今回は、巷で噂されているリステリンの危険性についてです。
危険性がありそうな成分が、本当に危険なのかを調べました。
他に、薬用と医薬部外品、歯茎磨きの効果、歯科医が使わない歯磨きグッズ、歯磨きは食後何分後が良いか、重曹水の作り方、歯医者の選び方などについても書いてます。
前回に引き続き、オーラルケアに関する事なので、ご興味のある方は読んでくださいな。
リステリンを使うと、癌になる。
口内の良い常在菌まで殺してしまい、防衛機能が低下する。
長期間使用すると歯の表面を溶ける。
歯茎に炎症を起こす。
ドライマウスになる。
口臭が増す。
などなど、良くない噂を聞いた事はないでしょうか?
リステリンには、あまり口に含みたくない成分が使われているのは事実です。
各成分の危険性がどれほどかを知って、納得した上で使いましょう。
リステリンに使われている危険な成分を調べました
リステリンには、多くの種類があります。
全部やると大変なので、リステリントータルケアゼロに絞って成分を見て行きます。
ソルビット液
プロピレングリコール
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール
ラウリル硫酸ナトリウム
1,8-シネオール
塩化亜鉛
チモール
サリチル酸メチル
L-メントール
香料<ミントタイプ>
サッカリンナトリウム
スクラロース
安息香酸
安息香酸ナトリウム
赤102
青1
この中で害がある可能性がある成分を見て行きます。
・ラウリル硫酸ナトリウム
ラウリル硫酸ナトリウムは、歯磨き剤やシャンプーなどによく使われる洗浄剤です。
最近はラウリル硫酸ナトリウムよりも経皮吸収が少ないとされる、ラウレス硫酸ナトリウムを使用する商品も増えています。
1970年代に厚生労働省によって試験が行われ、発癌性は確認されませんでした。
東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に至っています。
それなのになぜ今でも危険との見方があるのか?
天然石鹸などの販売業者が歯磨き粉や洗剤の中に含まれる危険成分として、ラウリル硫酸ナトリウムなどを紹介している事が原因のようです。
・サッカリンナトリウム
サッカリンナトリウムは、砂糖の500倍の甘さを持つ人工甘味料です。
漬物、清涼飲料水、乳酸菌飲料、魚の缶詰、魚肉ソーセージ、アイスクリーム、ジャム、チューインガムなど食べ物にも使われています。
アメリカで、サッカリンナトリウムが危険物として使用禁止された時期があります。
1960年台にアメリカでの動物実験で、サッカリンナトリウムを与えたラットが膀胱がんや子宮がんになりました。
しかし、その後の研究でオルトトルエンスルホンアミドという成分に問題があると分かり、サッカリンナトリウムの安全性が確認されました。
・安息香酸ナトリウム
安息香酸ナトリウムは、食品添加物に指定されている保存料です。
キャビア、マーガリン、清涼飲料水、シロップ、醤油、果実ペーストなどに使われています。
シャンプーや化粧品にも多く使われています。
安息香酸ナトリウムは食品添加物として使われていますが、ビタミンCと化学反応を起こして猛毒のベンゼンを発生させます。
ベンゼンは、白血病リスクを高めたり、発がんのリスクも高める物質です。
ラット実験で、安息香酸Naを餌に2%、5%の割合で混ぜて4週間食べさせたところ、5%群は全てのラットが過敏状態、尿失禁、けいれんなどを起して死亡。
2%群では、体重が減少して食欲低下が見られたようです。
安息香酸と安息香酸ナトリウムを含むエサを犬に250日間飼育したところ、投与量が体重当たり1g/kgを越えると、運動失調、てんかん様けいれんを起して死亡した例があったようです。
これだけ見ると怖いですが、栄養ドリンクや清涼飲料水等は栄養豊富でさまざまな菌が繁殖しやすいので、保存料が入っていない方が危険との見方もあります。
事実、ほとんどの栄養ドリンクに安息香酸Naが使用されています。
日本では、安息香酸Naを食品の保存料として使用する際の使用基準が決められています。
大量に飲み込んでしまう事故でも無い限り大丈夫でしょう。
ただ、身体に良くない成分である事は確かなようです。
・赤102号
石油原料を化学合成して作られるタール色素で、"安全性が確認されている食用タール色素"という分類の添加物です。
菓子、ゼリー、ジャム、福神漬け、梅干し、つくだ煮、肉加工品、かまぼこ、たらこ、魚肉ソーセージなどの食品で、安価なものに良く使われています。
アメリカ、カナダ、ベルギーでは、がんやアレルギーを引き起こす原因となりうると考えて、赤102号の食品への使用が禁止されています。
日本は、食品色素に関する規制が甘いので未だに多くの食品に使われています。
リステリンは、食べ物ではないので危険性は少ないと思われますが、色付けのためだけに使われていると考えると使用を止めて欲しいですね。
・青1号
これも赤102号と同じタール色素です。
EU、アメリカ、日本では、食用色素として承認されていますが、ドイツ、オーストリア、スウェーデン、フランス、ベルギーでは禁止されています。
菓子や清涼飲料水に良く使われています。
記憶に新しいものだと、スライム肉まんに青1号が使われてました。
ラット実験では、体重100gに対して0.2g前後を投与すると死亡率に影響するそうです。
人間の場合体重1kgに対して2〜300gの青色1号を投与すると死亡する可能性があるようですが、そこまで大量に摂取する事は考えられません。
発がん性に関しては、IARC(国際がん研究所)の調査によって「分類出来無い」との調査結果が出ています。
これは人が日常的に摂取している食品よりも発がん性が低いという結果です。
これらの添加物は、海外で規制されているものもあるので絶対安全とは言えません。
ただ、一般的な練り歯磨き剤にも同じような危険成分が含まれているので、リステリンだけが危険とは言えません。
気になる方は、天然成分だけで作られた歯磨き剤を使用すべきです。
使用回数を抑えれば、毎回使うよりリスクは抑えられると思います。
リステリンを唾液と一緒に飲み込まないようにすれば、体内に入る量はごく微量になります。
悪さをする口内細菌を放置するリスクも忘れずに!
リステリントータルケアゼロにはアルコールが含まれていませんが、他のリステリンにはアルコールが含まれた商品もあります。
アルコールが原因で唾液の分泌量が減り、ドライマウスになったという事例があるようです。
気になる方は、アルコールが含まれていない商品を選んでください。
リステリンは強い殺菌作用があるので、副作用が出る方も居ると思います。
体質的に合わない方も居ます。
口内に異常が出た場合は、直ぐに使用を中止して歯科医院で診てもらってください。
薬用と医薬部外品の違いは?
リステリンには、「薬用」「医薬部外品」と書いてあります。
これらの表記が何を意味するか知ってますか?
医薬品、医薬部外品、化粧品は薬事法によって分類され、それぞれに定義があります。
簡単に言うと以下の通りです。
"医薬品"は、病院で処方してくれる薬、薬局・薬店で買える薬を指します。
厚生労働省が効果を認めた有効成分が配合され、効果が認められたものが「医薬品」です。
"医薬部外品"は、医薬品に準ずるもので、処方箋なしで購入できるものを指します。
厚生労働省が許可した有効成分が配合されているものが「医薬部外品」です。
有効成分が配合されていますが、病気や怪我を治すものではなく予防目的で使用されます。
"化粧品"は、身体を清潔にしたり美化したり、容貌を変えるものを指します。
皮膚や毛髪を健やかに保つ事や美容の目的で、身体に塗擦、散布、その他の類似する方法で使用されるものです。
では、"薬用"は何でしょう?
実は、薬用という言葉に定義はありません。
薬用は全て医薬部外品なので、同じものと考えて良いです。
医薬部外品という表示のみだと、文字の印象から薬では無いイメージが強いので、薬用と書いて「薬のような効き目がありますよ!」という印象にしているようです。
何も書いていない歯磨き剤と、薬用歯磨き剤の違いは、国が認めた有効成分が入っているかいないかの違いになります。
リステリンは医薬部外品なので、有効成分によって予防効果が期待できる商品となります。
あくまでも期待できるという範囲なので、確実に効果が出るわけではありません。
歯磨きついでに歯茎も磨きましょう
歯の健康を考える時に、大事なのは歯茎です。
先天的な要因やメラニン色素の沈着で色が悪い場合もありますが、血行不足によって色が悪くなる事もあります。
1日1回、数日に1回でもでも良いので歯茎を磨いてください。
慣れない内は痛いと思います。
痛いのはそれだけ歯茎が弱っている証拠です。
歯茎が引き締まっていれば、痛みはありません。
最初は、歯ブラシで優しく小刻みに動かすようにマッサージします。
数週間で歯を磨くのと同じ強さで磨いても痛くなくなりますが、歯茎を傷つけないよう優しいブラッシングを心掛けてください。
日本人はの多くは歯茎が薄いので、過度な負担をかけると歯肉の退縮を招きます。
歯茎はデリケートなので強く短くやるより、優しく長い時間マッサージした方が効果的です。
1カ月もすれば、綺麗なピンク色の部分が広くなります。
歯茎磨きをしてこなかった方は、自分でもビックリするほど変化に気が付けると思います。
年齢を重ねると歯茎が痩せて後退しますので、象牙質が露出して知覚過敏になります。
歯茎が大きく後退すると歯が長くなったように見えます。
歯茎の血行を良くすることで、歯茎痩せが抑えられます。
歯茎が常に腫れていた方は、歯茎が締まってくると歯が長くなったように見えます。
引き締まった状態が歯茎の本来の位置です。
腫れている状態を放置するのが1番良くありません。
ある日、歯がポロっと取れてしうかも知れませんよ!
喫煙される方は、血行が悪くなり歯茎が硬くなりがちですので、念入りにマッサージされた方が良いと思います。
しばらくやっても歯茎が綺麗なピンク色にならない方は、歯医者さんに行ってください。
歯と歯茎の間に歯石が埋まっていると、いくらやっても炎症が治まりませんので正常な色に戻りません。
歯石取りをやってからにしましょう。
日本では35歳以上は8割以上、小学生でも約4割が歯周病に罹患していると言われています。
これは、かなり高い罹患率と言えます。
試しに2本の指で歯を1本づつ掴み、軽く前後左右に揺らしてみてください。
優しく動かしてくださいね。
揺れ(動揺)が大きい場合は、既に歯槽骨(歯が刺さっている周りの骨)が溶けている可能性があります。
歯周病にかかっていて既に骨が溶けていると動揺が大きくなります。
そのまま放置していると、食事や歯ぎしりなどで押され続け揺れ幅がより大きくなります。
最後は自然に歯が抜けます。
歯磨きをすると歯茎から出血する場合も危険です。
歯周病によって炎症が起き、出血している可能性が高いです。
出血と同時に膿が出ている可能性もあるので、放置しているとヤバイです。
すぐに歯科で歯周病治療を開始してください。
歯医者が好きな人は居ないと思いますが、早い方が治療も回復も早く、安く済みます。
ある程度歯槽骨が溶けてしまっても、歯茎磨きによる歯茎の引き締めで動揺をある程度抑える事が出来ます。
限界はありますが、歯周ポケットも浅くなります。
治療と平行して歯茎磨きを頑張ってみてください。
歯科医が使わない歯磨きグッズ
歯科医や歯科衛生士さんで、電動歯ブラシを使っている方はほとんど居ません。
統計が無いので実際のところは判りませんが、歯科医師さんがそう仰ってました。
電動歯ブラシは、手磨きより磨き残しが多くなるというのが使わない理由だそうです。
「電動でもやらないよりはマシだけど、手磨きで正しく磨けない人が電動歯ブラシを使うと磨き残しが酷くなる」との事です。
なんとも説得力があるお言葉です。
ここは嘘でも「電動歯ブラシの決定版の紹介!」と言いたいところですが止めておきます。
以前パナソニックのドルツという電動歯ブラシを購入して使っていました。
しかし、磨けてる感が乏しくてスッキリしないのです。
確実に磨こうとすると手磨きより時間が掛かってしまい使うのを止めてしまいました。
高かったんですけどね・・・
歯磨きは、手動に勝るものはありませんよ。
タフト型(山切り型)の歯ブラシは、歯と歯の間に入れるには良いですが、歯周ポケットに入りづらいため良くありません。
山切り型は、^^^ ←こんな感じで、ブラシの先がギザギザになっているやつです。
歯間に入れるようにブラッシングすれば相応の効果はあると思いますが、歯間にブラシを入れたいならワンタフト型の方が確実です。
毛先が細い歯ブラシもオススメしないそうです。
毛先が細い歯ブラシは、歯周ポケットに入りこんで汚れを掻きだすイメージがありますよね?
実は細い毛先で汚れを歯周ポケットの奥に押しこんでしまう場合もあるとか。
通常の歯ブラシより毛先が細いので毛が直ぐに寝てしまい、歯に当たる面積が減ります。
接触面積が減ると、汚れを掻き落とす効果が弱くなり非効率な歯磨きになってしまいます。
ブラシの当たりが弱く感じるので、強く押しつけてしまいがちで歯肉を傷つける可能性も高くなります。
毛先が細くない通常の歯ブラシで、十分にプラークコントロールが可能です。
毛先が細いものはその分毛が硬めに作られています。
頑張って毛先を歯周ポケットに入れようとしても、実際は1〜2mm程度しか入りません。
毛先を歯周ポケットに入れようとして、歯肉を傷つける方が多いそうです。
歯肉を傷つけると歯肉が退縮します。
歯肉へのダメージは良い事が1つもありません。
でも毛先が細い歯ブラシ、気持ち良いんですよね・・・
ダメなのは解ってますが、私は使ってます(笑)
これヘッドが小さくて、奥歯の裏に入りやすいです。
歯ブラシをよく貰うので使いきれないくらいあるのですが、これだけは買ってます。
歯と歯の付け根はブラッシングで何とかなりますが、歯周ポケット内の掃除は歯科で掃除してもらうしかありません。
定期的に歯科に通ってブラシでは届かない部分を掃除してもらいましょう。
歯磨きのタイミングは食後何分後?
「歯磨きは食後30分以上経ってからの方が良い」という説があります。
食後は酸によって歯のエナメル質が弱くなっているから、唾液が酸を中和する食後30分後くらいに磨くのが良いという説です。
これ、全くの嘘ですよ!
未だに30分後と紹介しているサイトもあって信じている人が居ますが、食後時間が経てば経つほど細菌が増えます。
細菌は食事のカスを餌に増殖するので、なるべく早く磨いて餌をカットしてやった方が歯へのダメージは少なく済みます。
食後10分以内に磨くのがベストです!
食後30分というのは、酸蝕症の場合です。
酸蝕症は、歯表面のエナメル質が溶けてしまう病気です。
誰にでも起こる可能性があります。
酸蝕症は食べ物や飲み物などに含まれる酸によって歯が溶ける事を言い、薄くなった歯のことを酸蝕歯と言います。
具体的には、炭酸飲料を長時間口の中に含んだ状態が続く。
柑橘類などの習慣的な摂取。
ビタミンCのサプリメント、お酢、ワインの習慣的な摂取。
その他に内因性のものとして、逆流性食道炎、口腔乾燥症、アルコール中毒、摂取障害による嘔吐などがあります。
歯を酸に浸している状態が続くと、エナメル質を弱体化させ歯が薄くなって行きます。
酸蝕症のほとんどは、生活習慣に影響される疾患です。
歯が薄くなってきてるかな?と思う方は、食後のうがいを徹底し、少し時間を置いてから歯磨きをするのが良いと思います。
自己判断せず、歯科医で相談してください。
重曹水で酸性に傾いた口の中を中和させる
朝食にオレンジやグレープフルーツなどを食べる方も居ると思います。
朝食を食べた後、ゆっくりしている時間が無い時は直ぐに歯を磨きますよね。
酸性のものを食べた後、すぐに歯を磨きたい場合は良くうがいしてから歯を磨きましょう。
水でうがいしても良いのですが、酸性を中和させた方がより安全です。
そこで重曹水を使います。
重曹は弱アルカリ性なので酸性を中和してくれます。
重曹水を作りおきしておき、歯磨き前にウガイします。
重曹は、炭酸水素ナトリウムとも呼びます。
人間の身体の中にもある物質で、血液や唾液の中にも含まれているので安全性が高いです。
大きい容量もありますが、3gづつ個包装されている方が使いやすいです。
「うがい用に重曹の1番小さいのが欲しい」と薬局で言えば出してくれます。
薬局だと100円しません。
重曹水の作り方
500mgのペットボトルに水道水を入れ、重曹を3g入れてシェイク!
重曹が溶けたら重曹水の完成です。
夏場でも1週間くらいであれば腐りませんが、早目に使い切りましょう。
重曹うがいは、歯を白くする、口臭予防、虫歯予防などの効果があります。
味は少し、しょっぱいと思います。
重曹うがいした後に残るしょっぱさが嫌なら水でうがいしても構いません。
我が家でも重曹水を常備しています。
甘い物や酸性のものを食べた後や歯磨き前に使っています。
子供もよくそれでうがいしています。
安価で効果が高いのでお試しあれ!
歯科関係者から聞いた失敗しない歯医者選び
私の親族に歯科関係者が何人か居ます。
そのため、オーラルケアグッズを色々と貰います。
使い心地が良いものもありますが、良くないものもあります。
前回と今回の記事で紹介しているのは、その中で良いと感じた商品です。
歯医者さんには申し訳ないですが、私は歯医者が大っきらいです!
「歯科へ行きましょう」とお勧めしてますが、私は大嫌いなので行きたくありません。
嫌いだからなるべく世話にならないよう、自分で出来ることを頑張ってます。
適切な歯磨きを怠らなければ、定期検査や歯石取りも早く済みます。
どんな歯科医院が良いか?
知り合いから良いと聞いた歯医者さんでもアナタには合わないかも知れません。
アナタにとって良い歯医者を見つけるには、何件か回って自分の考えと合う歯科医を見つけるしかありません。
身も蓋もないアドバイスですが、それしかありません。
歯科医院に勤めている親族に色々な話を聞いています。
マジかよ・・・という酷い話もありますが書けないので、書ける範囲で書きます。
全部の歯科医院がこうだと言うつもりはないので参考程度に読んでください。
歯科医は、経験・知識・技術に大きな差があります。
これは、歯科衛生士にも言える事です。
麻酔注射は国からお金が出ますが、表面麻酔は歯科医院の持ち出しになるケースもあるそうです。
損してでも麻酔を勧めるのには理由があります。
なぜ麻酔を使うのか?
患者の負担を和らげるというのが1番の理由で、なるべく痛くないようにという心使いです。
患者が痛がると、どうしても口を閉じる力が働くので治療が進められません。
歯科医は決められた時間内で治療せねばなりませんが、治療計画通りに進まない事になります。
治療が進まないと患者側にも負担となります。
実は、こんな理由も・・・
麻酔によって患者は歯茎の感覚が無くなるので、少しくらい失敗しても気づかれません。
硬い歯石取りなど力が必要な作業中、思いがけない場所に器具が滑ってしまう事があります。
その際、余計なところまでガリっとやっちまう事があるんですよ。
歯肉や歯を傷つけても、患者にミスったとは絶対言いません。
怖い話でしょ?
信じるか信じないかはお任せします。
どうしても麻酔が心配なら「麻酔なしで!」と言いましょう。
すごく痛いけど我慢して口を全開にしときましょう!(笑)
治療方針も歯医者によって違います。
患者に対する対応は、もっと違います。
治療してやってるという考えの医師が一定数居ます。
歯科医は専門家ですから、この状態ならこの方法しか無いという答えを持っています。
その医者の知識の中ではその方法が正義でそれしか無いのでしょう。
歯の治療技術は日々研究が進んでおり、新しい治療法や考え方が出てきています。
「親知らずは虫歯になりやすく、残しておいても良い事が無いので抜きましょう!」と言われ抜いた方も居ると思います。
今は抜いた歯の代わりに親知らずを移植するという方法もあるようです。
先日、視力回復のために歯にレンズを埋め込んで移植するというニュースもありました。
抜いてしまったら今後治療技術が発展した時に、対応できない可能性があります。
親知らずの生える方向によっては他の歯に影響が出るので抜くしかない場合もあると思いますけどね。
なるべく抜かない、なるべく削らない、というのが今のトレンド。
そういった事を表明している歯科医院を選びましょう。
医療は数年前の常識が今の常識ではない場合もあります。
客の希望に沿う方法を模索するのが専門家の役目ですよね。
どういった治療方針で進めるか、各治療法のメリットデメリットを説明して患者に選択させて欲しいものです。
「抜歯するしか無い、そうしないと他の歯も抜けますよ!」と脅す歯科医も多いです。
医師自信が脅しと思っていないから性質が悪い。
抜歯するにしても、なぜそうなるか、他に方法が無いという理由を具体的に教えて欲しいですよね。
本当に抜歯するしかない可能性もありますが、面倒だから歯を残す方法を検討せずに放棄している可能性もあります。
もっと酷いのは儲けるために抜歯を勧める場合。
抜歯してさし歯やブリッジにすれば利益が出ます。
インプラントにしてもらえれば、大きい利益が出ます。
そうした処置をした後は、定期的なメンテナンスが必要なのでその後もずっとお金を落としてくれます。
患者は一生口内の違和感と煩わしさを背負う事になります。
そんな悪徳医師は居ないと信じたい・・・
歯科医に言われるがまま従う患者ばかりなので、患者の意思を確認せず治療を進めるのが当たり前になっています。
歯の治療は、患者から見えない状態で口の中を弄ります。
取り返しがつかない状態になる可能性がある訳ですから当然不安ですよね。
それなのに質問や相談をすると「説明が面倒だな」という感じを露骨に出す歯科医が居ます。
忙しいのは解りますが患者の不安を拭えない医師は、医療従事者として大事なものが欠落しています。
さっさと病院を変えましょう。
治療方針に同意するのも反対するのも患者の権利です。
強制されるものではありません。
医者にこれしかないと言われても、嫌なら別の方法を考えてもらいましょう。
アナタの歯ですから当たり前なのですが、何も言わずお任せしていませんか?
お任せしたなら後で文句は言えません。
削った歯は戻ってきませんし、死ぬまで口内の違和感で嫌な想いをするのはアナタ自身です。
面倒な患者と思われても、聞きたい事や言いたい事はハッキリ伝えましょう。
言いづらいと思いますが、勇気を出してください。
面倒そうな反応をされたら「そんなんじゃ治療は任せられない」と言って構いません。
まともな先生なら後から文句を言われるより、事前に言ってくれた方が良い結果になる事を理解していますので快く説明してくれます。
治療前に鏡や写真で治療個所を患者に見せながら、ホワイトボードなどでどう治療するか細かく説明をしてくれる歯医者さんが居ます。
治療後にどうなったかも見せてくれると思います。
患者の理解と了解を得ながら治療を進めていくのが良い歯科医です。
儲からない保険治療を時間をかけて丁寧にやってくれるところは良心的です。
保険治療は利幅が少ないので、手間暇かかる割に儲かりません。
本音では「保険診療だけしかやらない患者は面倒」と思っている医者も少なくないと思います。
保険治療をしっかりやってくれる歯科医院は、患者を大事にしていると言えます。
歯科医院は、コンビニより多いと言われています。
競争が激化している事もあり、昔より患者数が減少しています。
特に都市部は競争が激しいと聞きます。
患者さんに親切丁寧な説明をしていると、時間が無くなりますので回転率が下がります。
昔と違って薄利多売が出来ない時代になり、どこも経営は厳しいそうです。
患者の事を考え手間暇かけて治療してあげたいけど、そんな事をしていると潰れてしまうという状況にジレンマを感じている歯科医は少なくありません。
患者にとって良い歯医者さんほどやって行けなくなるという医療システムです。
儲かっている歯科医院は、自費診療に誘導するのが上手で客単価が高いはずです。
開業したての歯科医院は、最新の知識があり最新機器が揃っていますが、もうけ主義のところが多いです。
開業するのに必要な機材が物凄く高いので、借金まみれなんですよ。
患者単価を上げるか、多くの患者をさばいて儲けないとやって行けません。
昔からあるおじいちゃん先生の歯科医院は、知識が古いのでは?機材が古いのでは?と心配になります。
本当に古い知識しかない先生も居ますが、中には勉強熱心なおじいちゃん先生も居ます。
古いからダメという決めつけは良くありません。
古いレントゲンで無駄に被曝する可能性はありますけどね。
色々悪い事も書きましたが、全ての歯科医がクズではありません。
中には患者の事情や意思を尊重し、ベストな治療を模索してくれる方も居ます。
患者を助けたい一心で頑張っている歯科医も大勢いると思います。
そうであって欲しいと願います。
ただ、全ての歯科医がそうではない事は肝に命じておいてください。
どこに行っても同じ対応、同じ治療を受けられると思ったら大間違いです。
歯医者に何度も通わせるのには理由がある
歯医者さんって治療に何度も通わせますよね。
通うのが面倒になり行かなくなる方も多いそうです。
長い期間通わせるのは、医療制度がそうなっているからです。
保険診療は点数制になっており、1回の治療は何点までという決まりがあります。
規定以上の治療をすると自由診療扱いになるので、保険診療の診療報酬(レセプト)が貰えなくなります。
お金を払えば一気に全部の歯の治療をしてくれますが、それを望む患者は多く居ません。
自由診療は全額自費なので、治療費が高額になります。
それを見込んで自費診療を主にやっている高級歯科医院もあります。
段階的な治療が必要だったり、経過観察をしながら治療を進める場合もあります。
炎症や腫れを抑えるには時間が必要なので、仕方ありません。
無理やり治療を進めると、出血が凄い事になる場合もあります。
1人に長い時間をかけると他の患者が予約を取れなくなります。
多くの患者に来てもらうため予約を取りやすくするとか、歯科医師の手を止めないようにするなど歯科医院側の都合による部分もあります。
何度も通うのは面倒ですが、その分安く済んでいると考えて我慢するしかありません。
歯は一生モノなので正しいケアを根気強くして行くことが大切です。
口内を清潔に保つためには、1にも2にもブラッシングです。
歯医者さんでの定期的な検査も必要です。
歯石は1カ月もあれば付着します。
3カ月〜半年に1回、最低でも1年に1回は検査してもらいましょう。
食後すぐに歯磨きする!と意固地になる必要はありません。
歯は磨き過ぎても良くありませんので、たまにはサボっても良いと思います。
サボった時は、うがいくらいはしましょう。
美味しいものを美味しく食べるために、オーラルケアを頑張りましょう!
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【ボディケア オーラルケアの最新記事】
主観が強すぎて根拠に欠ける(奥に後半
仰る通り私は歯科医でも歯科衛生士でもないので素人ですよ。
それは記事を読めばお分かりいただけるはずです。
私が通ってきた歯医者から聞いた話や親族に聞いた情報なので、古い知識や認識違いが無いとも言えません。
色々な歯科医院のサイトやブログを読めば解るように現役医師でも考え方や知識に差があります。
いかにも様が正しいと思う方法をされたらよいと思います。
個人ブログなので主観が強くなるのはお許しを。
主観上等ブログなので主観が強いというのは否定しません(笑)
根拠が知りたければ口腔病理学や細菌感染制御学の教授や専門家に聞くか、公開されているメタ分析などをお調べくださいな。