賃貸物件は、基本的に部屋の改造は不可です。
私の住処も賃貸なので、改造は出来ません。
しかし、住んでいると備え付けの設備では使いづらいところが出てきます。
その1つが浴室のシャワーフック位置です。
ウチの浴室は、固定式のシャワーフックが高いところと低いところに2つ付いています。
問題は浴室用の椅子に座った状態で低い位置のシャワーフックを使用すると、腰を屈めないと頭が流せない事。
私には低すぎるんですよね。
ずっと我慢してきましたが、背中を丸めて頭を流していると腰が痛くなるので、スライド式のシャワーフックに付け替える事にしました。
賃貸物件は、退去する時に原状回復が必要です。
スライドシャワーフックを付けるために、新たな穴は開けられません。
そこで、固定式シャワーフックが付いているネジ穴を利用します。
シャワーフックの位置は、物件によって違います。
一般的なシャワーフックは、高い位置と低い位置のフック間隔が80cm〜120cmくらいです。
スライドシャワーフックを購入する前に、必ずネジ穴の位置を正確に計ってください。
この記事は、固定シャワーフックを外してスライド式のシャワーフックを取り付ける手順を解説して行きますが、「ネジ留めとか面倒だし・・・」という方もいらっしゃるでしょう。
そういった方向けの商品もあります。
今ある固定シャワーフックに引っかけるとスライドシャワーフックに早変わりするという優れものです。
上部は高い位置のシャワーフックに引っかけて使うのですが、下部の固定が吸盤です。
最初はコレを買うつもりでしたが、ウチの浴室は壁に凹凸があるので吸盤がつきません。
工具無しでスライドシャワーフックに変更できる珍しい商品ですが、吸盤がくっつく壁じゃないと無理です。
シャワーフックに引っかける部分が、ガタつくというレビューがあります。
壁面に付いている2つの固定シャワーフックを、上下から挟んで固定する機構ならしっかり固定できそうなのになぁ。
スライドバーに付いているシャワーフックの評判もイマイチです。
素晴らしいアイデア商品なのに詰めが甘いというか、惜しいというか・・・
それでも、ポン付け出来るスライドシャワーフックはコレしかありませんので、吸盤が付く壁なら選択肢に入れても良いかと思います。
先ずは、シャワーフック間の長さを計る
現状のネジ穴を利用するには、上のシャワーフックと下のシャワーフックを固定しているネジ穴の距離を計らねばなりません。
そこで、壁に付いている固定シャワーフックを外します。
ウチの浴室に付いているのは、TOTO製の固定シャワーフックです。
シャワーフックを外すには、フックの奥にある滑り止めゴムを外す必要があります。
ゴム部分の端にある隙間に、細いマイナスドライバーを思いっきり突っ込んでドライバーの手前を上に持ち上げると、テコの原理でゴムを引き出せます。
他社製のシャワーフックもネジ穴をゴム栓で目隠ししている構造になっているはずです。
おそらく同じような方法で外せると思います。
ゴムを外すと奥にネジが見えますので、プラスドライバーを使って外します。
ネジを2本外すと、浴室の壁に空いたネジ穴が確認できます。
固定シャワーフックの多くは、1つのフックが2つのネジで固定されています。
コ―キング剤のカスが付いています。
爪でカリカリすると取れますので、綺麗にしておきましょう。
コ―キングに関しては、次の記事で詳しく説明します。
高い位置に付いていたシャワーフックのネジ穴と、低い位置に付いていたシャワーフックのネジ穴の間が、何センチあるか計ってください。
1つのフックを外すと2本のネジ穴がありますが、全ての間隔を計ってください。
ウチの浴室は、ネジ穴の間隔が丁度80cmでした。
ネジ穴が再利用できる80cmサイズのスライドシャワーバーを探します。
スライドシャワーフックの購入
スライドバーの長さは、メーカーや商品によって違います。
LIXIL(旧INAX)やカクダイなどのスライドシャワーフックのバーは、60cm、80cm、100cm、120cmと大体20cm刻みで商品があります。
TOTOは、70cmという半端なサイズもあります。
スライドバーの太さも、メーカーによって違います。
以前のLIXIL製品には30mmもあったようですが、最近のものは24mmが多いです。
TOTOのバーの太さは、30mmと32mmの製品があるようです。
カクダイは、25mmです。
その他のメーカーでも、25mmのバーを採用しているメーカーがあります。
購入前に、商品の寸法図面を見て上下のネジ穴間が何センチか確認してください。
カクダイは、公式ページに商品が見当たりませんでした。
商品名で検索すると寸法図面を掲載しているお店があります。
その他のメーカーも商品名で検索するのが早いと思います。
ウチのネジ穴間隔に合った80cmのスライドシャワーフックで1番安いのはコレでした。
バーの太さが24mmで、シャワーフックが1つ付いた商品です。
バーがステンレス、ブラケット・シャワーフックがライトグレーのプラスチック製です。
1番安いのでも良かったのですが、私は分岐水栓と質感が同じコレを購入しました!
この「BF-FB27」は、上の「BF-27B」より数百円高くなりますが、プラスチックパーツが全てメッキ塗装されています。
メッキは、表面がツルツルなのでカビが付きにくいです。
そして、見た目が少し豪華です(笑)
同じ形で、バーの長さが違う商品もあります。
ネジ穴の長さが合う商品がない場合、長めの商品を買ってパイプを切るしかありません。
LIXILの「スライドバー付きシャワーフック」シリーズは、上下のパーツからパイプを抜くのが大変だそうです。
パーツがパイプにキツク押しこんであるので抜くのにかなりの力が必要だとか。
苦労して抜いた方のブログを見しました。
バイス(万力)があれば、ポールを挟んでパーツを叩けば簡単に抜けそうですけどね。
無理やりやるとポールが変形するかも・・・
パイプはステンレスです。
ステンレスは金属の中でも切りにくい素材です。
金属用ハンドソーで切れなくはありませんが、苦労すると思います。
まっすぐ切らないと、取り付け後に変な隙間が出来ます。
大人しくパイプカッターを買った方が幸せになれると思いますが、安くあげたい方は金ノコで頑張ってください。
カットする場合は、必ず上下パーツからパイプを抜いてから切ってください。
パイプを抜かずにカットすると、パーツに残ったパイプの切れ端を抜くのが困難になります。
スライドバー付シャワーフック(BF-FB27)が到着!開封します
今回は、楽天で注文しました。
アマゾン、楽天とも同じような値段だったので、ポイント分お得な楽天で買いました。
箱に「楽天ラッキーシール」というシールが貼られていました。
シール表面を剥がすとラッキーコードが出てきます。
コードを指定URLに入力したら、10円当りました(苦笑)
1回コードを入力するとスタンプが1つ貰えます。
幾つか貯めると豪華賞品が当たるチャンスがあるらしいです。
こちらが、箱の中身です。
内容物は、スライドバー(シャワーフック付き)、スライドバー端の留め具に付くキャップ、ネジ2本・ワッシャー2個、取り扱い説明書、保証書です。
ネジ締めするだけなので難しくはありませんが、一応説明書に目を通しました。
ネジ止めする端の留め具部分です。
固定シャワーフックと違い、ネジ穴は1つです。
シャワーフックには、「下側」というシールが貼られています。
シールが貼られた方を下にして取り付けます。
逆にするとシャワーフックにシャワーヘッドが刺さりませんので、取付方向を間違わないよう注意してください。
フック部分はグレーのプラスチックで覆われており、シャワーの根元が傷つかないようになっています。
内側にフックを分解する時のネジ隠しゴムが付いています。
これがシャワーヘッドを回転させない滑り止めの役目も担っています。
付属ネジの長さは、約6cm(頭を入れると6.5cm)です。
ノギスが手元にないので計っていませんが、たぶん太さはM5サイズです。
商品が到着したので早速取り付け!と行きたいところですが、ちょっとした問題に気が付きました。
取り付けるのにコーキング剤も必要なので、ホームセンターに走りました。
それらの事は次の記事で!
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