ラグの滑り止めどうしてますか?
ショップでは裏地に滑り止めが付いたラグと滑り止めが付いていないラグが売られています。
今回はラグとラグの滑り止めを買ったお話。

このトップ画像目がチカチカしますね・・・申し訳ないです。
以前記事にしましたが、ダイソンの掃除機を購入しました。
これが良くゴミや埃を吸ってくれます。
長年使ってきた我が家のラグから吸われるゴミも凄くて、吸っても吸っても非常に細かいゴミが際限なく出てきます。
長く使ってきたのでラグの繊維がボロボロになっているのもありますし、奥深くまで入り込んで取れなくなった埃もあると思います。
丸洗いを考えましたが自宅で洗うには大き過ぎる。
ラグは2m×2mと大きく厚さもあるのでタダでさえ重いです。
それが水を吸ったらきっと何十キロという重さになって持ち上がらないはず。
浴槽で洗ったは良いけど、かさばって絞れないし、重くて干せない・・・という失敗談をよく聞きます。
じゃあ、クリーニングに出すか?
ラグを扱っているクリーニング屋さんなら、厚手のラグも綺麗にしてくれるはずです。
幾つかお店を調べましたが、1u数千円と料金が凄くお高い!
下手したら新品ラグが買える値段になります。
・・・って事でラグを綺麗にするのは諦めました。
長年使っているラグは粗大ごみに出して、新しいラグを購入することにしました。
ラグを探してあちこちへ!結局ネットで購入
日常的に肌に触れるものはやはり現物を見ないと判らないので、ホームセンターや家具屋を観てまわりました。
最初に良いな〜と思ったのはジオーニというラグ。
しかし、店頭で見たものは旧デザインで展示品の現物しかないと言われました。
ジオーニという同じ名前の現行品はデザインがガラッと変わったようです。
ラグのデザインは変更されることがあるので、現行品のデザインが気に入ってるなら代替わりするまえに手に入れた方が良いと思います。
薄汚れた展示品は嫌だし、現行ジオーニは直線が多いデザインで好みに合わず、他の店へ。
何件目かでジェイドという良さげなラグを見つけました。
しかし、今度は好みの色が品切れでした。
取寄せも出来ましたが、配送にお金がかかるし再度取りに行くのも面倒なのでネットで購入する事に。
ネットで商品を探してる時にジオーニもジェイドも同じプレーベル社の製品と知りました。
プレーベル社はカーペットの企画販売輸入などを行っている老舗メーカーです。
ジェイドは単色でシンプルなラグですが、毛の流れによって色の濃淡による表情が出ます。
色はブラック、シルバー、ベージュ、エクリュ(生成り色)の4色で、どの色も落ち着いた風合いです。
毛足が22mmと長めなので夏は暑そうですが、夏でもサラサラで快適に使えるオールシーズンラグだそうです。
床暖房やホットカーペットにも対応しています。
遊び毛が出にくい仕様なので、ハウスダスト対策としても良さげ。
遊び毛が出た方が汚れにくいと言いますけどね・・・
潰れにくいナイロン素材100%で密度もあるので、すぐに毛が寝てしまう事はないでしょう。
防炎、防ダニ、抗菌、防臭の他、浸水性がなく汚れにも強いという至れり尽くせりの高機能ラグです。
高級天然繊維ほどではありませんが、ナイロンとは思えないほど非常に肌触りが良くてふわふわです。
手でサワサワすると繊維の滑りの良さが解ります。
ジェイドSLIMという毛足が半分の姉妹品も触りましたが、毛足が長い方がボリュームがあって気持ち良いです。
ジェイドSLIMは毛が立ってみっちり詰まってる感じで、ジェイドは毛が若干寝ていて色々な方向に流れている感じです。
決してジェイドSLIMが悪いという訳ではなく好みの問題です。
機能や手触りがゴージャスなので、お値段もゴージャスです!
190×190cmがなんと4万円というバブリー価格。
店頭もネット通販も価格は同じくらいでした。
楽天セールを待って購入!
値引きクーポンがあり、貰えるポイントを合わせると実質3万くらいで買えました。
やっぱネット通販はお得ですね。
安く買えたとはいえ、最初は2万以内で考えていたので奮発しました。
ここのところ買い物が多いので来月の引き落としが怖い(汗)
良いラグが見つかって満足していますが、1つだけ不満な点があります。
それは裏地に滑り止めが付いていない事。
結構なお値段なんだから、滑り止めくらい付けておいてほしいなぁ。
ラグには滑り止めが無いと危険!
これまで使ってきたラグの裏地には滑り止めが付いていました。
今回購入したラグより高かった記憶があります。
昔は高給取りだったな〜と遠い目 (;´д`)トホホ…
今回のラグは裏面が不織布になっており、フローリングに優しい素材です。
フワフワの毛布みたいな質感です。

解りづらい写真ですが、裏地はこんな感じ。
フローリングに優しいのは良いけど滑るのは困ります。
厚みのあるしっかりしたラグなのでシワになったりよじれたりはしませんが、そのままだと滑りそうです。
重い家具をラグの上に置くならそれが重しになって滑りを抑えられると思いますが、ウチには安っちぃー軽い家具しかないのできっと滑ります。
ラグが滑ってコケた経験がある方は、滑るラグの危険性をご存知かと思います。
家では寛ぎたいのに歩くのに緊張を強いられ、気を付けるのを忘れたころに滑ってスッテンコロリンです。
意識していない状態で突然足が滑ると受け身が取れません。
打ちどころが悪いと大怪我で済まない場合も・・・。
滑るラグって本当に危険なのですよ!
安くてお手軽な、貼るタイプの滑り止め
ラグを固定するのに1番安価で手軽なのは、シールで貼るタイプの滑り止めです。
ロールテープタイプと10cm角くらいの四角いタイプがあり、ラグコーナーの近くで数百円で売られています。
ロールテープには、滑り止め素材がついたテープをラグやカーペット裏に貼るタイプと、床に両面テープを貼ってラグを上から乗せてくっつけるタイプがあります。
私が見てまわった家具屋さんの展示では、床に貼る両面テープタイプでラグを固定しているお店が多かったです。
両面テープタイプはかなり強力でズレないようですが、その強力さ故に剥がす際に床にテープが残ってしまいそうでした。
綺麗にはがせると書かれたテープも年数が経つとベットリくっついて綺麗にはがせなくなりますよね。
両面テープで貼りつけてしまうとラグの下が掃除できなくなるのも気になります。
四角いシールタイプも一時使用なら問題無いと思いますが「粘着剤が床にベタベタ残る」というレビューが多くあります。
長期間使っていると粘着剤が溶けて押し出されてしまうのでしょう。
フローリングに粘着剤がベットリつくという事はラグ裏面にもベトベトが残るという事です。
ベトベトがついたラグをそのまま敷けば、またフローリングを汚します。
滑り止めをケチってラグを買い替える羽目になるのはアホくさいです。
滑り止め範囲が狭いために掃除機をかけるとラグがずれるというレビューも見かけます。
これはラグの厚みが関係してそうです。
薄いタイプのラグは掃除機の吸引力に負けますから仕方ない気もします。
安さと手軽さというメリットがある貼るタイプですが、これらのレビューを見ると長期使用に向かない気がします。
シールタイプで問題なく長期間使えている方もいらっしゃるようなので、環境によって違いが出るのかも。
昔ながらの敷くタイプの滑り止め
ラグやカーペットの下に敷くタイプは昔からあります。
なぜか大規模ホームセンターにも大きいサイズのものはほとんど置いていませんでした。
家具屋さんの方が品ぞろえは良いかもです。
敷くタイプの滑り止めシートに使われている素材は、ポリエステル、シリコン、ゴム、合成樹脂、塩化ビニールなどがあります。
ゴム系素材は、熱による癒着を起こしやすい傾向にあります。
ウレタン系、アクリル系、スチレン樹脂、塩ビなどには可塑剤(プラスチックを柔らかくするもの)が入っている事が多く、これが時間経過で滲み出てきます。
可塑剤が溶け出している状態で上から圧が加わると床に張り付いたり跡残りが起こります。
消しゴムが定規やペンケースに張り付いてしまった経験がある方も居ると思います。
それと同じことが滑り止めシートと床で起こるわけです。
熱が加わると可塑剤の影響が強まるので、床暖房やホットカーペットを使用する方は注意が必要です。
小さいメッシュ状の滑り止めシートなら100均でも売られています。
ホームセンターではロール状になったものが量り売りされていたりします。
安価な滑り止めシートの素材は塩化ビニールが多く、可塑剤がたっぷり使われているので短期間でベタつくようになります。
フローリングへも癒着しますが、ビニールのフロアマットやクッションフロアに癒着すると非常に厄介です。
安いからと言って飛びつくと数年後、後悔する可能性が高いです。
最近は、跡残りしないウレタン製の滑り止めシートが人気のようです。
滑り止めとしてだけではなく、防音効果や断熱効果を謳っている商品が多くあります。
ウレタン系の滑り止めシートはニトリでも売られてました。
ただ、ウレタンシートタイプは注意書きに「結露が付く可能性があります」と書かれているものが多いです。
穴の開いていない薄いスポンジマットのような形状ですが、滑り止め加工された表面に通気性がなく結露が付きやすいのだと思います。
滑り止めシートとして売られている幾つかのウレタンシートを実際に触ってみたところ、大理石のような非常に滑らかな床なら滑らないと思いますが、木のフローリングでは滑り止め効果が薄い気がしました。
垂直に近い感じで体重を乗せると滑りませんが、斜めに力が加わると滑りそうな感じ。
店頭にのクッション性のあるウレタンシートの滑り止めが体感できる展示があり、いろいろな方向に力をかけてみました。
薄いラグでもふわふわ感がアップしますので、クッション性がある滑り止めシートは素晴らしいと感じました。
同時にやや滑るという事も確認できちゃいました。
展示方法大丈夫かな?(笑)
実際に使ったら滑らない商品もあると思います。
私が見たのがたまたま滑りやすかっただけかも知れません。
ウチは冬に加湿器を使うので結露がつきやすい環境です。
結露はカビの原因になるし、水分によってフローリングを痛める可能性もあります。
この事からウレタン系滑り止めシートを選択肢から外しました。
不織布などにホットメルト素材の滑り止めがドットのように付けられたシートもあります。
ホットメルトが付いた床側は滑らないようですが、シート上面に滑り止めが無いためラグが多少ずれるみたいです。
ラグ裏面の素材によって、ずれるずれないが変わるようです。
ホットメルトには可塑剤は含まれていないようで、跡は付きにくいらしいです。
気になったのは「不織布が薄いためボロボロになって繊維が散らかる」というレビューです。
薄い不織布は力に弱いので千切れちゃうのかも知れませんね。
う〜ん、どれも一長一短!
大丈夫そうな敷くタイプの滑り止めを購入!
色々な滑り止めシートを比較して、これなら大丈夫そうと思って購入したのがユニテックパロマの「すべり止めネット」です。
この商品を知るまでユニテックパロマという企業を知りませんでした。
調べると本社が奈良にあるカーテン用品を扱っている会社という事が解りましたが、サイトにこの滑り止めの商品紹介はありませんでした。

耐熱温度が120度あるので、火を使わない暖房機器なら問題ないと思います。
組成はポリエステル100%で、アクリル樹脂で被覆されています。
洗濯可能で繰り返し使えます。
こういった製品によくある独特のゴム臭はありません。
カラーはアイボリーと記載されていますが白に近いです。
見た目はよくあるメッシュタイプの滑り止めシートですが、決め手はコレ!

塩化ビニールと可塑剤が使われておらず、長期間使用しても色移りや付着の心配がないというのが製品特長としてパッケージに記載されています。
可塑剤を使っていないと明記している滑り止めシートは多くありません。
「3年使っていて跡は残っていない」というレビューもありました。
価格は160cm×230cmで3,000円前後と滑り止めシートとしてはややお高いですが、跡残りしないならこれくらいは仕方ありません。
賃貸のフローリングに張り付いたり跡残りすると退去時に大変ですからね。
書かれている使用上の注意は以下の通り。
・本革製品に使えません。
・火のそばに近づけないでください。
・床面の水や油は完全に拭き取ってください。
・ワックス塗装面は完全に乾いてからご使用ください。
メッシュタイプの滑り止めには「週に一度、床から本製品をはがして吸着面を空気に触れさせてください」という注意書きがある場合が多いですが、この商品にはそういった注意書きはありません。
敷きっぱなしでも張り付くことが無いのでしょう。
この商品に限らず、多くの滑り止めシートはワックスとの相性が良くありません。
ワックス成分によっては滑り止めシートを溶かしてくっつけてしまう可能性があるようです。
ワックスをかけた後はしばらく時間を置いてから敷きましょう。
ワックスの乾燥状態を知るにはセロテープを使います。
床にセロテープを貼ってはがした際にワックス成分がテープにくっついていたら生乾き、何もくっつかなければほぼ乾燥していると考えて良いでしょう。
この方法は、ワックス自体の密着強度を知るためにも使えます。
テープで簡単にはがれるくらいの密着度では、滑り止めシートの粘着力にも負けます。
ワックスがメッシュ状の滑り止めシートにくっついて剥がされると跡残りと同じような見た目になります。
こうなるとワックス層を一旦落とすしかありません。
アルカリ性洗剤をつけたスポンジで根気よく擦ればワックス層をはがせますが、手で広い面積のワックスをはがすのは非常に大変です。
こうしたトラブルを避けるためにもワックスではなく、水拭きと乾拭きをして滑り止めを敷いた方が安全だと思います。
油性ワックスを使われている場合、メッシュの滑り止めは難しいかも知れません。
油性ワックスには溶剤が入っているものが多く、化学反応を引き起こす可能性があります。
滑り止めシートの跡は油で溶かして落とすというテクニックがあるくらいなので、油分は厳禁です。
用途として以下の表がパッケージにありました。
・テーブルxテーブルクロス:○
・床 x 籐:○
・玄関マットx 床:○
・カーペットx床:○
・ソファーカバーxソファー:○
・フロアマットxタイル:○
・バスマットx床:○
・畳xカーペット・籐:○
・カーペット×カーペット:○
・椅子 x 座布団:○
・カーマットxカーフロア:○
・車のシートカバー x シート:×
・毛布x毛布:×
・電気カーペットx畳・カーペット:○
・ムートンx床:○
・ムートンxソファ:○
この滑り止めは敷いただけでは床にくっつきませんが、上から圧を加えると床にピタッとくっつきます。
被覆のアクリル樹脂が粘着力を生んでいるのだと思います。
メッシュ自体が少しペタペタするので埃や髪の毛などがくっつきやすいと思います。
広い面積を敷くときは2〜3名で端同士を引っ張るようにすると楽に敷けます。
商品サイズは、45cm×60cm、45cm×120cm、160cm×160cm、160cm×230cmという4種類売です。
強力なので200cm×200cmのラグなら160cm×160cmでも問題ないと思います。
ウチはラグの片側をよく歩くので片側は200cmピッタリ滑り止めをしたいという理由で、160cm×230cmを購入しました。
滑り止め効果が薄ければカットして滑り止めが無い部分に敷こうと考えていましたが、十分な滑り止め効果があったのでカットはせず折り返して敷いています。
ラグが190cm×190cmなので30cmほど滑り止めシートが無いゾーンがありますが、今のところ滑っておらず掃除機をかけてもずれていません。
パッケージに「強力」と書かれている通り、本当に強力に滑り止めしてくれています。
薄いラグは掃除機で吸うとラグが浮いてシワになりやすいので、全面に滑り止めシートを敷いた方が良いと思います。
滑り止めシートは、サイズに合った1枚を敷くのが理想です。
滑らないという意味では何枚かに切り離して敷いても良いのですが、掃除後の再セッティングが面倒になります。
まだ使い始めたばかりなので、長期使用の検証はできていません。
200件ほどのレビューの中で2件だけ数か月の使用で薄く跡が残ったというレビューがあったので、掃除の時に床を確認しようと思っています。
レビューはアマゾンより楽天に多くありますので気になる方は目を通してみてください。
何年使えるか解りませんが、跡が残らず滑り止め効果が続けば非常に良い製品だと思います。
私がまわったホームセンターやインテリアショップの店頭にはありませんでした。
ネット通販では似たようなメッシュの滑り止めが似た名前で色々売られています。
敷くタイプの滑り止めシートは、可塑剤の入っていないものを選びましょう。
できれば裏地付きのラグを買いましょう
今回は滑り止め裏地が付いた好みのラグが無かったので、滑り止めナシのラグを買いました。
別で滑り止めシートを使うのが面倒な方は、少し高くても滑り止め付きラグを買いましょう。
滑り止め付きの方が掃除が楽ですよ。
これまで長年使ってきたラグの滑り止め裏地は、滑らず跡残りもなく素晴らしかったです。
よく玄関マットの滑り止め裏地に使われているタイプです。

こんな感じで白っぽい滑り止めがメッシュ状にくっついてるのがオススメ。
点々とゴムが付いているタイプより滑りません。
滑り止めシートの代わりにホットカーペットを買う方も居られるようです。
ほとんどのホットカーペットの裏には滑り止めがついており、ラグのボリュームアップにもなるという理由です。
最近のホットカーペットは凄く安いのもありますから手としてはアリだと思います。
滑り止めシートがくっついたり跡が残っても運が良ければ綺麗に出来ます。
消しゴムを使う方法や油を使う方法などなど、色々なやり方があります。
でも、最初から対処できればそれに越したことはありません。
お笑いもラグも、すべらない方が良いに決まってますよね(笑)
私と同じくラグを滑らないようにしたい方は、参考にしてくださいな。
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