引き続き、「TerraMaster F2-220」のレビューです。
今回は設定編として、パソコンを使ってTNASの設定をして行きます。
最後に使ってみた感想があります。
購入をご検討されている方は、参考にしてくださいませ。
前記事の通りに接続作業が終わっている状態からの作業となります。
まだの方は、接続を終えてください。
デスクトップクライアントを使いTNASを認識させる
"第三歩:デスクトップクライアントのインストール"
デスクトップクライアントは、デスクトップ上からネットワーク上にあるTNASを認識するソフトになります。
初めてのTNASを見つけると自動的に初期設定が始まりますが、ネットワーク上に初期設定が済んでいるTNASしかない場合は初期設定がスキップされます。
初期設定が済んでいる状態でデスクトップクライアントを起動すると、ネットワーク上にあるTNASのアドレスを確認するツールとして使えます。
@にあるMacかWindowsから使用しているOSの[Download]ボタンを押してデスクトップクライアントをダウンロードします。
私は、Windowsをダウンロードしました。
"TerraMaster_TNAS_for_win_V3.0.zip"というファイルがダウンロードされます。
zipファイルなので、解凍します。
解凍すると「tnas」というフォルダと「Release Note.txt」が現れます。
tnasフォルダをダブルクリックして中を見ます。
TerraMaster.exeというアイコン付きのファイルがあるのでダブルクリックします。
OSの設定で拡張子表示がオフになっている方は、TerraMasterとだけ表示されています。
ここで、セキュリティ警告が出る事があります。
発行元が不明となっており、少々不安になりますが実行します。
「TNAS設備を検索できない。検索してください:」というメッセージが表示されます。
[確定]ボタンを押してください。
セキュリティソフトを入れている方は、ここで通信に関する警告が出る場合があります。
通信を許可しないとネットワークからTNAS(TerraMaster F2-220)を探せませんので、許可してください。
TNASが正しくネットワークに繋がっていれば、自動的に検出されます。
もし、検出されない場合は[検索]ボタンでネットワーク上のTNASを探してください。
TNASをスイッチングハブに繋ぎましたが、問題無く見つけてくれました。
TNASのアドレスが表示されたら[登録]ボタンを押します。
すると、「歓迎します!」という画面になります。
[開始]ボタンを押すと、HDDの検査が始まります。
ここで「HDD1,HDD2のデータを削除しますが、継続しますか?」という警告が出てきます。
この警告は、インストール中何度か出ますので、OKしてください。
OKすると、HDDの検査が始まります。
HDD1、HDD2共に正常と表示されれば問題ありません。
HDD検査で不具合がある場合は警告が出ますので、正常なHDDを用意してください。
私が使用したのは、HDD対応リストには無い古いHDDでしたが問題無く認識しました。
2台のHDDが正常になり[次へ]ボタンを押すとTOSのインストール画面に切り替わります。
TOS(TerraMaster Operating System)は、TNAS用のオペレーティングシステムです。
現在はTOS3で3世代目のシステムになります。
TOSを使う事で、PCのデスクトップからTNASの設定やコントロールが出来ます。
先ほどTNASを検索するのに使ったTerraMaster.exeはデスクトップクライアントで、今回インストールするのはTOSです。
2つのソフトがありますので、勘違いしないでください。
TOSのインストール方法には、2種類あります。
オンラインインストールとマニュアルインストールから好きな方を選びます。
私は上の「TOSシステムを自動的にダウンロード、又はインストールします」を選びました。
マニュアルインストールする方は、こちらのダウンロードセンターから「TOSクライアントオペレーティングシステム」をダウンロードして、保存場所を指定してください。
[次へ]ボタンを押すと「TOSをインストールします」が始まります。
勝手にインストールされるので、100%になるまで待ちます。
この間、TNASとパソコンの電源を切らないように!
続いて、「TNASを再起動します」という工程に切り替わります。
何度が本体からブザーが鳴りますが、気にしないでください。
ココまでが"第四歩:TOSのインストール"となります。
TNASの初期化
ここから"第五歩:TNASデバイスの初期化"に入ります。
手順が書かれているので目を通しておいてください。
初期化を完了させるための表示が出てきます。
デバイス名欄に好きなNAS名を入れます。
英語や数字であれば、何でも構いません。
タイムゾーンは、お住まいの場所で。
日本なら"(GMT+09:00)Tokyo,Osaka,Sapporo"が下の方にあります。
[次へ]ボタンを押すと、管理者パスワードなどを入れる画面になります。
パスワードは、好きな英数字を6ケタ以上で入力してください。
このパスワードは、今後TOSにログインする時に必要になりますので、忘れないようにメモを残しておきましょう。
確認用Eメールと確認コードって何だろうと思ってマニュアルで調べました。
管理者Eメールは、パスワードを忘れた場合や紛失した場合に使うもののようです。
メールアドレスを記入して、確認コード欄に何も記入しない状態で「確認コードを送信」ボタンをクリックすると、確認コード入りのメールが届き、それを確認コード欄に記入するらしいのですが・・・
なぜかメールが届きません。
仕方なく、メールアドレスだけを入れて「メールが届かない?この操作をスキップする」という文字をクリックしてスキップしました。
ディスクアレイを作成するという画面になり、HDD1とHDD2の容量が表示されます。
ここで、RAID設定をします。
容量の違うHDD2台だと少ない方のHDD容量に揃えられ未使用域が出来てしまいますが、私はHDD破損時に1番復旧する可能性の高いRAID1を選択しました。
[OK]ボタンを押すと、また「ハードディスクの中のデータが削除されます」警告が出ます。
「データが入った状態で、RAIDを変更すると中身が消えますよ!」という注意です。
今回は、最初なのでそのままOKします。
HDDのフォーマットが始まります。
初期化が完了しました。
デスクトップクライアントでの作業は以上となります。
次は、TOSにログインして詳細設定をして行きます。
TNASを使用するためログインします
"第六歩:使用開始"
ユーザー名とパスワードを入力して[ログイン]ボタンを押します。
最初にログインする時のユーザ名は「admin」になります。
パスワードは、先ほど設定したものを入力します。
1度ログインして、ユーザーを作成して専用パスワードを設定すれば、その名前とパスワードでもログインできるようになります。
もし、ログイン画面を閉じてしまったら、デスクトップに作られたTNASアイコンのショートカットをダブルクリックしてください。
第三歩でTNASを検索した、デスクトップクライアントツールが立ちあがります。
検索結果にあるアドレスをダブルクリックすれば、ブラウザにログイン画面が表示されます。
"第七歩:モバイルクライアントのインストール"
これは、これからみたいです。
Coming soon...となっていますが、Android版はダウンロードページにアップされていました。
専用のモバイルクライアントアプリは、Android 4.3以上に対応しています。
iOSの方はFileBrowser、Androidの方はES File Explorerでも、アクセス出来るはずです。
TOSで細かい設定をして行きます
先ずは、ログインしたTOS画面から
左側にアイコン群があり、クリックするとそれぞれの内容が表示されます。
設定したい項目アイコンをクリックすると、ウインドーが表示されます。
右上にあるマーク
iマークは、システム情報の出し入れです。
システム情報は右下からスライドして出てくるシステムの状態を表示するウインドーです。
システム情報が出てこない場合は、画面左上のTOSというロゴをクリックすると出てきます。
地球儀のマークは言語選択です。
ユーザー名をクリックすると、パスワードの変更、テーマや壁紙を変えたり、ログアウトできます。
では、アイコン内の設定を見て行きましょう。
上のアイコンから順に解説します。
ファイル管理
ファイルやフォルダを管理する部分です。
ここではファイル管理全般が、一通り出来るようになっています。
PCからドラッグ&ドロップでファイルをコピペ出来ますが、TOSからドラッグ&ドロップしてもPCにコピーする事が出来ない残念仕様です。
最初は、adminとpublicというグループしかありません。
文字の左にある三角をクリックすると階層が見れます。
好きな場所に移動して[新しいフォルダ]をクリックして、必要なフォルダを作ります。
adminは、管理者権限が無いと見れないデータです。
publicは、閲覧権限を与えれば全ユーザーが見れるようにできます。
上にある[新しいファイル]をクリックすると、現在選んでいるフォルダに新しいtxtファイルが直接作成できます。
[アップロード]は、ファイルやデータをフォルダ指定してTNASにコピーする方法です。
[more]は、コピペやダウンロード(指定PCフォルダへの書き出し)などの色々な操作項目が入っています。
アプリケーション
TNAS用のアプリをインストールして、機能強化できます。
現在全部で15本あります。
コントロールパネル
権限設定をする場所なので、良く使うと思います。
・権限
ユーザー、グループ、共有フォルダに分かれています。
ユーザーで、ユーザーを作ったり消したりが出来ます。
同時にユーザーごとのアクセス権も設定できます。
ユーザーごとにリード/ライト、アクセス拒否、リードオンリーなどの権限を設定できます。
優先順位は、ユーザー>グループアクセス拒否>アクセス拒否>リード/ライト>リードオンリー>--(無設定)>アクセス拒否となります。
絶対見せたくない場合は、ユーザー単位でのアクセス拒否が良いと思います。
グループで、グループ管理が出来ます。
グループの作成、削除、グルーブに入るユーザー指定などの設定が出来ます。
共有フォルダで、共有フォルダの設定が出来ます。
ユーザーごと、グループごとで制限をかけられます。
adminは、全ての権限が与えられています。
adminフォルダ及びTOSの設定に関するものは、admin権限を持っていないユーザーは見れないようになっています。
ネットワークサービス
ネットワークに関する設定をする場所です。
・ネットワーク設定
どういったネットワークでTNASを繋げるかの設定です。
通常は、LAN接続でデフォルトポートを使用すると思います。
好きな通信ポート番号を指定することも可能です。
・ファイルサービス
SAMBA、Macファイルサービス、FTP設定、NFSサービスの設定が可能です。
使わないものは、チェックをはすして[適用]ボタンを押してください。
FTPですが、暗号化されたFTP(FTPS/SFTP)は使えない模様。
う〜ん、今時じゃないですね。
・Telnet & SNMP
Telnet/SSHとSNMPの設定が出来ます。
ネットワークに接続された機器を遠隔操作したり、監視するための機能です。
ネットワーク越しに何かできるというのは、使い勝手が良い半面、セキュリティに穴が開くことになります。
良く解らない方は、使わない方が良いでしょう。
・ウェブサーバー
ウェブページをアップロードし、個人ウェブサイトを管理することが出来ます。
Joomla! 、PHP、MySQL/SQLiteに対応可能で、双方向又はコミュニティウェブサイトを構築することができるようです。
バーチャルホストの設定も出来ます。
良く解らん人は、オフっておけば良いです。
・ネットワーク検索サービス
UPnP検索は、ネットワークに接続する機器同士を自動検出してくれるので便利ですが・・・
TNASが悪いわけでは無く、UPnP規格自体がザル仕様なので、セキュリティ的に危険です。
必要になったら有効にしましょう。
ストレージマネージャ
ストレージ(HDDなど)を管理する場所です。
・HDD情報
TNASに取り付けられたHDDの状態が確認できます。
不良トラックのスキャンや、S.M.A.R.Tによって、アバウトですがHDDの状態が解ります。
・ディスクアレイ管理
装着したHDDの詳細情報が確認できます。
REID構成が気に入らない場合、ここで削除して再設定が出来ます。
削除するともちろんHDDの中身は消えますよ!
・iSCSI Target
iSCSIは、記憶装置とコンピュータの通信に使うコマンドを、IPネットワーク経由で送受信するためのプロトコルです。
屋内LANのネットワーク上にあるTNASを複数のコンピュータから共用することができるようにできるのですが、良く解らん人はオフしといてください。
・バーチャルディスク
iSCSI Targetを利用するか、USB、SATAインタフェース外付けストレージを利用して仮想HDDとして認識させ、容量を増やすことが出来ます。
TNASで対応可能なバーチャルデイスクは8個まで、最大容量は16TBまでとなります。
大人しく大きい容量にHDDを買うか、多くのHDDが積めるNASを買った方が話が早いです。
・外部記憶装置
マニュアルにも無いので良く解りませんが、恐らくTNASに接続された外部記憶装置のフォーマットや削除が出来るのだと思われます。
説明が無いのは、不親切すぎる・・・
一般的な設定
TNASの設定をする場所です。
・地域と言語
最初にインストールした時に設定した、タイムゾーン内容が変更できます。
言語は、日本語なども選べますがUTF-8で固定されていました。
・ハードウェア設定
ファンの動作モードを指定できます。
スマートファン:システム温度から自動で回転速度を調整
低速:500〜900RPM
中速:900〜1600RPM
高速:1600〜2000RPM
普通は、自動のスマートファンで良いでしょう。
HDDスリープモードにチェックを入れると、一定時間アクセスが無いと自動的にHDDの回転を止めてスリープ状態になります。
再起動・シャットダウンの管理では、TNASの再起動やシャットダウン命令が出せます。
自動スタートアップは、停電などで電源が切れた後に自動起動するかの設定が出来ます。
定期的なスタートアップとシャットダウンで、オンオフの時間設定ができます。
・通知設定
装置に異常が発生した時にメールが送られるように出来ます。
他の方のレビューに「HDDが抜けてもメールが送られない」と書いてありました。
TNAS本体の異常時だけの機能なのかも知れません。
・セキュリティ設定
証明書は、ブラウザでTOSにアクセスする時に情報を暗号化する為に利用をします。
新しい証明書と秘密鍵の生成が1ボタンで出来ます。
証明書と秘密鍵がダウンロードできます。
SSL証明書の発行者は「www.terra-master.com」になります。
TNASにアクセスするユーザーに証明書をインストールしてもらえば、安全なSSL通信でログインできるようになります。
証明書が無かったり証明書期限の1年を過ぎたユーザーは、SSL方式でログインすることができません。
第三者機関から得た正式な証明書をインストールする事は出来ないようです。
・ソフトウェアの更新
TOSクライアントオペレーティングシステムのバージョンが確認できます。
ソフトウェアをオンラインで更新したり、手動更新も出来ます。
ソフトウェアの更新がある場合、自動更新の通知を出るようにするチェックもあります。
バックアップとリストアで、システムの設定をバックアップする事も出来ます。
データを消さずにシステムの環境設定だけを工場出荷状態に戻す事も出来ます。
システム状況
TNASの状態を確認する場所です。
・ハードウェア情報
TNASのハード情報、CPU使用率、CPU温度、メモリー情報、温度、ファン回転速度などが確認できます。
・アプリ状況
Samba、アップルネットワーク、ダイナミックDNSなどなどの動作状況が確認できます。
使用していないものは赤い丸が付き、使用しているものは緑の丸が付きます。
・リソースモニタリング
CPU使用率、メモリ容量、HDD使用率、帯域幅、プロセスなどの状況をリアルタイムで確認できます。
・システム記録
イベントログ、接続ログ、オンラインユーザーが確認できます。
データバックアップ
バックアップに関しての設定をする場所です。
・Rsyncサーバー
Rsyncサーバー機能でTNASを1台のバックアップサーバーに設定することで、遠隔バックアップができます。
・Rsyncリモート同期
TNASのデータをネットワーク経由で他のNASやサーバーにバックアップする事が出来ます。
他のNASやサーバーは、遠隔バックアップ対応機能があり、有効化しておくようにします。
・タイムマシン
MacのデータをTNASにバックアップするための設定です。
・外部記憶装置へのバックアップ
TNASにあるファイルを外付けの保存機器へバックアップするための設定です。
リモートログイン
外部のネットワークを介してログインする時の設定です。
主に外出先からTNASにアクセスしたい場合のアクセス方法です。
・TNAS.online
TNAS.onlineでアクセスできるユーザーを設定します。
Tnas.onlineに行ってユーザー名とパスワードを入力すると、TOSがブラウザに表示されます。
ユーザー名とパスワードだけでログイン出来てしまうので、楽ですがセキュリティ的にはちょっと怖いです。
・DDNS
ダイナミックDNSを設定します。
日本語対応しているno-ipがオススメです。
TOSの機能説明は、以上です。
使ってみた感想と問題点
設定を終えて、1週間ほど使ってみました。
NASとしての基本機能はあるので、一通りの事は出来ます。
ハイスペックな部品構成により、操作時にもたつく事はありません。
大きいファイルも転送が早く良い感じです。
これだけ豪華なCPUやメモリを載せているのに低価格に抑えているのは凄いと思います。
ハード面だけの比較であれば、他社のNASよりコスパが良いと言えます。
ただ、他社のNASと比べて見劣りする部分もあります。
その1つが、セキュリティ面です。
IP制限などのフィルタリング機能が弱いです。
ガチガチなセキュリティをしたくても難しい。
共有フォルダがローカルアドレスになってしまうのも気になりました。
同じネットワーク上で使うなら良いのですが、外部からのアクセス時に困ります。
何か方法があるのかも知れませんが、マニュアルを見ても僕には解りませんでした。
DDNS名で接続できるのが普通だと思いますが、対応してないようです。
きっとTNAS.onlineを使えという事なのでしょう。
TNAS.onlineを使わなくてもTNASは使えますが、ネットワーク経由のアクセスに問題が出る場合もあると思います。
TOSの設定はそれ程難しくはありませんが、説明が少なくPCやネットワークに詳しくない方が運用するには少しハードルが高い気がします。
これは何のための機能?という疑問が解決しないと設定が出来ません。
マニュアルに載っていなかったり、詳しい解説がありません。
ほぼ初心者の私は、各機能を知るのに苦労しました。
全然解らない方は、取りあえず全機能オフってから使いはじめるのが良いでしょう。
使用したい機能だけをオンにして、問題が出たら関係しそうな機能を追加でオンにして行くようにすれば、余計なセキュリティリスクに晒されずに済みます。
同一ネットワーク内で使う共有のファイルサーバーとしてなら、初心者でも使えそうです。
家庭用のファイルサーバとして使うのであれば、難しい設定は要りません。
ファイル管理でのデータのやり取りには難があるので、どうアクセスするかの工夫は必要。
家庭用ファイルサーバー以上の事をやろうとするとちょっと勉強が必要です。
初心者にも解るよう、マニュアルを全修正していただきたいものです。
情報量が足りないマニュアルも問題ですが、内容以前に日本語に大きな問題があります。
想像力を働かせば何を言いたいのか解りますが、日本語にすらなっていない酷い文章がチラホラあります。
余りにも酷いので、Noontecの担当に「改善しないと怪しすぎて日本人は買わないよ」と伝えておきました。
公式サイトとマニュアルに関しては、「見直して正しい日本語にする」と返答がありました。
結構な文章量があるのでいつになる事やらですが、その内改善されるでしょう。
Q&Aやヘルプが全部英語なのも厳しいです。
英語が読める方であれば問題ありませんが、英語が厳しい人にはQAやヘルプが使えません。
公式サイトも全て日本語化されていません。
一部のみ自動翻訳を使ったような日本語になっている状態です。
日本語が酷い事とマニュアル不足が、Terra Master最大の問題な気がします。
動作音は、HDDの音が聞こえますが静かな方だと思います。
本体後ろに付いているファンの音は、ほぼ聞こえません。
HDDのカリカリ音や回転音は聞こえます。
通常作動時のうるささは、HDD次第だと思います。
スリープから起動する際も音はそれほど気になりません。
この点に関しては、QNAPの方がうるさいかも。
スリープで気になるのは、時々ちょっとだけ勝手に立ち上がる事です。
アクセスしていないのに、勝手にTNASが起動してHDDが回り出し、少しするとまたスリープに戻ります。
不思議なのは、LANケーブルを抜いていてもこれが起こるのです。
原因が良く解りません。
海外製NASという事で、QNAPやSynologyと比べてしまいます。
ソフトの機能面やスマホアプリ対応などで、この2社は非常に優秀です。
TerraMasterはソフト面が弱く、遅れを取っているのは明らかです。
痒いところに手が届くようにはなるのは、まだ先でしょうね。
厳しい評価になりましたが、TNASは低価格でハイスペックという部分が魅力です。
変な日本語、情報量が足りないマニュアル、貧弱なソフト面が克服できれば売れるでしょう。
Noontecが今後どれだけ改善して行くか解りませんが、今後に期待します。
ご覧いただき有難うございました。
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