300Mbps / 2.4G・5GHz
・IEEE802.11a/ 54Mbps / 5GHz
・IEEE802.11g/ 54Mbps / 2.4GHz
・IEEE802.11b/ 11Mbps / 2.4GHz

IEEE802.11は、米国電気電子学会でLAN技術の標準を策定している802委員会によって1997年に標準化された無線LAN規格です。
無線LAN規格にはIEEE802.11が必ず付くので無視して構いません。

確認すべきはWi-FiルーターやWi-Fi機器の仕様にある無線LANインタフェースの欄です。
「11ax、11ac、11n、11a、11g、11b」などと対応規格が記載されています。
5GHz対応!と書かれていてWi-Fi5が使えると思ったらWi-Fi4まででした・・・とならないよう使用するWi-Fi機器がどの規格まで対応しているかを確認しましょう。

少し前までは11ac(Wi-Fi5)が最新でしたが、新たに11ax(Wi-Fi6)ルーターも出てきています。
最新の11ax(Wi-Fi6)対応のWi-Fiルーターは価格が少し高い傾向にあります。
現在は、Wi-Fi機器側が11ax(Wi-Fi6)に対応しているものが少ないので一般用途であれば11ac(Wi-Fi5)で十分だと思います。
もしルーターの価格が同じなら11ax(Wi-Fi6)対応ルーターの方が後々対応機器が増えた時に通信速度が出せるのでメリットとなります。


ストリーム数によって何が変わるか?


Wi-Fiルーターの商品ページを見ると「2×2ストリーム」とか「4×4ストリーム」などと記載されています。
ストリームというのは通信経路という意味で使われていますが、要はアンテナの数です。

アンテナ数が多いと通信する道が増えて渋滞が避けられるので通信速度が増します。
また、複数のWi-Fi機器を同時接続したときでも通信が安定すると言われています。

11n通信の場合、1×1は150Mbps、2×2は300Mbps、3×3は450Mbps、4×4は600Mbpsと言った具合で、アンテナは多いに越したことはありません。
アンテナ数が多くなると価格も高くなる傾向にあるのでお財布事情との相談です。


ストリーム数が多いと電波範囲が広がる?


何となくアンテナ数が多いと電波の届く範囲が広がりそうなイメージがありますが、電波の強さは電波法で決められているので広がりません。

日本は電波法によって免許を必要としない無線局の出力上限が定められています。
2010年に改正電波法が公布されて出力上限は従来の10mWから1000mWへと引き上げられましたが、この上限はWi-Fiルーターには適応されておらず日本国内で販売されているものは10mWの上限を越えていないようです。
商品の売り文句として「ハイパワーモデル」などと記載されている商品もありますがパワーはどれも同じようなものです。

アンテナの棒が本体から出ているタイプと棒が出ていないアンテナ内蔵タイプがあります。
見た目からアンテナが出ている方が電波が強く感じがしますが、アンテナ内臓タイプでも露出タイプでも強さは変わりません。

繋がりやすさという意味でアンテナ数(ストリーム数)が多い方が有利になります。
高価格帯のWi-Fiルーターにはビームフォーミングという機能が付いているものがあります。
これはルーターが受信する端末の距離や方向を判別して電波を受信端末に向けて送る仕組みです。
狙い撃ちで電波を送られた受信端末は強い信号を受け取ることができるので繋がりやすくなるわけです。
ビームフォーミングの他にも各メーカー独自の方法で繋がりやすくなる工夫をしていて、価格帯によってそれらの機能の有無が分かれます。

無線電波が届く範囲は、一般的に屋外では500mほど、屋内では100mほどと言われます。
距離が遠くなれば通信速度も遅くなります。
屋内100mならWi-Fiルーター1台で家中カバーできそうですが、実際は壁や家具などの物理的な障害物があり、通信の邪魔をする電波も飛び回っているので数メートルしか飛ばないことも多いです。

確実に電波範囲を広げたいならWi-Fiの電波を中継する中継器もしくは中継機能付きのWi-Fiルーターを買いましょう。
親機になるWi-Fiルーターと子機になる中継器(または中継機能のあるルーター)に制限がある場合があり、親機と対応していない中継器を買うと中継器として機能しないので注意してください。
どの機器がどの中継器に対応しているかは各メーカーのサイトで確認できます。

最近はメッシュWi-Fiと呼ばれる方式が出てきています。
従来のルーターは1つのWi-Fiルーターから電波を送りますが、メッシュWi-Fiは複数のアクセスポイントを設置することでよりメッシュ(網目のように)で電波を届けます。
複数のアクセスポイントを作るという点では中継器と変わりませんが、中継器はどの中継ポイントにアクセスするかを手動で切り替えねばならないのに対し、メッシュはより電波の強いアクセスポイントに自動で切り替えてくれます。
親機と中継器の環境では親機が頑張って通信する事になり常に親機に負担がかかりますが、メッシュWi-Fi機器は親機と同じ動きをする分身の機器が負担を分担します。

ただ、メッシュ機能のあるWi-Fiルーターはまだ少しお高めです。
広いお宅に住んでいるなら別ですが、狭いお宅では費用対効果が薄いかも知れません。
メッシュWi-Fiは、今のトレンドなのでこれから対応したWi-Fiルーターが多く出てくると思います。
機能が一般化すれば低価格帯ルーターにも搭載されるはずです。

狭い家に住んでいる私はそれからで良いかな。


私が購入したWi-Fiルーター


いろいろと調べて購入したのは、NECのAterm WG1200CRというWi-Fiルーターです。
Wi-Fi5(11ac)対応で、2×2ストリームです。
NECのWi-Fiルーターの中では、1番廉価版のモデルです。
安い割に機能は盛りだくさんで、中継機能まで付いている素晴らしいルーターです。
機能について詳しく知りたい方は、WG1200CRの公式ページを見てください>>

これまでいくつかのWi-Fiルーター使ってきて、NEC製が1番長く安定使用できた信頼感があります。
設定画面などに慣れているという理由もありますけどね。

最初は今まで使っていた古いWi-Fiルーターを親機にして中継機能のあるこいつで中継して電波の届く範囲を広げる計画でした。
しかし・・・
スマホのWi-Fiレベルを測るアプリで検証した結果、古いWi-Fiルーターの性能が低く電波をうまくWG1200CRに届けていないことが判明!
やっちまったなぁ。

AndroidとiPhoneでは同じWi-Fi強度測定アプリでも受信強度に違いが出ました。
おそらくスマホによって電波の掴みやすさに違いが出たものと思われます。
試される方はいくつかのアプリ、いくつかの端末で測ってみましょう。

結局、古いWi-Fiルーターは当然2.4GHzしか対応していないし、そろそろ限界だろうという事で取り外しました。
WG1200CRのみで運用してみましたが、やはり1台では電波範囲はそれほど広がりません。

そこで新たな親機用として購入したのがWG2600HP3です。
Wi-Fi5(11ac)対応で、4×4ストリームです。
この時出ていたNEC製Wi-Fiルーターの上位のモデルです。
機能について詳しく知りたい方は、WG2600HP3の公式ページを見てください>>

決め手は高性能なのに安かったからです(笑)

ところが、購入後2ヶ月経たずしてWG2600HP4というメッシュ機能付きの新モデルが出ました・・・

再び、やっちまったなぁ!
とは思いませんでしたけどね。

WG2600HP4でメッシュ機能を使うにはもう1台WG2600HP4を買うか、WG1200HP4という1ランク下のWi-Fiルーターが必要です。
今後対応機器が増えていくかもしれませんが、現時点ではこの2機種しかありません。

新製品は価格が高い上にファームも落ち着いていない事が多い!
メッシュ機能も使わないから1個前のモデルで良いのだ!
と思う事で自分を納得させました(笑)

現行型が安くなるのは新型が出る前だからというのは解っていても安いとついお得!などと思っちゃいますね。
今回はWG1200CRを先に買っていたのでWG2600HP3を買いましたが、今買うならメッシュを使う前提でHP4シリーズにしてると思います。


設置した結果!不安定・・・


WG2600HP3を親機にしてWG1200CRを中継モードにして運用したところ、しばらくは問題なく家中でWi-Fiが強い状態を維持できていました。
しかし、時折中継ルーターのWG1200CRの方に繋いだ端末の通信が不安定になります。
設置場所を変えたりしても効果なし。

何だろうなぁ〜と思ってしばらく様子見したところ、特定の曜日や時間帯によって不安定になっている事が判りました。
家の周辺環境によって電波干渉が起きている疑いがあります。
試しに有線LANをWG1200CRまで伸ばして有線接続してみたところ不安定になる事が無くなりました。
有線接続だから当たり前っちゃー当たり前ですけど、やはり安定します。

当初の想定とは違いますが、2台のWi-Fiルーターを別々に設定して運用することにしました。
家中でWi-Fiが問題なく繋がるよう設置場所を決めて壁にLANケーブルを這わせました。
常時Wi-Fi接続したい機器、時々しか繋がない機器など、これはこっちには繋いでこれはこっちには繋がないといった具合に機器による振り分けをしてWi-Fiルーターへの負荷を分散してます。

近い位置で2台のWi-Fiルーターを使うと稀に電波干渉して通信が不安定になったり遅くなる可能性があります。
不具合は2.4GHzと5GHzをWi-Fiルーターごとに分けると解消できる可能性があります。

普通はWi-Fiルーターを2台買うより、Wi-Fiルーター1台に中継器の組み合わせの方が安く上がります。
ただ、中継器も激安ではありません。
中継器の価格に少し足せばルーター機能が付いてくるし、非常時にWi-Fiルーターとしても使えるだろうという事で今回はWG1200CRを購入しました。
中継器として使ってみたりメインWi-Fiルーターとして使ってみたりと色々試せました。
中継機能しかない商品を買っていたらこういうお試しが出来なかったです。

最近は、コンセントに刺すだけで中継してくれる中継器も販売されています。
コンセント直刺しタイプはお手軽ですが、電源コードを別に用意して延長しないと好きな位置に設置できません。
もう少しこっちに寄せれば安定するのに・・・という場合に融通がきかないので中継機はACアダプター別体の方が使い勝手は良いと思います。
Wi-Fiの中継って場所が大事だったりしますからね。

Wi-Fiルーターと中継器は、相性問題が出やすいので同じメーカーで対応表を確認して購入しましょう。


壁掛けで設置してます


WG2600HP3は縦置き横置きが可能ですが、私は壁掛けにしました。
ウチは賃貸でネジが打ち込めません。
そこで良く利用する石膏ボードフックを使います。
フックを壁に平行に2個取付け、ルーター本体の背中に付属のスタンドを付けて引っかけます。
フック部分を指で押して少し狭くしてやるとピッタリスタンドに引っかかるのでガタつかなくなります。
ルーター本体は非常に軽く重さは加わらないので、フックは耐荷重が少ないものでも大丈夫だと思います。


満足できるスピードが出てます


スマホは2.4GHzから5GHz接続に変更したところ下りで大体70〜90Mbpsくらいアップしました。
時間帯にもよりますが100Mbps以上は確実に出ます。
調子が良いと180Mbpsくらい出ます。

上りは、20〜30Mbpsくらいのアップです。
こちらも時間帯によりますが、平均60Mbpsくらいかな。

5GHzにした事もあるけどストリーム数の増加がスピードアップに貢献している気がします。
これくらい下りの速度が変わると体感でも早くなったのが解ります。
ネットサーフィンしていても読み込みが早い!
スマホゲーの立ち上がりも早くなりました。

今どきのWi-Fi速度に乗り遅れていたのが実感できた結果です。
Wi-Fiルーターは定期的に買い換えた方が良いと思います。
私は使えるものは壊れるまで使う派なので当分入れ替えはしないと思いますけどね(笑)


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posted by ユージュー at 08:36 | Comment(0) | PC 本体と周辺機器
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