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2017年12月26日

TESCOMの毛玉クリーナーが超気持ち良い!100均毛玉取りや不得意な素材について

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セーター、コート、毛布など、冬物は毛玉が付きやすい素材が多いです。
毛玉だらけの服はザラザラして肌触りが良くありません。
何と言っても毛玉がついていると、みすぼらしく見えるのが嫌ですよね。

今回は、この季節にピッタリな毛玉クリーナーを紹介します。

毛玉取り器

ネット上には「100均の毛玉取りが優秀!」とか「100均の毛玉取りが非常に使える」という記事が多くあります。
その言葉を信じて私もダイソーで買ってきました!
100均毛玉取り

早速、毛玉を取ってみたところ・・・

すぐ止まる!

電池が悪い?と思って、新しい電池に入れ替えても変わらず止まります。
止まったらスイッチを切り、再度スイッチを入れると少し動きます。
しかし数十秒すると、また止まります。

内刃と外刃のクリアランスが無いのが問題。
毛玉を取る部分に外刃(毛玉を取る金属に穴があいた部分)があります。
それを回して緩めてやると、多少長く動きます。
動きますが外刃を緩めると内刃との隙間が大きくなるためか毛玉が取れません。

外刃をキツ過ぎず、ゆる過ぎない感じにしてやると何とか動きますが、こんどは繊維に引っ掛かってすぐ止まります。
100円なりの根性しかねーのかよっ!と突っ込みたくなります。
靴下や手袋などの小物ならオンオフを繰り返せば取れますが、これだけ頻繁に止まると使えたもんじゃありません。

当ブログでは、ちょこちょこ100均グッズをオススメしていますが、毛玉とりに関しては「ダメだコリャ!」となりました。
きっと私の運が悪く、たまたま精度が悪いハズレ品を買ってしまったのでしょう。

当たり個体なら、多くの方が言われているように使えるはずです。
サイズが小さいので大物に使うには無理がありますが、小物なら十分です。
普通に動けば100円以上の価値はあると思います。
お祭りの100円くじより、当たりを引く確率は高いはず(笑)

私はもう1個買ってもハズレを引く気がするので、再購入しませんでした。


ちゃんとした毛玉取り器を買おう!


100均の毛玉取りが使えなかったので、ちゃんとした電動毛玉取り器を買う事にしました。
乾電池式は使っている内に弱くなる恐れがあるので、交流式と呼ばれるコンセントから電源供給するタイプにします。
現在は、イズミ(泉精器製作所)とテスコムというメーカーの毛玉取り器が売れています。

アマゾンでのベストセラーは、テスコムのKD778というもの。
交流式でコンセントからの給電で動きます。
外刃部分に風合いガードというパーツを付ける事で、毛足の長さを3段階に調節できます。
少し前の型なのか、テスコム公式サイトにはありませんでした。

検索するとKD778を購入した方のレビュー記事が多くヒットします。
性能と価格のバランスが合っているとの評判です。

イズミとテスコム、両社とも2017年式から「充電&交流式」を販売しています。
充電・交流式はコンセントからの給電で動きますが、コンセントを抜いても本体内部にある充電池で作動するというものです。
コンセントが近くに無い時やコードが邪魔な時に充電式は便利です。

ただし、充電&交流式にもデメリットはあります。
バッテリーを内蔵しているので本体が少し重くなります。
数十グラムの違いしかありませんが、手に持って使うものは軽い方が楽です。

電気の供給経路が複雑化するので、故障リスクが上がります。
レビューに「購入した冬は使えたけど、次の冬に使おうとしたら動かなかった」というコメントが何件かありました。
給電経路がどう切り替わるかは配線図を見ないと解りませんが、久々の使用で動かないというのは、給電経路かバッテリーが怪しいと思いました。

充電・交流式は、コンセントからの給電、バッテリーからの給電、コンセントからバッテリーへの給電という3つの電気経路があります。
バッテリーが完全に死んでもコンセントからの給電のみで動くのか?
コンセントからの電気が常にバッテリーを通して本体に給電されるようになっていたら、バッテリーが逝くと給電できなくなる事はあり得ます。
バッテリーは、ずっと放置していると完全放電して使えなくなる場合があります。
正直なところ、この辺は良く解りません。

私はたまにしか使わないので、充電池の入っていない交流式で事足ります。
交流式はコンセント給電のみなので電気経路がシンプルです。
コンセントから離れた場所では使えませんが、それで困る事はないでしょう。

調べると、イズミは乾電池式と充電&交流式しか販売していませんでした。
以前は交流式も作ってましたけどね・・・
パナソニックも「毛玉取り器 風合い残し」シリーズに交流式がありましたが、現在は生産終了しています。

残るはテスコムです。
テスコムは、乾電池式・交流式・充電&交流式という3種類の毛玉取り器を販売しています。
好きな電源方式が選べるのは有難いです。

他にも聞いた事の無いメーカーが毛玉取り器を出してますが、ちょい不安なので今回は選択肢から外しました。
どのメーカーも中国製なので大して違いは無いと思いますが、販売数が多いメーカーの方が安心感があります。

余談ですが、ニトリで売っているKC-NB34PとKC-NB14Yという乾電池式毛玉取りはイズミの商品です。
全く同じ型番がイズミブランドで販売されています。
ニトリでは、KC-NB34Pが1,843 円(税別)、KC-NB14Yが917 円(税別)です。
今日時点ではネットでイズミブランドを買った方が安く手に入ります。


テスコムの毛玉クリーナーKD800を購入!


アマゾンのベストセラーであるKD778にしようと思いましたが、新型のKD800にしました。
KD778の後継機がKD800に当たるようで、機能に差はありません。

KD778とKD800のスペックを比べると違うところもあります。
KD778は消費電力は3W、KD800は4Wなので1W強くなっています。
KD778のコードは2mですが、KD800は1.8mと20cm短くなっています。
KD778の本体重量は165g、KD800は160gで5g軽くなっています。
どれも、大した違いじゃないですね。

KD800のパッケージは、こんな感じ。
毛玉取り器KD800パッケージ

箱の裏にも説明書きがあります。
毛玉取り器KD800パッケージ裏

箱の中身を全て出してみました。
毛玉取り器KD800内容物
説明書、本体(風合いガード付き)、ACアダプター、掃除ブラシです。
とてもシンプルな構成です。

風合いガードを取り外すと外刃があります。
外刃の直径は52mmです。
毛玉取り器KD800刃の大きさ
KD778の風合いガードはグレーでしたが、KD800はグリーンになりました。
外刃の下にある突起と、風合いガード側にある窪みを合わせてはめ込みます。

ダストボックスを外したところ。
毛玉取り器KD800ダストボックス内
この穴からゴミが排出されます。
指を入れないよう注意するマークがあります。
ダストボックスの取り付けは押し込むだけ、取り外しは引っ張るだけと非常に簡単です。
使っていてダストボックスが、勝手に外れる事はありません。

ONとOFFだけの単純なスイッチ。
取っ手を持って、親指で操作するのに丁度良い位置にあります。
毛玉取り器KD800スイッチ

ACアダプターから本体への電源ソケットは、メガネ型の二極コネクタです。
毛玉取り器KD800アダプター
片方が丸く、片方が四角くなっているので方向を間違えると入らないようになっています。
差し込んでみると適度なキツさがあり、使っていて抜ける事はありませんでした。
抜き刺しする時はコネクタを持ちましょう。
コードを引っ張って抜くと断線します!

非常に軽く、シンプルな作りなので、おもちゃっぽさがあります。
そのシンプルさから説明書を読まずに毛玉取りを開始できますが、注意書きくらいは読んでおきましょう。

毛玉クリーナーが使えないもの
毛玉取り器KD800使えないもの

使用時間などの注意。
毛玉取り器KD800注意


実際に毛玉をとってみた結果


紺色のコート表面です。
コートの毛玉取り
画像では解りにくいですが、すごく綺麗になりました!
電動毛玉取りは電動ひげそりと似た感覚で、毛玉をジョリジョリ切り取ってくれます。
毛玉を削って行く感覚が気持ち良い(笑)

動作音もそれほど大きくなく、電動ひげそりと似ています。
毛玉が内刃に絡まるとモーター音が変わるのですが、コートをやる分には大丈夫でした。
毛玉が内刃のある本体内に溜まりダストボックスに吐き出されない場合は、軽く本体を手でトントン叩いてやるとダストボックスに落ちます。

コート3分の1で、取れた毛玉がこちら!
毛玉取り器で出たゴミ
なかなかの量で、ダストボックスの3〜4割埋まった感じです。
ダストボックスの両サイドには、空気を排出する非常に小さな穴が開いています。
空気排出を邪魔しないよう、ダストボックスが一杯になる前にゴミを捨てましょう。

靴下やトレーナーなどにも毛玉クリーナーをかけ、全て綺麗になりました。
音を聞く限り乾電池式より圧倒的なパワーがあるとは感じませんが、途中でパワーが弱くなる事がなく、毛玉に負けて刃が止まる事もありませんでした。


毛玉取り器では、ダメだったもの


ポリエステルとアクリル素材で出来た、この毛布はダメでした・・・
毛玉と生地との絡まりが凄くて、簡単には取れない感じの毛玉です。
毛玉取り器毛布

すぐに内刃に繊維が絡まってしまい、異常な刃の回転音になります。
内刃に繊維が絡まると、正常に刃が回っている時とは明らかに音が変わります。
ザリザリと何かが引っ掛かっているような音になるので、すぐ気が付けると思います。

外刃を取り外して内刃に付いている繊維を取ってやれば、少しは毛玉を取ってくれますが、またすぐに繊維が絡みます
数分置きに分解して掃除するのが面倒なのと、モーターに異常負荷をかけ続けると壊れそうなので諦めました。

毛玉取り器は、一部の繊維や毛玉の質が苦手なようです。
家にある色々なものに毛玉取り器をかけましたが、唯一この毛布だけがダメでした。

何とか毛玉を取るために使ったのが、電動毛玉取り器を買う前に使っていた古来から伝わりし3種の神器!
毛玉取りブラシ

1番上が、服のゴミ取り用エチケットブラシです。
本来服に着いたゴミを取るためのものですが、毛玉もある程度取れます。
昔からある定番商品なので、どこにでも売られています。

まん中にあるのが、ダイソーで買った毛玉とりブラシです。
「特殊先端加工で毛だまをキャッチ」とパッケージに書かれていました。
ブラシの長さが短めですが、意外と毛玉が取れます。
ブラシに絡まったゴミをを取るブラシクリーナーが付いていないので、ゴミは手で取らねばなりません。

以前、アートブラシ社製の高級毛玉取りブラシを借りた事があります。
形は100均の毛玉ブラシと似ていますが、比べ物にならないほど良く取れます。
高いので買ってませんが、ずっと欲しいと思っている商品です。

1番下にあるのが、ビジネスホテルなどにある使い捨てのT字ひげそりです。
持っていなければ、100均ので構いません。
毛玉のある生地の上を軽く撫でてやると、刃が毛玉を引っかけて切断してくれます。

せっせと頑張った結果!
毛布の毛玉取り結果
毛玉が無くなり、綺麗に仕上がりました!
毛布は面積が広いので、手間と時間が掛かりました。
手動でもコレくらいにはなりますが、当分やりたくありません・・・

食器用スポンジも試しましたが、この毛布に付いている毛玉は全く取れませんでした。
布地によっては食器用スポンジの方が生地を傷めず、綺麗になる服もあると思います。


毛玉取り器は、生地に良くない!?


毛玉というのは生地から出ている繊維がもつれて絡まったものです。
非常に細い繊維が絡み合う事で、毛玉に成長します。
毛玉のでき方
生地に良いのは、毛玉ができる前に服用ブラシをかけて繊維の絡みをほどいてやる事です。
でも、相当お気に入りの服じゃないと、やらないですよね・・・

洋服ブラシを持ってないという方も多いのではないでしょうか。
安いものでも良いので、色々な生地に使えるブラシを1本くらいは買いましょう。
洋服ブラシは、ホコリや花粉を取るのにも有効です。

手で毛玉を引っ張って取るのは生地にとって最悪の方法で、生地自体を引き千切っているようなものです。
引きちぎる時に生地から引っ張り出された繊維が次の毛玉の核となり、再び毛玉が誕生!
正にエンドレス毛玉です。

毛玉ブラシは繊維の絡まりをほどく役目もしますが、ほどけないものは引き千切ってます。
良く毛玉が取れるブラシってのは、繊維を良く引き千切るブラシという事。
生地から繊維を引っ張り出すので荒れるのは当然です。
毛玉ブラシを使うか、毛玉クリーナーでカットするかは生地を見て判断しましょう。

毛玉を切るという事は、生地表面にある繊維を切るということ。
毛玉をカットすると
毛玉取り器で毛玉カットをすると、周りにある正常な繊維も少なからずカットします。
繊維の厚みが減るので、当然生地は薄くなります。
毛玉を根元から切ろうとすればするほど生地表面にある繊維を削る事になるので、生地が薄くなっていきます。

毛玉カットは生地にダメージを与えると共に、生地が薄くなるのを覚悟してください。
毛玉ができたからといって頻繁に毛玉取り器を使っていると、あっという間に生地が薄くなるので頻度は控えめに!

毛玉取り器を使うと毛玉が面白いように取れるので、調子に乗ってやりすぎてしまうのがヤバイところです(笑)


電動毛玉取り器ってスゴイのね


テスコムの電動毛玉取りを使ってみて、予想以上に毛玉が綺麗に取れる事に驚きました。
数年着ているジャケットもコートも新品のようになりました。
一部苦手なものはありますが、ほとんどは毛玉取りブラシより綺麗に取れます。

毛玉を取るために数千円も出したくない気持ちは解ります。
私もそう思ってました(笑)
今回使ってみて、高い買い物ではないと感じました。
簡単に短時間で綺麗になるので、もっと早く買えば良かったと思ったほどです。

電動毛玉取りを試した事がない方は、まずは100均の毛玉取りを試しても良いかと思います。
私のように不良品に当たらなければきっと使えます(笑)
それで便利だと思ったら、テスコムやイズミの本格的な電動毛玉取り器にバージョンアップしてみてください。
本格的な毛玉取り器は刃が大きいので、広い面積も早く終わります。

おすすめの毛玉取り機は、もちろん私も購入したKD800です。

毛玉取り器で生地を切ってしまうのでは?
毛玉取り器を購入してから服や靴下など色々なものに使いましたが、生地を切った事は1度もありません。
どうしても生地を平らにできず、服を着たまま袖や背中をやったりもしますが問題無しです。
薄い生地のシワを伸ばさず風合いガードを付けずに、強く押しつければ切れるかもです。
昔の毛玉取り器と違って、そう簡単に生地を巻きこむ事はありません。

私が使用時に気を付けているのは、シワを伸ばすようにしているくらいです。
生地が切れないようにするためではなく、シワを伸ばした方が綺麗に毛玉が取れるからですけどね。

薄くて軟らかい生地は気を付けた方が良いと思いますが、それ以外はそれほど心配する必要はありません。

薄手のニットなど着たままで毛玉カットしたいなら、充電・交流タイプになりますがKD900という上位機種が良いでしょう。
デリケートガード、ブラシヘッドアタッチメント、5段階の風合いガードという3種類のアタッチメントが付いてきます。
デリケートガードを付ければ、タイツ(30デニール以上)を履いたまま毛玉カットできます。
KD800よりKD900の方が便利ですが、値段が1,000円ほど上がります。

たま〜に毛玉が取れれば良いって方は、交流式のKD800で十分です。
アタッチメントが複数あっても結局つけ替えが面倒になって使わない気がします。
風合いガードは3段階でも十分、5段階あっても使いきれないと思います。
面倒くさがり屋には、KD800くらいが丁度良いですよ!

オススメはしませんが、もっと安く簡易的で良いならKD600、KD500、KD400という乾電池式もあります。
乾電池なので、次第にパワーが落ちて行くのは覚悟してください。

KD800の連続使用時間は、約30分となっています。
実際に使用する時は連続使用するより、オンオフを繰り返しながら使うと思います。
しばらく使っていると本体が温かくなってきますので、本体が熱をもっていると感じたら冷えるまで休めてください。

毛玉でお困りの方には、本当にオススメします。
毛玉がみるみる取れるのが、マジで超気持ち良いっすから!

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posted by ユージュー at 17:23 | Comment(0) | ファッション 毛玉
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