今回は、3DSLLのスライドパットの修理方法です。
任天堂に修理に出した場合の料金、時間、手間なども調べました。

少し前から、子供の3DSLLのスライドパッドの動きが怪しくなっていました。
パットのゴムが本体に引っかかっている様で、操作は出来ますが動きが重い状態です。
スライドパットに爪を引っ掛け、くいっと持ち上げてやるとゴムと本体が接触しなくなって操作が軽くなります。
しかし、少しするとまた重くなります。
子供は我慢してプレイしていたようですが、先日悲しげな表情で3DSを持って来ました。
(;T дT)「コントローラーが取れたー」
見るとスライドパットの丸い部分が取れてしまっています。
あぁ〜ぁ・・・

パット裏を確認すると、下の棒に繋がっている白いパーツが割れていました。
瞬間接着剤で補修しようと思いましたが、スライドパットは色々な方向に力が加わるところ。
接着剤は、引っ張りには強いけど横からの力には弱いものです。
またすぐ取れてしまうだろうと思い諦めました。
任天堂に送って修理してもらうしかないか・・・
任天堂に修理してもらうと
任天堂のサイトへ行き、3DSサポート情報(修理のご案内)ページで手続きを確認しました。
ふむふむ、メーカー保証期間が過ぎていると送料掛かるのね。
うちは購入してから年数が経っているので、とっくに保証期間は過ぎています。
お、梱包キットを送ってくれるのか・・・ん?!
「ニンテンドーDSシリーズ専用修理品発送キット」のサービスは2015年5月11日をもちまして終了させていただきました。
梱包キットサービスは、終わっていました。
自分で緩衝材入れて梱包するのね。
修理にはどれくらい時間が掛かるのか?
任天堂サービスセンター到着後、通常10日から2週間ほどかかります。
結構、かかるな〜。
修理代金は、どれくらい?
ニンテンドー3DS/3DS LL本体のボタン、スライドパッドによる操作が正常にできない場合の修理費用例は・・・2,777〜3,600円!
スライドパット交換だけで?!
ちょっと、高すぎ。
送料は、ヤマトの宅急便コンパクトでも600円くらい掛かります。
2,777円+600円で、3,377円!
それに最低金額で出来るとは限りません。
もしかすると、3,600円+600円で4,200円です。
2回修理すると2DSの新品買えるやんけ!
そして、この注意書きがあります。
記載している部品の交換・修理で症状が改善されなかった場合は、他の部品にて修理・交換しますので、金額に違いが発生します。
ご返却後の商品の動作保証という観点から、製品の機能を確保するために最低限必要な箇所については、お客様の修理依頼内容に関わらず修理する場合があります。
この文章からすると、4,200円より掛かる可能性もあるって事かいな?
修理依頼した場所以外も修理する可能性があるのか・・・
オンラインで見積もりが来るのでOKしなければ勝手に修理される事はありませんが、送った後で「やっぱり高いから修理しない」ってすると送料が丸損になります。
量販店に持ち込んで修理依頼すれば恐らく送料は掛かりませんが、量販店は週1回まとめて修理品を発送します。
量販店によっては、2週に1回とか10日に1回まとめて発送という場合も。
任天堂に直送しないと、戻ってくるのに1カ月くらいかかる可能性があります。
梱包して、送料かかって、戻ってくるのが遅くて、金額が解らんのは嫌だなぁ〜と思って調べたところ、自分で修理されている方が数多く居る様子。
やり方を見ると、私でも出来そうです。
安く修理できるなら、やってみるか!
スライドパット部品を探します
修理するのにパーツが無いと話になりません。
スライドパットの修理部品を探すと、丸いスライドパットだけの商品と、コントロール基板というやつがあり、別売りされています。
コントロール基盤とは、なんぞや?
調べるとスライドパットの動きを信号にするもので、スライドパットの下にある機械という事が解りました。
アナログスティック基板、修理用スライドパッド、アナログスティックなどなど、販売名称がショップによってバラバラで探しづらい商品です。
勝手に上や横にキーが入力されてしまうなど、操作と挙動がおかしい場合はコントロール基盤も交換しなければなりません。
子供の3DSLLは、スライドパットが取れていますが、本体に残っているコントロール基盤の棒を動かせば問題無く操作できます。
基盤までは壊れていないので、スライドパットの交換だけで済みます。
アマゾンでスライドパットを探すと・・・おぉーやっす!!
1番安いのは、なんと60円!
他にも90円や102円など、非常に安い3DS/3DSLL共通のスライドパットが売られています。
この金額で関東送料無料?
大丈夫かこれ?
不安なのでレビューを細かくチェックしました。
「樹脂製だからハードに使っても壊れない」「問題無く付けられた」「コスパ最高!」という高評価もあれば、「1週間で折れた」「プラスチック製だから滑る」「表面のゴムが直ぐに剥がれてくる」「穴のサイズが合わない」「以前注文したのと違うものが送られてきた」などなど低評価もあります。
同じアナログパットが幾つものお店で売られています。
購入店によって中国から国際郵便で送られてきて1カ月近く掛かる店もあるようです。
3DSの製造ロットによる違いなのか、スライドパット部品の生産ロットによる違いかは判りませんが、取り付け出来ない方も居るようです。
完全樹脂製でないものは、表面のゴムがはがれてきてボロボロになるとか。
はがれて汚くなった写真がレビューにアップされていました。
激安アナログパットは正規のアナログパットと違い、ゴムが被せてあるのでは無く樹脂にラバースプレーしただけなのかな?
安く済ませるなら、「完全樹脂製」のパットの方が幸せになれそうです。
少しくらい滑っても、ゲームは出来ます。
樹脂製スライドパットで、表面がザラザラしているのもありましたが、写真と違うものが送られて来る場合もあるようです。
完全樹脂製を買って、市販のシリコン製スライドパッドカバーを付けている方も居ます。
スライドパットとの相性が悪く、直ぐに取れてしまうカバーもあるとか。
カバーが厚いものは、3DSが完全に閉じずに浮いてしまうみたいです。
600円前後するので、購入する方はレビューを良く見てください。
猫のニクキュウ形状のカバーは、あまりグリップ力が良くないと書かれていました。
可愛いのにね〜。
純正と同じゴム製スライドパット部品は手に入らんものか?
アマゾンで売られている激安スライドパットは、レビューを見ると少々不安になります。
失敗しても痛くない額なので試しても良いと思います。
でも、わざわざ分解したのに取り付け出来なかったら面倒くさいです。
そもそも、純正のアナログパットは売ってないのか?
3DSに最初から付いているような、しっかりしたゴム製であれば少し高くても良いのにな〜と思って探してみると・・・ありました!
楽天に取り扱っている店がありました。
本当かどうか解りませんが、純正と書かれています。
スライドパット1つで税込800円します。
お高いですが、正規で修理する事を考えれば4分の1くらいで済みます。
正規品と同じゴムラバーパットとの事なので違和感は無さそうです。
レビューも悪くありません。
今回は、この純正?らしいスライドパットを買う事にしました。
アマゾンにも、しっかりしたゴムラバーのスライドパットは売ってますが楽天より高いです。
楽天でもアマゾンと同じ激安アナログパットが売られていますが値段が高いです。
激安スライドパットを買うならアマゾン、しっかりしたものを買うなら楽天が良いでしょう。
純正のようなスライドパットが到着!
注文した商品が届きました。
「注文後48時間以内に発送」とサイトに書かれています。
実際は、注文した24時間以内に発送され1日で届きました。
なかなか早かったです。

配達は宅急便も選べますが、1番安い90円のメール便指定にしました。
エアクッション(プチプチ)付きの封筒内に入れられてポスト投函されました。
商品発送メールの後、オンラインで観れる取り付け手順書のURLも送られてきました。
3DSLLでは無く、3DSの分解方法でしたが手順は全く同じなので参考になります。
親切な販売店です。
実際のブツはどうか、並べてみました。

注文した色は、グレー色です。
元々のパットより、少し濃い感じです。
グレーの他に、ホワイト(ライトグレー)という白っぽい商品も売られています。
ライトグレーの方が、元々着いているパット色に近いかも知れませんね。
心配だったラバーゴムは、3DSLLに付いているものと同等でした。
ラバーの耐久性も同じくらいありそうです。
目を瞑って触ると区別がつきません。
正確に言うと、購入したものは直径が0.5〜1mmくらい小さいですが、画像を見比べても違いは解りませんよね?
使用感にも影響はありません。
スライドパットは、2個セットや5個セットも売られています。
複数台3DSをお持ちの場合は、2個セットが良いと思います。
複数個セットは1個当たりの単価が安くなるのでお得です。
純正っぽいゴムのスライドパットが良い方には、オススメです。
ラバーゴムと書かれた激安スライドパットがアマゾンで販売されていますが、レビューを見る限りでは、この純正っぽいゴムパットとは違うようです。
安心確実なのは任天堂の修理です
簡単な電子工作が出来る方や手先が器用な方なら、スライドパット交換は簡単に出来ます。
小学生でも出来ると思いますが、問題は小さいネジです。
小学生の力では、ドライバーを滑らせてしまいネジ頭の溝を潰してしまう恐れがあります。
3DSは携帯ゲーム機なので、精密機器が狭い場所に詰まっています。
基盤がむき出しになると、静電気が1回パチッとなるだけで壊れる場合があります。
余計な部分を触って破損させれば、当然正常に動かなくなります。
数は少ないですが、修理しようとして壊してしまったというレビューも見かけました。
3DSのネジを1つでも外すと、任天堂での修理は出来なくなると思ってください。
公式ページに「分解した痕跡がある場合」は修理できないと書かれています。
改造や修理がされたかは関係なく、分解されたかどうかの判断です。
ユーザーがゲーム機を分解した瞬間に、メーカー修理の対象外になるという事です。
これは任天堂に限らず、どのゲームハード会社も同じです。
スライドパットが壊れたという事は、他の部分もある程度痛んでいると思われます。
今後、液晶が映らなくなったりボタンが壊れたりする可能性もあります。
そうなった時に任天堂に修理依頼するつもりなら、本体を開けるのは止めておきましょう。
任天堂に修理をお願いすると、パーツを無償交換してくれる場合があるようです。
修理個所の料金のみで、関係ないパーツを無償交換してもらった記事が幾つかありました。
また、綺麗に清掃されて戻って来るそうです。
運が良ければ、お値段以上かも知れません!
安心はプライスレスです。
機械に弱い方、不器用な方、壊す自信がある方は、素直に任天堂に修理に出しましょう。
自分で修理する場合は、全て自己責任です。
お金を出して確実性と安心を買うか?お金をケチってリスクを負うか?です。
貧乏人の私は、お金と時間をケチって自分でやる事にしました。
壊したら子供に土下座して謝罪します。
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