今回は、PS4のシステムソフトウェア バージョン5.50の情報です。

ソニー公式ブログで、システムソフトウェアのバージョン5.50の発表がありました。
コードネーム「KEIJI(ケイジ)」だそうです。
ケイジって誰よ?
(※2018年3月16日追記)
3月8日からシステムアップデート更新が開始されました。
設定→サウンドとスクリーン→映像出力設定に「スーパーサンプリングモード」が追加されているので、2Kテレビ環境の方は、お試しあれ!
バージョン5.50で強化される新機能
・お子様のPS4で遊ぶ時間を管理する機能の追加
その日に遊んだ時間を確認したり、1日あたりに遊ぶ時間を制限したり、遊ぶ時間帯を設定して夜遅い時間の利用を防いだりできます。
ゲームプレイ時間を管理する親には有難く、子供にはウザイ機能です。
・お子様の閲覧可能なコンテンツやオンラインプレイの制限を変更できるように
ファミリー管理者や保護者が、子供の閲覧可能コンテンツやオンラインプレイの制限を変更できるようになります。
これもキッズ達にはウザイ年齢制限に関する機能の強化ですね。
・ライブラリーの機能拡張
PlayStationPlusに1度でも加入中に入手したフリープレイのゲームを確認できます。
ゲームやアプリケーションを非表示にできるようになります。
ライブラリーが使いやすくなる機能強化です。
・PS Now利用中にPS Musicでの音楽再生に対応
PlayStationNowご利用中にPlayStationMusicで音楽が再生できるようになります。
PS Nowのご利用状況により、再生できない場合もあるようです。
PlayStationMusicを利用している人は、ちょっとだけ嬉しいかも知れません。
詳しくは、PlayStation.Blog「PS4システムソフトウェア「バージョン5.50 アップデート実施と主な機能のお知らせ」を熟読してください。
日本の公式ブログには書かれていないませんが、他にも幾つかの機能が強化される模様です。
・購入済みでインストールされていないゲーム検索
・音楽再生中のクイックメニュー拡張
・USBストレージ経由でカスタム壁紙画像のインポート
・PS Pro専用のスーパーサンプリングモード
英語が読める方は、海外のPlayStation.Blogを読んでください。
海外のPlayStation.Blog「New Features Coming to PS4 in System Software 5.50」
日本の公式ブログに細かい情報が書かれないのはいつもの事です。
なんで書かないんでしょうねぇ。
Pro専用機能のスーパーサンプリングモードとは?
注目しているのが、スーパーサンプリングモードの追加です。
この機能により、4Kモニターを持っていない人でも映像が綺麗になるかも知れません。
スーパーサンプリングモードでどんな事をやっているか?
2K以上の高解像度でレンダリングして、2K以下(テレビの解像度に合わせて)にダウンスケーリング(縮小)して画面に表示します。
縮小する際、画質を綺麗に整えるための画像補正処理をしますが、それにスーパーサンプリングという処理方法を使います。
高画質イメージをサンプリングしてピクセルの平均色を取得して縮小される画像の補正を行います。
単純に縮小するより、綺麗でシャープな画像になる効果があります。
この処理が非常に重いので、パワーのあるPS4pro専用の機能になったようです。
「ホライゾン ゼロドーン」や「ライズ オブ トゥームレイダー」など幾つかのPro対応タイトルは、すでにスーパーサンプリングを利用した4Kレンダリングや1080pへの縮小するオプションが用意されています。
今回のアップデートで4Kテレビを持っていない人もソフト対応なしで似た処理が可能になるということです。
ただ、これまでのソフトはPro対応ソフトほどリッチな映像にはならないと思われます。
ホライゾンは、スーパーサンプリングの他にシャドウマップや異方性フィルタリングの品質強化がされており、2Kテレビでも画質が向上するよう作られています。
これまでのソフトには、こうした画質向上の仕組みがありませんので単純にスーパーサンプリングだけの効果になります。
スーパーサンプリングによってグラフィックの精細度が上がるとされていますが、2Kテレビの解像度が変わるわけではありませんよ!
2Kテレビが4Kと同等の高精細にはなりません。
ジャギーがなくなって、輪郭が少し綺麗になる程度でしょう。
現在ネットに上がっている海外の検証動画を見る限り、私には違いが解りませんでした。
2つの映像を並べてよ〜く目を凝らせば判るかも?って感じなので、綺麗になっても気が付けるかどうか・・・
それより気になるのは、一部のソフトでフレームレートが変更されてしまう場合があるようなのです。
画像を優先するとフレームレートが犠牲になるということ。
画像を取るかフレームレートを取るか?
私は60フレームでヌルヌル動く方が好きなので、スーパーサンプリングを有効にするか微妙。
気がつかないくらいの微妙さで綺麗になってもなぁ〜。
海外のテストユーザーによって、幾つかのタイトルは動作確認されています。
全てのPS4ソフトが綺麗になるわけではなく、ごく一部のソフトしか効果がないのかも知れません。
日本でも既にシステムソフトウェア5.50のβテストが始まっているようです。
アップデートの日付は発表されていませんが、これまでと同じならブログの情報公開からそれほど間を置かずにアップデートが来るはずです。
アップデートされたら手持ちのソフトで試してみようと思います。
PRO向け機能強化を敢えて使わない場合も
今回のシステムアップデートは、年齢制限関係やプレイ時間管理の強化が主だと思われます。
家族でPS4を共用している方には使える機能です。
最初からあってもおかしくない機能なので、機能強化の恩恵を受ける方も居ると思います。
子供からしたら「余計な機能強化しやがって!」という感想かも知れませんが(笑)
スーパーサンプリングモードは、どうなんでしょうね〜。
期待はしていませんが、綺麗になるならそれに越した事はありません。
ソフトによって凄く綺麗になるものと、変化に気が付かないものがありそう。
最近は画質が選べるソフトが増えています。
パソコン性能によって画質の切り替えをするパソコンゲームみたいになってきてます。
PS4タイトルのパソコン版がでるケースも増えているので、開発段階で画質変更を加味して作られているのでしょう。
少し疑問なのが、ソフト側で画質設定できる場合、PS4のシステム側でスーパーサンプリング設定をどうするかです。
ソフト側で画質優先しするとフレームレートが下がるものが多いですが、システム側でスーパーサンプリングを有効にするともっとフレームレートが下がるのかな?
すんごくフレームレートが落ちそうな気が・・・
PROユーザーとしてPRO向けのシステム強化は嬉しいですが、何かを犠牲にしないと効果が出せない機能強化は結局使わなくなる可能性が高いです。
ちょっとした綺麗さのためにガクガクするなら使えません。
30フレームと60フレームの違いは大きいですからねぇ。
PROを買って後悔していませんのでこれから買うならPROをオススメしますが、画質やフレームレートにこだわらない方は面倒な設定がない無印PS4で良いと思います。
今回のように時々PRO用機能強化がありますが、激的に画質が変わるわけではありません。
無印のPS4でも十分綺麗ですし、ゲームを楽しむのに支障はありませんので、4Kテレビがない方やマニアックでない方は無印PS4で満足できると思います。
PROは5万近い価格ですが、無印は3万円くらいなのでとってもお得です。
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