さて、今回も周回遅れのゲーム紹介です。
ずっと前に購入していたけど「凄いボリューム」という噂で、なかなか始められなかったウィッチャー3です。
今回もダウンロードコンテンツ全部入りのGOTYバージョン。
今度出るスイッチ版ウイッチャー3も全部入りなので、同じ内容になると思います。
戦闘がもっさりしていてダルイという感想を見ていたので、戦闘がダメだとボリュームがしんどいなぁ〜などと思いつつゲームを開始しました。
最初からゲラルトさんの渋さに惚れます。
声が合ってますね。
おっさん主人公は日本のゲーマーには不評みたいですが私は好きです。
キャラメイクもなく強制的におっさんでスタートするスタイル。
ウィッチャーは元々ポーランドの作家、アンドレイサプコフスキという方のファンタジー小説です。
スラヴ神話を含めた無数の神話が交わる世界で繰り広げられるファンタジー小説で5部作あるそうです。
小説が元なので主人公が変えられないのは仕方ないところでしょう。
日本版の小説は、ハヤカワ文庫から出ています。
アメコミは英語版のみ。
日本語版があれば欲しいなぁ。
因みにゲームの主人公であるゲラルトさんはメタルギアのスネークに似ている印象。
渋くてクールなオヤジイメージは世界共通で似てしまうのかな。
今度やるNetflixドラマ版のウィッチャーは、少し若い見た目ですね。
そもそもウィッチャーって?
ウィッチャーとは?
ウィッチャーとは霊薬の力で身体を変異させた改造人間のことで、怪物退治、行方不明者捜索、スパイ活動などを生業にしています。
主人公のゲラルトはウィッチャーで、白い髪、黄色い瞳、猫のような瞳孔が特徴です。
ウィッチャーは一般人には見えない足跡が見れたり嗅覚や聴覚が優れているなどの特殊能力があり、それらを使って問題の原因を探っていきます。
ゲーム内の世界ではウィッチャーの人数が少ないことから噂は聞くけど滅多に見ない人達という扱いで、酷いやつとか悪いやつという噂も流れています。
ゲラルト以外にもウィッチャーは居ます。
ウィッチャーには幾つか流派があり、ゲラルトは怪物退治を得意とする狼流派です。
出身は狼流派ですが、他流派の装備も問題なく装備できます。
イメージ的にはスターウォーズのジェダイみたいな感じですが、ウィッチャーは平和のために働く英雄ではありません。
ウィッチャーは金でしか動かないという面もあり、非道な事をしたり悪事に加担する事もあります。
表向きは政治的に中立を保っていますが、巻き込まれる形で政治にも介入します。
ゲーム中、多くの人々から嫌味を言われ続けます。
怪物に占拠されてる村を開放してやってるのに、入植してきた人々にも「薄気味悪い」とか「出て行け」と言われます。
てめぇーら、そりゃねーだろ!って感じ。
現実社会でもある事ない事言って非難するやつ居ますよね〜(笑)
たまに感謝してくれる村人が救いです。
決定ボタンに戸惑う!
ゲームを始めて戸惑ったのが、決定ボタンです。
日本のゲームは○が決定で×がキャンセルですが、ウィッチャーは洋ゲースタイルのまま×が決定ボタンとなります。
最初は本当に押し間違いが多くて困りました。
一応キーコンフィグで○を決定ボタンに変更できますが、ウィッチャー3は×ボタンが決定ボタンとして作られています。
○ボタンを決定ボタンに変更するとゲーム中アイテムを取るのに×ボタンで調べて○ボタンで取得するという2つのボタン操作が必要になり面倒です。
キーコンフィグが中途半端・・・
洋ゲーのボタン配置のまま(初期配置のまま)決定ボタンを×ボタンにしておけば、×ボタン連打しとけばアイテムが全部手に入ります。
私はこれが楽なので、決定は×ボタンのままゲームを進めることにしました。
人の慣れというのは意外と早く、×ボタンの決定が違和感なくできるようになります。
その代わり、PS4のログインとかシステムを操作する際決定しようとして、つい×ボタンを押してキャンセルされるという操作ミスが起こります(笑)
慣れって怖いですね。
チュートリアルで戸惑う
ゲームを開始するとチュートリアルストーリーが始まります。
普通に剣で攻撃する分には良くあるアクションゲームと大差なくて安心したのですが、印という魔法で戸惑いました。
この魔法使え、次はこの魔法で・・・と次々に魔法を使うチュートリアルがあります。
剣の操作にも慣れていないのに数種類ある魔法を使い分けて戦えと指示されるのでチュートリアルが難しく感じました。
訳わからないまま言われるままやってチュートリアルは何とか進めました。
日本のゲームはシステムに慣れてもらうために少しづつ新たな要素が出てくる親切な作りが多いですが、ウィッチャーは一気に操作方法が説明されるので混乱しました。
チュートリアルで全てを覚えるのは難しい!
でも、ご安心を。
最初はただ剣をぶん回していれば大体の敵は倒せます。
私はしばらく印(魔法)を使わずに進めてました。
戦闘に慣れてきたところで、試しに印を使ってみると「お、意外に使えるぞ」となります。
何度も戦闘をしているうちに、魔法使った方が戦闘が楽になると気が付きました。
強めのモンスターや盾を持っている兵士など魔法をかけた方が簡単に倒せます。
モンスター図鑑で敵の弱点を調べておけば、どの魔法に弱いかが予め解ります。
魔法をかけると敵が混乱したり、ピヨったりするのでその隙に切りつけて倒すイメージ。
魔法を使わないと倒せない敵、行けない洞窟なんかも出てきます。
戦闘を重ねる事で魔法の使い方が理解できるようになり面倒とは思わなくなります。
和ゲーのように親切ではありませんが、新要素が出てきた時に注釈が入るなど洋ゲーにしては親切な方だと思います。
戦闘終わりは敵が落したアイテムを取るのに×ボタン連打してる事が多いので、いきなり出る注釈を×ボタンですっ飛ばしてしまい読めない事があります。
注釈を消す決定は違うボタンにしてほしかったなぁ。
装備について
主人公のゲラルトは剣を2本背負っています。
怪物用の銀の武器と動物や人用の鋼の剣を使い分けねばなりません。
敵によって武器使い分けるとか面倒くせぇ!
・・・と思いましたが、すぐに慣れました。
自分で使い分けなくても敵が出てくると自動で敵に合った武器を抜刀してくれます。
しばらくすると慣れて自分で使い分けて抜く事が自然にできるようになります。
間違った剣を使っても初期の敵なら倒せますが、効率が非常に悪くなります。
間違った剣を使うと与えるダメージ量がかなり減ります。
怪物には銀の武器を使った方が圧倒的に体力を削れます。
非怪物に銀の武器を使うと無駄に戦闘が長引きます。
武器や防具はその辺で拾えたり、倒した敵が落とします。
設計図を手に入れれば鍛冶屋で新たに作ることも出来ます。
剣2本、石弓、上着、パンツ、グローブ、ブーツという装備、それに爆弾などの消費アイテム装備もあるので装備管理はやや面倒です。
宝石を装着して能力強化できる装備もあります。
ただし、宝石は破壊しないと取り外せませんので気軽に付け替えができません。
ゲームを進めると次々に強い装備が手に入るので、強化してまで長期で使う装備はそんなにありません。
この武器底上げシステムは終盤に手に入る強火力武器用のシステムという感じです。
序盤は常に金欠なので要らないものはガンガン売りましょう。
その辺の雑魚が持ってる装備や落ちているアイテムは際限なく手に入ります。
金に余裕が出てきたら装備を分解して手に入る素材をゲットすれば良いと思います。
私はほとんど分解しないで終わりました。
分解しないと手に入らない素材がほとんどないので、どうしても作りたい武器があれば作る時に店で買えば良いです。
分解して素材を手に入れた方が効率は良いようですが、どれを分解すると何の素材になるかをイチイチ確認するのが面倒なので最後まで装備やゴミアイテムは全部売りまくりました。
イベントで使用するアイテムは売れないので、売れるものは売りまくってOK!
武器や防具には耐久性があり、しばらく使っていると能力が落ちます。
武器屋で修理するか修理アイテムを使うことになります。
このシステムは面倒でした。
アクションゲームに耐久度ってホント要らない子です。
時々時間でお腹が空くという誰得?なシステムを取り入れているゲームもありますが、ウィッチャー3はそれが無くて良かった。
腐るほど手に入るアイテム
街中、郊外、家の中などあらゆるところでアイテムが手に入ります。
それも凄い数の種類があります。
多すぎて個々のアイテム名は覚えきれません。
とりあえず拾っておこうって感じで取っておきましょう。
ちょっと面倒なのが兵士が居る場所でアイテムを拾うと敵扱いされるところです。
アイテムを盗む=敵というフラグが立ち、かなり遠くまで追いかけられてタコ殴りされます。
この一般兵が結構強くて逃げ切れずに殺されることもあります。
誰も手が出せないような恐ろしい怪物を次々と退治していく主人公より盗みを発見して集まってくる一般兵の方が強い!
お前等が本気で怪物退治すれば速攻で世界から怪物が駆逐されるんじゃね?ってくらい(笑)
少し遠くまで逃げて時間が経つと追手は諦めて帰っていきます。
そうなったら盗んだことを忘れてくれるので、舞い戻っても平気です。
兵士は主人公の窃盗に厳しいですが、平民は家の中で荷物を漁られていても知らん顔です。
主人公は他人の家に勝手に入って盗みを繰り返す極悪な窃盗犯ですが一切おとがめ無しです。
怖ろしいと噂のウィッチャーだから一般人は怖くて何も言えないのか?(笑)
荷物を漁っても良いシステムなら兵士も見逃してくれれば良いのに・・・
落ちているアイテムを取るには、荷物の中身を見る、取得する、という2回のボタン操作が必要です。
荷物の中身を見た時点で兵士が何も言って来なければ、問題なくゲットできます。
荷物の中を見た時に「妙な事をするな!見張ってるぞ」と言われたらキャンセルボタンを押してアイテムゲットは諦めましょう。
無理にアイテムゲットすると無駄に遠くまで逃げることになります。
ウィッチャー3でその辺に落ちているアイテムは、大事なものがほとんどありません。
その辺の荷物を漁って手に入るアイテムは、他の場所でも手に入るものばかりです。
危険を冒して屑アイテムを取る必要がありませんので、兵士の居る場所での窃盗はしないのが吉です。
といっても取りたくなるのが人情ですけどね。
取れないアイテムも大量にあります。
時々どうやっても取れない場所に設置された荷物があります。
荷物が2段に積み重なっていると下の段にある荷物からはアイテムが取れない事が多いです。
置いてある荷物から全てのアイテムを拾おうとするのは時間の無駄です。
このアバウトな荷物配置は、洋ゲーの荒い作りを感じる部分です。
持ち物には重量の概念があります。
調合素材と食料は重量0なので持っていても問題ありませんが、それ以外は重量があります。
装備も含めた総重量をオーバーすると走れなくなります。
戦闘時に走れないのは非常に辛いので、常に荷物重量に注意しておかねばなりません。
調合素材と食料は重量0になったのに、その他に分類されるアイテムは重量0.16など微妙に重さがあります。
1個づつは軽いけど数が増えると結構な重さになります。
いちいち売りに行ったり倉庫に行くのがやや面倒でした。
発売当初は全てに重量があり倉庫もなかったようですが、パッチで改善された模様です。
これだけアイテムが多くて重さ制限があって倉庫が無いのは無理がありますな。
要らないものは、倉庫に突っ込んでおいた方が良いでしょう。
倉庫は所謂4次元倉庫で色々な場所から同じ倉庫にアクセスでき、出し入れ自由です。
ただ、倉庫は特定の地域だけにしかないので倉庫に行くためにファストトラベルで起こるロード時間がダルイです。
本やメモなどの書類も大量に手に入ります。
全部読めば世界観をより深く知ることができますが、文字が細かく行間が空いていないので非常に読みづらいです。
私は気になるものしか読みませんでした。
大体は読まずに書面を開いて読んだフラグを付けて売り払いました。
一度文書を開けば読んだという扱いになり、本を売っても内容はいつでもメニューから呼び出して読めるようになります。
アイテムとの判定は糞
イライラさせられたのはアイテムとキャラ位置の判定です。
アイテムが取れる荷物が目の前にあり、取りたいのにキャラが近すぎると取れません。
微妙に位置や視点を動かすと取れたりします。
無駄にあちこちにロウソクが置いてあり、荷物からアイテムを取りたいのにボタンを押すと意味なくロウソクを付けたり消したりします。
これが本当にイラつきます。
度々使う倉庫の目の前にロウソク置いた配置は悪意すら感じます。
じゃあ暗い洞窟で焚火台に火を点けるのは楽かと言うとそうではない。
これも近付きすぎても遠すぎても反応しません。
一旦焚火台から離れて再度近づくと点ける事が出来るようになります。
非常に操作感の悪い当たり判定です。
これが当ソフトの1番イライラさせられるところでした。
なんでアイテム1つ取るのにこんな苦労をしなきゃいけないのか?
取れる時は全く苦労なく取れますが、なかなか取れないアイテムもあるので結局アイテム近づきながら×ボタン連打するようになります。
連打してるから中身が表示されても一瞬で消え、何を取得したのか良く解らんのです。
解りづらいメニュー画面とアビリティスキル
アイテムが大量にあるせいもありますが、メニュー画面が非常に解りづらいです。
事務的というか愛想がないというか・・・ズラーッとアイテムが並んでるだけの画面です。
少し前に海外ゲーマーに和ゲーのダメなところをアンケートで聞いたら、メニュー画面が良くないとの結果が出たそうです。
う〜ん、洋ゲーのメニューの方が不親切で解りづらいと思うけどなぁ〜。
感覚の違いが大きいのでしょうね。
特に解りづらいのがアビリティスキル。
主人公の基本能力をパワーアップできるアビリティスキルというのがあります。
しかし、どうやって取得するかしばらく悩みました。
アビリティスキルは種類によって色分けされており、スキルポイントを得たら好きなパネルを選択していくのですが最初は茶色のスキルしか選べませんでした。
何で他カラーのアビリティスキルが選べないのか全く謎でした。
答えは、ボタン!
解放したいアビリティスキルを決定するのは、決定の×ボタンではなく□ボタンでした。
わかんねーって!!
あまりにもスキルが解放できないからいろいろボタン押したら□ボタンで解放できて「はぁっ?」となりました。
解りづらいもう1つの理由は、必要消費ポイントという制限です。
下段のスキルを開放するための必要消費ポイントが、戦技は8・20・30、印は6・18・28、錬金術は8・20・28というようにそれぞれ段階的になっています。
要は下段の強力なスキルを開放するには、上段のスキルで8ポイントとか20ポイントとか使ってないと解放されない訳です。
この数字はアビリティスキルの横に書いてあるのですが、説明がほとんどなく理解に苦しみました。
きっとシリーズ3作目だからだと思いますが、1段目だけは最初から解放されているのも混乱する要因です。
1段目は最初から持っていて発動しているアビリティなので開放する必要がありません。
茶色のパネルだけはこの必要消費ポイントという制限がなく、ポイントさえあれば好きなものが開放できるので余計混乱を招きました。
なかなか貯まらないスキルポイントを無駄スキルの解放のために使ってしまいました。
アビリティスキルを最初から振りなおす救済アイテムもありますので、失敗しても問題ありませんがもう少し解りやすくできなかったのかな?
成功失敗、全部に結末が用意されているのが凄い
ウィッチャー3は、いわゆるオープンワールド型のRPGです。
RPGというよりアクションアドベンチャーって感じでゲーム中に色々な選択肢が出てきます。
さっきまで彼女とイチャイチャしてたのに選択を誤ると突然殺し合いが始まる事もあります。
女性陣が衝動的すぎ(笑)
お話はクエスト形式で、メイン、サブ、依頼、トレジャーに分類されていて、好きなものから進められます。
各クエストは複数同時進行も可能ですが、ストーリーが絡んでいるクエストもあります。
各ストーリーには推奨レベルが記載されており、どれからやるかの目安になっています。
しかし、推奨が低レベルなのにメインストーリーを進めないと行けない場所もあり、サブだけを進めているとなかなか行ける地域が広がりません。
基本は低レベルのクエストから潰していく感じですが、あるクエストをスタートしたまま放置して、他のクエストを進めているといきなりクエスト失敗!となる場合もあります。
時間設定のあるクエストや特定のキャラが絡んでいるクエストは放置せずに、1個づつ終わらせていった方が失敗になりづらいです。
ウィッチャー3は、1度失敗すると失敗フォルダに入ってしまいリトライが出来ません。
例えば、洞窟で誰かを生きたまま救出するクエストで救出する人が死ぬと失敗クエストになるといった感じです。
ゲームが終わるまで失敗のままです。
※マメにセーブ、これ本当に重要!
行動や選択が取り返しのつかない結果を生むという潔さがウィッチャー3の醍醐味なのですが、失敗すると成功パターンが見れないままクエストが終わるのでモヤモヤします。
逆に成功した時は失敗だったらどうだったのかが観れません。
クエスト開始前にセーブしておき失敗したらやり直すか、2週目をやるしかありません。
成功失敗それぞれに全て話が用意され、別の動きやボイスがあるというのがウィッチャー3の凄いところ。
成功にも失敗にも話の結末があるという思想で作られています。
多くのゲームは作られたイベントなどを余すところなく全部見せるように作られています。
ウィッチャー3は見てもらえない可能性があるものに、とてつもない労力と時間がかかっているのが容易に想像できます。
クエスト自体も凄く多くて、やってもやっても次々にクエストが出てきます。
マジで怖ろしいボリュームです。
それでいて各クエスト手抜きがなく、飽きさせないシナリオや演出が盛りだくさんです。
やりかけクエストが常にいっぱいな状態になります。
オープンワールド系のゲームとしては目新しさはありませんが、世界中で売れまくりGOTYまで獲得しているのはこの辺の作りが他では真似できないからでしょう。
本当に細かいところまで良くできているソフトだと思います。
ストーリーやキャラクターは、前作をやっていないと置いてけぼりになる話が多くあります。
登場キャラクターも多く、名前も似ているので話が良く解らないままクリアしたクエストがいくつもあります。
解らなくてもクエスト自体は目的などがハッキリしているので楽しめます。
自由だけど探索しすぎに注意!
それだけ多くのクエストをマップに詰め込んでいるせいか、Aというクエストで洞窟に行ったときにBというまだ始めていないクエストのフラグを立ててしまう事があります。
例えば、レベル10推奨のクエストで洞窟へアイテムを取りに行くとします。
洞窟の入り口であっさりアイテムを発見します。
洞窟は奥まで続いていて、またこの洞窟まで来るのが面倒という理由で洞窟奥まで探索したくなります。
洞窟の奥へ進むと遭難者を見つけてしまい、レベル13推奨の洞窟の遭難者を発見するという別クエストが突然始まり、即クエスト完了して終わります。
これもユーザーの行動の結果ですが、本当はこのレベル13クエストの始まりは別にあります。
本来は遭難者を探してきてほしいという依頼があってクエストが始まり、足跡を辿ったり血痕を見つけたりして洞窟奥に辿り着く話です。
それらを飛ばしていきなり遭難者を見つけてしまったので、突然クエストが始まり遭難者を見つけた結果でクエスト完了となってしまいます。
クエストをまともにやっていないのに洞窟を探索したことで目的が達成されたという結果なのですが、プレイヤーからすると非常に不完全燃焼です。
もしかしたらその結果に辿り着くまでに感動的なドラマがあったかも知れませんよね。
お前らこんなとこで何してんの?実は遭難して・・・など、辻褄合わせ用の会話が用意されているのでクエストとして破綻はしませんが、余計な事しちまった!となります。
目的が遭難者の救助ならクエスト失敗にはなりませんが、クエスト内のやるべき項目(依頼者に遭難者の情報を聞くなど)にはバツマークがつきます。
これは気持がよくありません。
ウィッチャー3は、特別な能力を使って探偵のように謎を解いたり出来事を解明していくのが面白いところなので、予備情報が無くいきなり答えを掴んでしまうとシラケるのです。
最初から綺麗に話を進めたい方は余計なところを探索しすぎない方が良いでしょう。
しかし、怪物や盗賊に占拠されている場所は情報が無いまま全体マップを見ながら探索して解放せねばなりません。
この辺が難しいところで探索しすぎると予期せぬクエストが始まってしまう、探索しないと街を解放できないし怪物の住処を破壊できないというジレンマでした。
依頼を受けてクエストを開始しないと事件の形跡が出ないようにできなかったのかなぁ〜と思います。
ここは本当にもったいない作りです。
戦闘が思ったより良かった
ウィッチャー3はアクションによる戦闘なしでは進めないゲームなのでアクションが苦手な方には辛いゲームかも知れません。
ただ、シビアなアクションゲームと比較するとアクション性はかなりヌルイです。
雑魚は動きが早いですが攻撃力が無いので力押しで済みます。
大型の敵は攻撃時に大きな予備動作があるので隙が大きく簡単に攻撃や回避が可能です。
強い武器があれば武器をブンブン振り回しているだけで勝てます。
強くなるとこれまで苦労してきた敵が1撃で倒せるようになるなど、ちゃんと強くなった実感が持てます。
どうしても勝てない場合は逃げる事も出来ます。
回転よけが最強なのはダークソウルやドラゴンズドグマに通じるものがあります。
回転中の当たり判定の甘さは凄いです。
戦闘がダルイ、つまらない、面倒という意見が多いですが私は全然大丈夫でした。
戦闘が楽しくて仕方ないとは言いませんが、ぬるゲーマーな私には程よいバランスでした。
動きがややもっさりしてますが慣れると気になりません。
初めて行く場所には桁違いレベルの敵が生息している事があります。
見た目が雑魚と似ているので油断してると1発で殺されることもあります。
中盤以降は魔法や装備でダメージを受けづらくなりますし、アビリティで攻撃力も上がるので強敵でもそれほどビビらずに進められます。
中盤以降は、推奨レベルが10以上高いクエストでも余裕です。
難易度はいつでも変更できます。
アクションが苦手な方はストーリーモードで始めると戦闘が苦になりません。
なんも指定せずにゲームを始めるとストーリーモードになりますが、ストーリーモードはアクションがヌルすぎてちょっと物足りないかも。
瞑想で体力が満タンまで回復するので戦闘中以外は回復アイテム要らずで回復アイテムが余りまくります。
ミニゲームのグウェント
ゲーム中には幾度となくカードゲームのグウェントというミニゲームをする機会があります。
サブクエストなどと同じでやらなくてもストーリーをクリアする事は出来ます。
最初はルールが良く解らずに面倒くさいな〜と思ってました。
こういうミニゲーム嫌いなんですよね・・・
序盤は手持ちカードが少ないので弱くて全く勝てませんが、各地でカードを手に入れるとデッキが強くなって勝てるようになります。
なるべく数の多い手札を残しといた方が勝つゲームなので、いかに相手にカードを消費させて自分はカードを残すかです。
勝てるようになってくると面白くなっていきます。
諜報員(目のマーク)、おとり(かかしマーク)、固い絆(握手マーク)、角笛(角笛マーク)、これらのカードは必須です。
天候などの影響を受けず、相手に利用されないヒーローカードは必ずデッキに入れておきましょう。
北方諸国の指揮官で天候を晴れにする事が出来れば相手の天候不良カードを無効化できます。
北方諸国は、ラウンドに勝つとカードを1枚手札に加えるメリットもあります。
この1枚が勝敗の決め手になることも。
私は北方諸国デッキで最後まで行けました。
DLCまで含めるとそれ以外のデッキを組む事になりますが、単純に本編を進めるだけなら北方諸国デッキのみで行けます。
全グウェントカードを収集するというクエストがあります。
これを完了したいなら、ゲーム開始から終わりまでグウェントが出来る相手に最初に会った時に勝負しましょう。
勝負に勝つと相手からカードがもらえます。
こうして潰していかないとゲーム中盤以降、誰にカードを貰ったか貰ってないかが解らなくなります。
また、店で売られているカードがあったらとにかく全部買っときましょう。
通常のクエストは目的地マークが付きますが、グウェントカード集めはマークが付かないので非常に厄介です。
抜群に面白くてオススメできます!
クエストは全部やりきりました。
?マークも!マークも全部やりました。
長かったですが最後まで飽きずにプレイできました。
非常に良作でオススメできるゲームです。
数年前に発売されたソフトですが、古さを感じません。
主人公のヒゲが伸びます(笑)
髭は床屋で剃れます。
マップも女性キャラも美しい。
太陽光表現がやり過ぎで眩しい時もありますが天候ごとの綺麗さがあります。
イベントムービーがやや多いので、そういうのが嫌いな方には向かないかもしれません。
登場するキャラクターがどうのこうのとかウザい、ガンガン戦わせろ!という方は素直にアクションゲームを買った方が幸せになれます。
RPGの語源にあるロールプレイは役割を演じるという意味ですが、主人公になりきってゲームに入り込むのが好きな方には向いていると思います。
このソフトはとにかく時間が必要です。
鬼のようなボリュームなので全て遊びつくすには、かなりの時間を要します。
メインストーリーは全体の3〜4割程度と意外とボリュームが無いので、ストーリーだけならそれほど時間はかかりません。
話は短めですが内容は濃厚です。
サブクエストをある程度やらないとレベル上げができないと思います。
また、サブクエストはストーリーを補完する内容があるので、やらない訳には行かないと思います。
サブはいわゆるお使いパターンもありますが、物量のために量産されただけの繰り返し作業ではないストーリーが用意されています。
え、これで終わり?!という物凄く小さいクエストもあれば、サブとは思えないボリューミーなクエストもあります。
よくもまぁこんだけ話を入れたな〜と感心します。
街や街道でいきなり声をかけられて発生する突発クエストがあります。
これらはマップ上に何にもマークが出ないので、私は見落としているクエストがまだまだあると思います。
マップが広すぎて自力で全部を見つけるのは不可能です。
主人公の高低差の弱さはもう少しどうにかならんのかなと感じました。
主人公は怪物退治できるほどの運動神経なのに、少し高いところから落ちると即死です。
ウィッチャーは落下衝撃に弱い設定があるのか?
クリア直前に気が付いたことを1つご紹介。
小舟での移動時は、いつでもイカリマークの場所へファストトラベル出来ます。
これ・・・クリア直前にロード中に出るヒントで知りました。
ゲーム内の文字マニュアル読んでないのが原因ですね・・・
アホみたいに広い海をずっと手動で航海してました(笑)
メインストーリークリア後もサブクエストなどは引き続きプレイできます。
DLCもメインストーリーのクリア前と後、どちらでもプレイ可能です。
DLCはホントにDLC?と思うほどの凄いボリュームで、推奨レベルが高めなのでメインストーリークリア後の方がオススメです。
私はメインストーリーの途中でDLCをやりだして終わらせ、そこからメインストーリーを再開しました。
そしたらストーリーのラスボスが超ザコキャラと化しました。
メインストーリーをクリアしてエンディング見てゲームを終わらせちゃう方も居ると思いますが、ぜひゲラルト宅に戻ってみてください。
何かあるかも・・・
ゲームをやっていてずっと「終わって欲しくないなぁ〜」と思えたゲームです。
現時点でウィッチャー4の予定は発表されていません。
メーカーが3で終わると言っているので次が出る可能性は低いですが次がやりたい!
面白いけど嫌になるほどバグだらけ
ウィッチャー3はバグが多いタイトルです。
私が体験したバグの幾つかを紹介します。
キャラが地面に埋まる表示バグが何度もありました。
地中に埋まって背が低くなったウィッチャーと店主、2人がカウンター越しに顔だけ覗かせて話してる様子は子供が買い物しているような滑稽さで笑えました。
単なる表示バグはゲーム進行に支障なく笑えますが、フリーズバグは深刻です。
回数で言うと十回以上ってところです。
フリーズせずにいきなりアプリケーションエラーでPS4のバグ報告画面になってしまう事も多いです。
これも何十回もありました。
セーブできなくなるバグも数回ありました。
そのままゲームを続けているとPS4のエラー画面になります。
ジャンプして変なところに挟まりずーっと落下モーションのまま動けなくなるケースもありました。
マップのあちこちに荷馬車の荷車が置いてありますが、馬に付ける部分(二本の棒)の間はハマりやすいので注意してください。
ハマったら抜けられないのでゲームをリセットしか手がありません。
アイテムが取れなくなるバグもありました。
何かの理由でアイテムが取れないのか悩みましたが、ロードしてやり直したらあっさり取れました・・・
クエストクリアに必要なアイテムを取ったのに、クリアにならない事が何度かありました。
もう取れるアイテム無いのに何でクリアにならんの?って感じで延々周辺を探し続けてしまいます。
もしや・・・と思い、少し前からロードして再度アイテムを取るとクリアとなりました。
探す時間がまるまる無駄になるので、このバグは結構ムカつきます。
この影響で最後まで1つだけ?マークが消せませんでした。
他にもボイスが出なくなる、音楽や効果音が出なくなるなどの音関係のバグも頻発します。
音バグが発生してもそのまま続けているとエラーになる確率が高い気がします。
クエストクリアに必要なキャラクターが出てこなくなる進行不能バグもあるようなので、マメなセーブの大事さがお解りいただけると思います。
一定時間ごとの自動セーブ機能もあります。
何かあったら好きなセーブポイントを選んで再開できます。
オートセーブ、自分でセーブ、どちらからでもロード可能です。
これによって大概は大きく戻されることがありませんが、サクサク進んだ時は「ここまで戻るのか・・・」って事もあります。
特にクエスト開始前、面倒だったクエスト内容を終えた時、水中に入る前などのセーブは忘れずに。
バグの対策は、何かおかしいと感じたらセーブしてロードです。
それでも変ならタイトルまで戻ってロード、確実なのはPS4の再起動です。
感覚的にスリープから復帰した後におかしくなる可能性が高い気がします。
ゲームを再開する際のロードの長さにはイライラさせられます。
キャラが死んだ時もロードが長いです。
比較していないので正確には判りませんが、無印PS4より若干早いと言われているPS4proでもロードは長いと感じました。
ロード中にあらすじを説明する豪華なボイス入り演出が流れますが、そんなの要らないからロードを早くして!って感じです。
バグの多さとロード時間は酷いので覚悟してください。
CEROレーティングZで18才以上が対象
ここからは大人のお話。
ウィッチャー3には、身体を真っ二つに切り裂くとか首や腕が飛ぶなど、えぐい戦闘シーンがあります。
血しぶきも凄いです。
戦闘以外でも汚い言葉や表現も盛りだくさんです。
そしてアダルトなシーンも・・・
ウィッチャー3は子供向けゲームではなく大人が1人でこっそりじっくりやるゲームです。
プレイするならくれぐれもお子様の目に触れないよう注意してください。
ローカライズを担ったスパイクチュンソフトの担当がインタビューで「レーティングZの限界ギリギリを狙った」と言っています。
極力不自然さがないようにしたのでしょうけど、違和感がありすぎて珍妙に見える部分もあります。
業界団体の自主規制の壁にどこまで迫れるかという点で、すごく頑張ったと思うのでその努力に拍手を送りたいです。
スパチュンのローカライズの素晴らしさはこの点だけではありませんが、今後のローカライズにおいてレーティングZの基準となるのは確かでしょう。
そもそもレーティングZって大人用ってことですよね。
そう考えると「規制すんなや!」と思います。
大人ならエロもグロも見るか見ないかの選択は可能なはずです。
レーティングZのソフトを買って「グロい!きもい!ワイセツ!」なんて言う方がおかしいと思うけどなぁ〜。
パッケージにそういった表現が使われている事も明記してあります。
PS用ソフトに関しての表現規制は、業界団体のCEROによるレーティング規制+ソニー規制が加えられていると聞きます。
規制を判断するフィルターが多くなれば強めに規制が加わるのは必然です。
製作サイドの表現のまま見たいと思うのは私だけではないはず。
どーしてもZで規制かけたいなら、その上に規制なし(アダルト)というレートを作って欲しいな〜と思う今日この頃です。
家電屋さんでゲーム用パソコンがセット販売されているので日本でもパソコンでゲームをやる敷居が低くなってきています。
知らない方はキーボードでゲームをすると思っているかも知れませんが、パソコンにコントローラーつなげれば家庭用と同じ感覚でゲームが出来ます。
ゲーム用パソコンは導入コストは高いですが、ソフトが安く買えるのである程度ゲームをする人なら結果的に安く済むという試算もあります。
ゲームが安く買えて妙な規制がなく面倒な設定も要らないSteamが流行るのも頷けます。
Steamにも年齢認証はありますが、ネットの年齢認証なんてあってないようなものですから世界中の未成年者が成人レーティングのソフトをプレイしている現実があるそうです。
まぁ〜そうなりますよね・・・。
レーティング云々は、個人的な戯言なので鼻で笑って流してください。
じゃーPCでやれよ!って話だけどゲームは家庭用ゲーム機で気軽にやりたいのよね。
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