多くのダイエット方法がありますが、数年前から流行っている糖質制限は速攻性があるダイエット法だと思います。
しかし、糖質制限すると食べられるものが減るという問題も起こります。
糖質制限をやってみて実際どうだったか、リバウンドしないように炭水化物を摂る方法などを書いていこうと思います。
低糖質パンのレシピや糖質カット商品のレビューなども追々記事にして行こうと思います。
私は食べる事が好きです。
肉も魚も野菜も何でも好き嫌いなく食べます。
中でも、米やパンや麺といった炭水化物や甘いものが大好きです。
お酒は毎日飲みませんが、飲む時はそこそこ飲みます。
美味しいものは脂肪と糖!とCMでやってますが、本当にそうだと思います。
スイーツおやじなので糖分を摂りすぎる傾向があり、ちょっと腹がぽっこりしてきました。
仕事で営業に出る事もありますが、デスクワークが多いので運動量は多くありません。
そこで、ダイエットのために糖質制限を始めました。
すると・・・約3週間で5キロ落ちました!
糖質制限スゲーです。
BMIの値が「肥満度1」だったのですが、現在は「普通」の下限くらいまで痩せました。
BMIでは、22が統計上最も健康的で病気が少ないと言われていますが、それよりも下です。
顔が少し小さくなったと言われました(笑)
BMI計算は、こちらのサイトが便利です。
ただね、まだ腹には脂肪が付いています。
筋肉量が足りないと言う事ですな・・・
糖質制限にも色々な方法があります
同じ糖質制限でも、医師によって推奨しているやり方は違います。
糖質制限を推奨されている医師3名の方法をご紹介します。
・江部康二医師の方法
江部先生は40年以上、糖尿病治療に尽力されてきた医師です。
自らも糖尿病になり糖尿病治療の研究をして「糖質制限食」の体系を確立しました。
現在もスーパー糖質制限食を実践して、服薬無しだそうです。
糖質制限推奨派の医師としてメディアへの出演が多いので、知っている方が多いと思います。
現在の糖質制限ブームの立役者です。
以前は3段階の糖質制限を推奨していたけど、数年前から4段階を推奨しているそうです。
@スーパー糖質制限食
1食10〜20gまでにします。
3食とも米・パン・麺などの炭水化物を無しにしないと、ここまで制限できません。
1食当たりの糖質制限がありますので調味料にも気を使う必要があります。
かなり厳しい制限だと思います。
Aスタンダード糖質制限食
朝食または昼食のどちらか1食は炭水化物OKです。
ご飯などの主食を少しは食べていいというスタイルです。
スーパー糖質制限より緩いですが、炭水化物の摂取量は少なめです。
Bプチ糖質制限食
3食のうち、夕食だけ主食を抜くやり方です。
緩い制限なので、初めて糖質制限する方に向いています。
ダイエット効果も緩くなります。
C緩やかな糖質制限
糖尿病予備軍の方が糖尿病にならないための糖質制限です。
1食分の糖質量を30g〜40gまでに抑えて将来糖尿病にならいようにします。
緩やかな体重減少効果がある方法です。
この他に「糖質制限食十箇条」というものもあります。
どの程度糖質を摂取するかで制限度が決まり、十箇条で基本的な考え方を語っています。
1:魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
2:糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
3:主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
4:飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK、水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
5:糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK、果物は少量にとどめる。
6:オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
7:マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
8:お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
9:間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
10:できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
詳しくは、「ドクター江部の糖尿病徒然日記」をご覧ください。
最新情報を書いてくれていますので、時々目を通すと良いと思います。
糖質制限を理解するための本も出しています。
糖質制限について解りやすく書かれてます。
・山田悟医師の方法
山田先生は、北里研究所病院で糖尿病センター長をされている方で「ゆるやかな糖質制限」を推奨しています。
「極力糖質を口にしない」という糖質制限では無く、血糖上昇を問題のないレベルに収めて行くという考え方です。
糖質の摂取をあえてゼロにせず、量をコントロールしようというのが「ロカボ食」です。
ロー(低い)カーボ(炭水化物)の食事なので、ロカボ食と呼ばれてます。
1日に摂取する糖質量を、70〜130gに抑えます。
1食あたりの上限は40g、下限は20gです。
間食は、10gの糖質を摂ることができる計算です。
現在の日本人は1食あたり90〜100gの糖質を摂取しているそうです。
スイーツが好きな方は、間食でスイーツを食べる事も多いと思うので、実際はもっともっと多くなっていると思います。
太っている方は、糖質の摂りすぎなので抑えましょうという事です。
ロカボ食は、この糖質を半分くらいにする事を目指すもので、高血糖や糖尿病だけでなく、あらゆる人に向けた健康的な食事法としてもオススメだそうです。
間食が出来るのは素晴らしいですが、糖質10gの間食ってなかなか無いですよね・・・
食事の糖質を抑えたからと、糖質たっぷりのスイーツを食べてしまうと血糖値の急激な上昇が起こってしまいます。
血糖値の上下幅を抑えるのがロカボ食の目的なので、スイーツの量は控えめにしましょう。
割と緩い制限なので導入しやすい反面、意思が弱いとなし崩し的に炭水化物を摂ってしまいそうな気もします。
白米(ご飯)茶碗1杯約150gで、糖質は55.2gです。
一般的な食パンは、6枚切りの1枚が60gと考えると、糖質は約26.8gです。
うどん1人前250g(1玉)で、糖質は52.0gです。
1食当たりの糖質を40gにするには、1食のご飯を茶碗半分にしておけば野菜などの糖質を加えて丁度良い感じになりそうです。
江部先生の方法でもそうですが、食事の糖質量を把握しておく必要があります。
こちらも読みやすい本が出ています。
・リチャード・K・バーンスタイン医師の方法
糖質制限食の先駆者的であるバーンスタイン医師も糖尿病専門医です。
バーンスタイン医師は1934年に生まれ、12歳で1型糖尿病を発症しています。
当時の医学常識に従い低脂肪、高炭水化物食による食事療法とインスリン注射中心の治療を続けていました。
しかし、血糖コントロール状態は全く改善せず、20歳を過ぎる頃には腎結石、肩関節の拘縮、感覚鈍麻を伴う進行性の足の変形、高蛋白尿症など、さまざまな合併症で苦しみました。
自身の1型糖尿病治療方法を模索した結果、糖質を控えることにより血糖値のコントロールが出来ることを発見しました。
これは研究によって発見した事では無く、1型糖尿病患者としてのバーンスタイン医師自身の経験から導き出したものだそうです。
バーンスタイン医師の方法では炭水化物の摂取量を、1食あたり43g以下、1日130g以下を目標とします。
厳格に管理する場合は、朝食6g、昼食12g、夕食12gの計1日30gで良いと提唱しています。
「糖質の最小摂取量というものはない」とまで言い切っていて、糖質は全く摂らなくて良いものという考え方です。
「2型糖尿病患者さんの場合は、もう少し考慮すべきことがあるかもしれません」とも言っています。
原則的には2型糖尿病患者さんにも糖質制限が有効と考えられるので、バーンスタイン医師の患者さんに推奨しているとの事です。
バーンスタイン医師の方法は、江部医師のスーパー糖質制限と似ていますが制限が強めです。
私は糖尿病では無いので、この本は読んだことがありませんが糖尿病の方や予備軍の方には、良いのではないかと思います。
ここに挙げた3名の糖質制限推奨派の医師は、何れも糖尿病の専門医です。
糖質制限が糖尿病治療に有効であると、現場での経験から自信をお持ちなのだと思います。
どの本でも良いので、せめて1冊は熟読する事をオススメします。
ダイエットする場合も、糖質制限の正しい知識を理解しておきましょう。
間違った糖質制限をすると、内臓に負担がかかると言われています。
持病をお持ちの方や内臓が弱っている方は、糖質制限をしてはいけない場合もあります。
糖質制限食に反対している医師も大勢います。
タンパク質の過剰摂取により、腎臓や肝臓に負担がかかることや、心筋梗塞などの成人病リスクが高まるとの考えから反対されている医師も居ます。
糖質制限食は、何年も続けるものではないという意見もあります。
日本糖尿病学会は「糖質制限はおすすめできない」と提言を出しています。
高齢者の場合、骨粗鬆症になる危険性もあります。
これらのリスクは、糖質制限に限らずダイエットにはつきものです。
賛否ありますのでリスク覚悟で実践しましょう。
自分に合った糖質制限方法は?
ダイエットの1番の敵は、食欲です。
食欲は人間の3大欲求の1つですから、抑えるのが難しい欲求です。
糖質制限食では炭水化物が食べられないので、食欲をある程度抑えねばなりません。
食べる事に関心が無い方は、恐らく太っていないでしょう。
ダイエット目的で糖質制限をやっている多くの方は、食を人生の楽しみの1つとして捉えている方だと思います。
私も食べるのが大好きなので、楽しみと感じています。
「あれが食べたい!」と遠方まで行くこともあるので、相当な食いしん坊です。
そんな生活をしているので、ずっと小太りのおっさん体型でした。
糖質制限をするとスイーツが食べられません。
スイーツ好きとしては辛いですが、何とか我慢しています。
しかし、主食である炭水化物を我慢するのは、かなりしんどいです。
特に丼もの、パン、パスタ、ラーメンなど多くのメニューが食べられなくなります。
炭水化物を抜きでは、気軽に外食が出来ません。
ある日自分の腹を見て「このままではマズイ!」と思い、江部医師のスーパー糖質制限とスタンダード糖質制限の間くらいを目指して開始しました。
誘惑に弱い私は、プチ糖質制限などの緩い制限だと甘えが出てしまいます。
厳しすぎる制限は、ストレスが溜まるだろうと考えました。
そこで厳しすぎず甘過ぎない程度で始めました。
小腹が空いた時に、ちょっとつまみたくなるじゃないですか・・・
少し厳し目に糖質制限をしておけば、1日の糖質摂取量に余裕ができます。
少しくらいおやつをつまんでも大丈夫という余白を残しておくことで、精神的なゆとりが生まれます。
このゆとりは精神衛生上、大切です!
我慢や無理をするダイエットは、続きません。
芸能人のGACKTさんは、凄くお米が好きだそうです。
しかし、太らないために10年以上炭水化物は摂っていないとか。
そこには、堅い意思があるのだと思います。
私のような一般人は人に身体を見せる仕事ではないので、芸能人のようなモチベーションは保てません。
若いころのようなモテたいという強い想いもありません。
小デブが頑張って痩せても、大した見返りが無いのです。
では、何を目的として痩せようとするか?
健康維持とデブになりたくないという想いだけです。
これはダイエットのモチベーションとしては弱く、食欲に負けます。
だって、美味しいものを食べるのって幸せじゃないですか(笑)
「出た!デブの言いわけ」って感じですね。
でも、自分の中でどう納得できるかは、ダイエットをする際にとても大切な事です。
常にモチベーションを保つのは難しいので、自分の中で「決まり」を作ることにしました。
凄く単純な決まりで「糖質の塊である甘いものや炭水化物は極力摂らない」というもの。
決めてしまえば迷いは出ません。
それが食べたいかどうかでは無く、決まりに合うか合わないかという判断を優先します。
「今日から主食の炭水化物は摂らない!」と思った日に突然始めました。
「明日から炭水化物を抜く!」ではなくダイエットをしようと思ったその時から、いきなり抜いた方が始めやすいです。
身構えてダイエットするほどストレスがかかって失敗します。
糖質制限をして気を付けている事
1食だけ主食OKというプチ制限にすると昼食に炭水化物摂ったのに、急に夜外食することになって、また炭水化物を摂る状況になる事も・・・
私は、時々お客様との打ち合わせなどで外食しなければならない場合があります。
仕事上のお付き合いという意味では、同じ状況の方が多いと思います。
事前に判っていればいれば良いのですが、そうも行かないのがビジネスです。
「炭水化物ダイエットしてまして・・・」と説明できる相手なら、言った方が楽です。
話のネタとしても使えますので、面白がって聞いてくれる方が多いです。
フランクな関係なら良いのですが、そうでない方には言えない時もあります。
そんな時は、例外として炭水化物も食べます。
量は少な目にするよう気を付けています。
全然ストイックにやっていませんが、それでも体重は落ちました。
主食は食べませんが、揚げもの・芋類・根菜類などの糖質が多いものは食べています。
選べる時は糖質の高いものは少なめに盛るようにしてます。
カフェオレが好きなので、糖質が高いと言われる牛乳も飲んでいます。
糖質を絶対摂らないようにすると、食べるものが無くなります。
食べたいものが食べられないストレスは、非常に大きいです。
欲求不満でイライラするなら、少しは食べた方が良いと思います。
そうしないと、周りに迷惑が掛かります。
ストレスは太る脳内物質を出すと言いますし、食べることによるストレス解消をやってしまいがちです。
食欲が強い方は、食に関してのストレスを溜めない事が1番です。
ストレスは、いつか必ず爆発します。
食のストレスが爆発すると、ドカ食いしてしまいます。
私はストレスを無くすために、お腹いっぱい食べたい時は食べています。
ただし、炭水化物は摂りません。
カロリーオーバーにならないよう野菜や豆腐など低カロリーのものを先に胃袋に入れます。
これがお腹に溜まるので、カロリーオーバーにならずにお腹いっぱい食べられます。
料理や食べ方を工夫すれば炭水化物が無くても満足感は十分にあります。
食べたいものが食べられないストレスをいかに解消するかがキモです。
今は、ご飯の代わりに豆腐が主食になっています。
木綿豆腐をしっかり水切りすると、ご飯の代わりになります。
甘いもの食べたいな〜!米食いたいな〜!とは思いますが、強いストレスにはなっていないので、私にはこの方法が合っているのだと思います。
無理をしない、極端にストレスになるような我慢しない、時には息抜きをする。
この適当さがダイエットを続ける上で大事です。
人によって向いているやり方は違うはずです。
ご自分に合った方法を模索してください。
現在は、たまに炭水化物を食べてます
短い期間で5kgも落ちたので、今は週に1〜2回米や麺などの炭水化物を食べます。
私のように、急に体重を落とすのは良くありません。
面白いように体重が落ちて行くので、ついつい続けたくなりますが一旦ブレイクタイムです。
体重が落ちたからと気が緩むと、好き放題食べるようになるので倍の速さで太ります。
それは、リバウンドと言う名の恐ろしい悪魔です。
今は、落ちた体重を維持するようにしています。
糖質制限を始めて1カ月半くらいなので、3週間ほど体重を維持できている状態です。
でも、体重の維持は難しいというのが本音です。
食べ過ぎてもいけない、食べなくてもいけないという時期なので、食欲のコントロールが難しいです。
糖質は麻薬と同じと言われる事がありますが、糖質を摂るともっともっと欲しくなります。
美味いですからね〜、炭水化物!
炭水化物を摂ると早くお腹が空きます。
ここを乗り切れば、楽になるのか?
恐らく現在は、身体が飢餓状態のはずです。
糖質を摂ると乾いたスポンジが水を吸うように超吸収されます。
ダイエットをする上で、1番気を付けなければいけない時期です。
ダイエットの基本は、ゆっくり体重を落として行くことです。
体重の減少は、1カ月5%までにするのが理想と言われています。
5%というとこれくらいの重さになります。
体重45kgなら、2.25kgまで
体重50kgなら、2.50kgまで
体重55kgなら、2.75kgまで
体重60kgなら、3.00kgまで
体重65kgなら、3.25kgまで
体重70kgなら、3.50kgまで
体重75kgなら、3.75kgまで
体重80kgなら、4.00kgまで
私の場合一気に5kgも落ちてしまったので、明らかに早く落とし過ぎです。
糖質制限ダイエットは、一生低糖質食を続けるものと思われている方が多いと思います。
安心してください!そんな事はありません。
ある程度の摂生は必要ですが、炭水化物も甘いものも食べられますよ。
目標の体重・体脂肪率になり、その状態に身体が慣れれば、少しくらい甘いものを食べても直ぐに戻ります。
食べすぎたら当然太りますけどね。
糖質制限を初めてから1カ月くらいで、家族の誕生日がありケーキを食べました(笑)
やっぱ、ケーキなどの糖質の塊は最高に美味い!
いつもは誕生日の人以外でジャンケンをして、大きくカットされたケーキを奪い合いますが、その時は1番小さいものを選びました。
次の日体重が増加して焦りましたが、1日で元の体重・体脂肪率に戻りました。
正直、ほっとしました・・・。
私は今後も糖質制限食を続けていきますが、制限の度合いは徐々に緩くしていくと思います。
無駄に糖質を摂らないようにするのは、続けて行くつもりです。
たまに食べる銀シャリが何よりの贅沢!
江戸時代かよって感じですな。
糖質制限のメリット
痩せるというメリットは、言うまでもありません。
他のダイエット方法に比べ、簡単なのがメリットと言えるでしょう。
面倒くさいカロリー計算をせずとも、糖質だけに気を付ければ良いので非常に解りやすくて楽です。
糖質を制限すると、インスリンの分泌が抑えられます。
糖質を食べると消化吸収されブドウ糖になりエネルギーとして使われます。
しかし、細胞がブドウ糖をエネルギーに変換できるスピードには限界があります。
そもそも、エネルギーを必要とするほど動いていない可能性もあります。
余った糖は身体中を駆け巡り、血糖値を上昇させます。
そのままでは身体がヤバイので、膵臓がインスリンをどんどん分泌します。
インスリンは、血糖値を下げる唯一のホルモンです。
インスリンは、余分な糖をグリコーゲンという貯蓄型の糖にして肝臓や筋肉に蓄積させます。
肝臓や筋肉に蓄積されたグリコーゲンは、非常時のエネルギーとして使われるので悪さをしません。
問題は、それでも余った糖を脂肪に変化させてしまう事です。
インスリンは、体中の細胞に脂肪を蓄える役目も担っています。
体脂肪が増えて行くのは、この流れが多いからです。
糖質を制限してインスリンを出さないようにすれば、脂肪の供給を断つ事になり太りません。
インスリンは、肥満ホルモンとも呼ばれています。
糖尿病患者さんが同じ場所にインスリン注射を打ち続けていると、その部分の皮下脂肪が厚くなるそうです。
この事からもインスリンが脂肪を蓄える役目を果たしているのが解ります。
糖質を制限すると、血糖値スパイクを起こさない効果もあります。
糖質を多く摂ると血糖値が急上昇します。
ある程度上がりきると、今度は反動で急下降します。
この時に眠気を感じます。
糖質を制限してあげることで、血糖値の急な変化が起こらなくなります。
一定の範囲内で血糖値の増減が抑えられます。
食事の後も眠くならないので、仕事もはかどります。
これは、すぐに実感できると思います。
糖質制限のデメリット
糖質制限を始めて最初に感じたデメリットは、食べるものに困ったことです。
私は朝食に野菜サラダ、パン、目玉焼きなどのおかずを食べる事が多かったのですが、炭水化物を抜くとパンを抜くことになります。
そうすると全然足りないんですよ。
ある程度糖質制限に慣れるとそこまでお腹は空きませんが、糖質制限を始めたばかりの時は凄くお腹が空きます。
朝だけでなく昼も夜も、おかずだけでは全然足りません。
ご飯やパンなどの炭水化物は現代人にとって、簡単に素早く栄養が摂れる食物なんですよね。
足りないので、サラダやおかずを多めに食べることになります。
すると、お金が掛かります。
糖質制限は、お財布に優しくありません!
身体も痩せますが、財布も痩せます・・・
タンパク質を摂りすぎると、肝臓がフル稼働して分解するのでダメージが加わります。
アルコールが加われば、もっと肝臓を酷使する事になります。
主食が無い分、脂質の摂取も増えるので血中コレステロールが増えます。
コレステロールは、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などの原因になる可能性があると言われています。
大規模な長期研究が行われていないので確かな事は言えませんが、長期間の糖質制限はこれらの病気リスクがあると言われています。
太っていないならば無理して糖質制限する必要はないと思います。
主食を抜いただけでは、単純にカロリー不足になります。
低糖質で痩せて行くのか、栄養不足で痩せて行くのかは大きな違いです。
カロリー不足になると、尿酸値が上がりやすくなるようです。
尿酸値が高いと痛風になる可能性も上がります。
痛風はほとんどが男性なので、気を付けましょう。
糖質制限が合わない方は、息が上がるようになるとか、手が震ええるとか、頭がボーっとするなどの症状が出る事があります。
これらの症状は、低血糖状態で良く起こります。
体質にもよりますが、そのような症状が出た方は直ぐに糖質制限を中止しましょう。
私は幸い糖質制限を始めてから、そのような状態になった事はありません。
有り余るほど脂肪が蓄えられているって事なのか・・・
食物繊維不足も起こります。
米に含まれる食物繊維は微量です。
しかし、米を炊くとデンプンが高分子のデンプンに変化します。
高分子のデンプンは、結合して消化管でブドウ糖まで分解することができなくなります。
これが食物繊維となります。
ご飯の食物繊維が多いと言われる理由はコレです。
米を抜くと食物繊維が不足するので、野菜や海草を食べるようにしましょう!
ケトン臭の問題もあります。
糖質が体内に無くなると肝臓が体脂肪を分解して、ケトン体という成分を作りだします。
ケトン体は、糖の代わりにエネルギーとして使われます。
身体がケトン体を効率よく使えるようになるまで、時差があるので体内がケトン体だらけになります。
ケトン体にはアセトンという成分が含まれていて、それが甘酸っぱい嫌な臭いを発します。
口臭や汗が臭くなるので、早めにエネルギーとして消費できるサイクルを作ってやることが重要です。
自分では、ケトン臭に気がつかない事が多いらしいです。
周りに迷惑を掛けないよう気を付けましょう。
酒に弱くなる可能性があります。
体内の糖が少なくなると、糖と結びつく事で保持されていた水分が身体から失われます。
すると血中アルコール濃度が上がりやすくなって酔い易くなるという訳です。
酔い易いのがデメリットかメリットかは、微妙なところですが・・・
糖質制限食では運動も大事
身体から糖が無くなると、肝臓や筋肉に蓄えられていたグリコーゲンが使われます。
それが無くなると動けなくなるので、身体は筋肉を溶かしてエネルギーとして使います。
糖質制限に限らずダイエットをすると、多くの場合エネルギー不足になりますので、筋肉が細くなってしまいます。
脂肪が落ちなくて筋肉だけが落ちるという最悪の結果にならないよう、糖質制限と同時に運動をするべきです。
ライザップも、糖質摂取を極力減らし運動をするという方法をとっています。
糖質を摂ったらその分だけ運動するようトレーナーから指示されるので、筋肉を落とさずに脂肪だけを落とせる訳です。
高額な費用を払って結果にコミットしたい方は、ライザップに通ってください。
きっと効率よく痩せられます。
自分でもほぼ同じ事ができます。
筋肉や肝臓に蓄積されたグリコーゲンを運動によって消費させれば良いだけです。
運動の効果をより上げるため方法もあります。
運動後、30分以内に良質のタンパク質を摂ります。
糖質制限中でも、運動後なら少し糖分を摂って構いません。
ちょっとだけですよ!
筋肉が栄養を欲しがっている時に、栄養を入れてやるイメージです。
ボディービルダーの方もトレーニング後に糖分を摂るそうです。
タンパク質も大事ですが、糖分があった方が筋肉量を増やせるとか。
運動後は身体の血流が上がっているので吸収率が高い状態です。
筋肉に素早く栄養が補給されますが、脂肪になるスピードも速いので摂り過ぎ注意です。
糖分は悪と思われがちですが、上手な糖分の摂り方をすれば良い面もあります。
運動後に糖を摂取すると、運動で失われたグリコーゲンの補給になります。
また、筋タンパク質の分解を抑える効果も期待できます。
大きく効果を出したいなら、運動後に食事をするのが良いと思います。
どうせ糖を摂るなら効果的に摂取しましょう。
筋肉を維持する事は、綺麗にダイエットするために重要です。
筋肉量の維持に心掛けてください。
どのくらいの運動が良いかは、人によって違います。
糖質制限をやるなら、体脂肪計が必須です。
体重を減らして体脂肪率が上がってしまうとだらしない身体になってしまいます。
これは私自身のだらしない身体で実証済み!(泣)
糖質制限でリバウンドしないために
糖質制限を始めると割とすぐに体重が落ちます。
ここで「痩せた!」と思うのは、ぬか喜びです。
糖質制限をすると体内の糖分が少なくなるので、蓄えられていた水分も減ります。
糖1gは、水3gを保持する力があります。
糖質制限を始めてすぐに体重が落ちるのは、身体から水分が減っただけなのです。
身体の水分が減るという事は、血液もドロドロになります。
ドロドロだと詰まっちゃいますよね。
身体が水分を蓄える量が減るので、むくみは減るものの脱水状態になりやすいです。
お酒を飲めば一層脱水状態が進みます。
水分不足にならないよう、糖質制限中は水分を多めに摂りましょう。
小まめに水分を摂って、体内の水分量を維持してください。
ダイエットをしている時は、体脂肪率を計ります。
一般的な体脂肪計の仕組みを知ってますか?
身体に微弱な電流を流して、電流の通りにくさ(電気抵抗)を測ることで脂肪の割合を計測しています。
水分や筋肉は電気を通しやすい性質があり、脂肪は電気を通しにくい性質があります。
体脂肪計は、この電気の通り方を見て体脂肪率を判断します。
電気が通りにくければ、脂肪が多いという事になります。
糖質制限によって身体の水分が減れば、電気を通しやすい水分が減少します。
その分だけ電気が通りにくくなるので体脂肪率が少し高めに出ます。
長風呂で汗を大量にかけば身体の水分が失われますので体脂肪率が上がります。
その後、水をたっぷり飲めば体内の水分量が増えるので体脂肪率は下がります。
機械によって違いますが、水分量での誤差が3〜5%くらい出るようです。
体内の水分量や分布が安定するのは、夜の入浴後2時間後ぐらいと言われています。
毎朝計るならそれでもよいと思います。
毎日同じ時間に計る事が重要です。
また、計測時は膝どうしをくっつけないようにしましょう。
膝がくっついていると電気が流れてしまうので正確な計測ができません。
人によって、もともとの水分保持量に若干違いがあります。
体脂肪率の数値を信じるのでは無く、前回の計測からどれくらい増減したかを見ましょう。
徐々に減っていけば上手くダイエット出来ていると言えます。
糖質制限を始めて予定の体重まで落ちたら、暫くその体重をキープして身体を慣れさせます。
数週間維持出来たら、再度糖質制限をして体重を減らします。
そして、またキープです。
キープする時間は、上で書いた1カ月の減量目安を参考にしてください。
体重が落ち過ぎたら少し長めにキープしましょう。
これを繰り返して、最終的に希望体重まで持って行くのが良いと思います。
理想は体重と共に体脂肪率を下げて行く事です。
普段運動しない方は、相当がんばって運動しないと体脂肪は落ちないと思います。
1日3分でもやらないよりはマシなので、頑張って筋肉に負荷をかけてあげましょう。
ゆっくり体重を落としてくのは、身体に負担をかけないためもありますが、リバウンドしにくい身体を作るためにも重要です。
一気に減った体重は、一気に戻ります!
しかも、戻る時は反動で余計に太ります。
せっかく痩せたのにリバウンドしないために、ダイエットのペースは控えめにしましょう。
希望の体重まで落ちて安定したら、ゆるゆるの糖質制限に移行します。
ご褒美に甘いものを食べまくりたい気持ちは解りますが、それをやると確実に太ります。
糖質を摂るにしても少量づつにしましょう。
それまで、糖質を控えていたはずです。
いきなり大量の糖質を摂ると、何かしら身体に不具合が出る可能性があります。
糖質制限は続くよどこまでも〜♪
私は、あと数キロ落としたいと思っています。
目的の体重・体脂肪率になるまでは、続けようと考えています。
時々炭水化物を摂っている今の状態で、ゆっくり減ってくれると楽で良いんですけどね・・・
糖質制限をしても、ある程度のところで体重減少は止まるらしいです。
その人の適正な体重になるとの事です。
そこまで行くのに、あとどれくらい掛かるかなぁ〜。
健康に影響が出るほど太るのも、痩せるのも良くありません。
糖質制限は、痩せている方がやるものではありません。
女性は必要以上に痩せたい願望が強いので気を付けてください。
糖質制限をやる方は、体調変化に気を付けて無理のない範囲で行いましょう。
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