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2017年02月17日

子供用水筒の危険性や事故について調べた結果(コップ付き水筒1)

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子供用水筒を購入するにあたり、素材による危険性や事故などを調べました。

知っている事も多かったですが、「えーそんな事が?」という驚きもありました。
購入前に知っておくと、数年後に買い直しせずに済む可能性があります。
具体的な水筒選びは次の記事になりますが、お時間が許しましたら当記事もご一読ください。

子供用水筒01トップ画像

小学生は、移動教室、遠足、林間学校、修学旅行など、とにかく行事ごとが目白押しです。
忘れているだけかも知れませんが、私の小学校時代より多い気がします。

やっかいなのが「出先でお茶を入れてもらうので、温かいものを入れられる水筒を持ってきて下さい」と学校からのお知らせです。
宿泊のありの行事で、宿泊先の方が翌朝に温かいお茶を水筒に入れてくれるとの事。

寒い時期なので有難い配慮なのですが、保冷水筒しか持ってないとの声が多かったようです。
ウチも保冷専用水筒しか持っていませんでした。
宿泊行事は少ないので、何かで代用しようと考えましたが、これまで使ってきた小さい水筒容量では足りなくなってきたので購入する事にしました。

このように学校から急に言われ、慌てて用意する方も居ると思います。
どうせ買うなら、色々な用途で使えるものが良いですよね。

まずは水筒に関しての知識から。
事故に繋がる事もあるので、知っていただきたい情報です。


売られている水筒の種類


現在販売されている水筒には、保冷専用、保温・保冷兼用、スポーツドリンク対応の3種類が存在しています。

1番多いのは、保冷専用水筒です。
夏の水分補給用に使う方も多く、売れ筋商品になります。
持っている方も多いと思います。
真空断熱機能があり保冷機能が高いものが人気です。

次に多いのが、スポーツドリンク専用水筒です。
スポーツドリンク用水筒と言えば、プラスチックボトルです。
学生時代使われていた方も多いでしょう。
ただ、プラスチックボトルは保冷機能が無いので、ぬるくなりますよね・・・

スポーツドリンクに対応した保冷水筒もあります。
内側にフッ素加工がされていたり、錆びにくい工夫がされています。

1番種類が少ないのが保温・保冷機能があるコップ付きです。
子供用は、ほぼ選択肢がありません。
最近やっと少しづつ種類が増えてきていますが、まだまだ少ないです。


水筒素材に潜む危険性


水筒の内部素材にはプラスチック製、アルミ製、ステンレス製があります。
素材ごとの危険性を知っておきましょう。

プラスチック製水筒は、安価で軽く柔軟性がある素材で作られています。
プラスチック製の水筒は冷たいもの専用なので、熱いものは入れないと思いますが、水筒素材という意味で外せないので書いておきます。

プラスチック水筒には、ちょっと心配な事があります。
ボトル素材から、BPA(ビスフェノールA)という環境ホルモンが溶け出す可能性です。
BPAと聞いて何の事か解る方は、読み飛ばしてください。

BPAの動物実験によると、神経や行動、乳腺や前立腺、思春期早発などの影響が認められています。
まだ研究途中なので、人体にどれほど影響があるか解りませんが、良くない可能性があるなら避けておきたいですよね。

最近は、BPAフリーを謳っているプラ水筒も多く売られています。
買うならBPA FREEを選びましょう。

詳しく知りたい方は、厚生労働省のQAサイトがあります。
これ読むと、安全とは言いづらい感じ・・・。

各国の政府機関(FDA、EFSA、ECBなど)でBPAの研究結果を集めて詳細に検討したところ、人の健康には影響がないという報告もあります。
本当に大丈夫であれば良いのですが・・・。

プラ水筒のもう1つの問題は、傷が付きやすい事です。
プラスチックは、軟らかい素材です。
一見傷が無いように見えても、洗う時などに見えない傷が多く付いています。
まな板と同じで、細かい傷の中は雑菌の住処になるので衛生的に良くありません。
プラ水筒を使うなら、定期的な消毒は欠かせません。


アルミニウム製水筒は、どうでしょう。
アルミを過剰摂取するとアルツハイマーになると聞いた事は無いでしょうか?
飲料水中のアルミニウム濃度が高い地域においてアルツハイマー病発症率が高かった事や、透析痴呆の患者の脳のアルミニウム含量が高かった事などから、アルミニウムがアルツハイマー病の原因ではないかという説がありました。
これが、アルミニウムは危険と言われるようになった理由ですが、現在は否定されています。

内閣府の食品安全委員会で行われた、ラットによるアルミ投与実験によると尿路の病気、成長遅延、運動機能低下が起こった模様です。
う〜ん、資料を見る限りは絶対安全とは言い切れない感じ。

アルミニウムは、野菜などの食品にも含まれています。
菓子パンやホットケーキなどに使うベーキングパウダーにも入っている場合があります。
頭痛薬などの薬にも入ってます。

食品中のアルミニウムに関して、厚生労働省のサイトに少し記載があります。

私達は普段からある程度、アルミニウムを摂取しています。
お菓子を良く食べる子供は、食べない子に比べ2倍のアルミが体内に蓄積されているという研究も見かけました。

船瀬俊介著「知ってはいけない」(徳間書店)によると、西ドイツ、フランス、イギリス、スイスではアルミ調理器具の販売規制がされているとの事です。

販売規制に至るざっくりした経緯は、こんな感じ。
米連邦取引委員会が、158人の証言を元に400ページの報告書を作って公表しました。
そこにはアルミ器具を使って病気や食中毒になったという膨大な体験報告が記載されました。
同委員会は「調理器具からの溶出アルミは人体に悪影響を与える」と判断出来るとしました。
このレポートを受けて、幾つかの国でアルミ調理器具販売が規制されたそうです。

アルミ製調理器具で起こるのは、以下のような事
水を沸かすと悪性酸化水素が発生。
卵をゆでると悪性リン酸塩を生成。
肉料理で悪性アルミ塩化物が発生。
ベーコン調理で強麻酔性の酸が発生。
アルミは酸性症、赤血球激減、貧血症状を起こす。 
・・・ホントかなぁ?

158人の証言?ちょっとサンプルが少なくね?と思うのは私だけでは無いはず。
アメリカが公に有害性を認めたというのは気になりますが、業界団体が強いアメリカです。
何らかの業界団体からの力が働いたのか?と思ってしまいます。

WHO(世界保険機構)やFDA(米国連邦食品医薬品局)は否定する見解を出しています。
違う団体とは言えアメリカが公式に違う見解を出しているという事は、どっちかが間違ってるのでしょう。

連邦取引委員会のレポートもそうですが、サンプル数が少なすぎたり、追跡年数が少ないレポートや論文が多いです。
明らかに人体に悪いのであれば、アスベストのように世界的に禁止されるはずです。
そのような規制が無い事から、誰もが納得できる悪影響の研究結果が無いものと思われます。
もし、有害性があっても水筒は調理器具では無いので影響は少ないでしょう。

因みにアルミ缶飲料は、アルミが溶けださないよう内部にコーティングが施されています。
そのコーティングとして使われているのが、BPAだったりします。
どんだけBPA使われてんだよって話ですよね・・・

アルミが体内に入っても99%は、自然排出されるそうです。
絶対安全という確証もないので、私は念のために避けとこううかな〜くらいに考えています。
水筒に敢えてアルミ製を選ぶ理由もありません。


現在、1番安全性が高いと言われているのがステンレスです。
ステンレスは、鉄とニッケルとクロムを混ぜた金属です。
クロムから六価クロムという物質が溶けだして、人体に取り込まれると発がん性物質になったり、金属中毒による多臓器不全を引き起こす危険性があるといわれています。

危ないじゃん!

と思ってしまいますが、ステンレスは非常に安定した金属で、表面皮膜も凄まじく頑丈です。
ステンレスの調理器具を使っても、ステンレス鍋に含まれるクロムが六価クロムに変性して溶けだす事はありません。
1000度以上の高温に長時間さらされる環境であれば別ですが、そんなのは工場くらいなものでしょう。

現在の水筒にステンレスが多く使われている理由は、溶けだすものが無く安全性が高い事や、熱に強く丈夫で壊れづらいからです。
って事で、ステンレス製の水筒を買っとけば間違いありません。


保冷専用水筒のコレやっちゃダメ!


保冷専用の水筒しか持ってないし、金属製だから熱いお茶を入れても大丈夫っしょ!
無知な私は、やった事があります(笑)

感覚的にやってしまいがちですが、ちょっと待ってください。
熱いものは入れられますが、蓋をしてしばらくすると水筒が壊れる可能性があります。

保冷専用水筒は、熱いものを持ち運ぶようには造られていません。
冷たいものを冷たい状態に保つため、内部の機密性が高くなっています。

熱いものを入れて蓋をすると、温められた空気によって水筒内部の圧力が上昇します。
すると、パッキンに想定以上の圧が加わり、蓋が勝手に外れたり中栓が破損して、中身が吹き出す事があります。

運良く水筒が壊れなくても、次の問題が起こります。
液体が冷えると、今度は圧力が下がります。
水筒内部が強い負圧になると、内部に引きこむ力が働き蓋が開かなくなくなります。
無理やり開けようとするとパーツが割れたりして壊れます。

危険性は、他にもあります。
ほとんどの保冷専用水筒の飲み口は、ストローや直飲みできるようになっています。
ぬるいと思っていたら、予想以上に熱くて口の中を火傷してしまう事故が起こっています。

フタ付きのホットコーヒーを買って、蓋についている穴(飲み口)から飲むと予想以上に熱いですよね?
正にあの状態です。
熱いものはダメですが、ぬる〜いものであれば大丈夫です。

温かい飲み物が入った水筒の中は、雑菌にとって最高の環境です。
直飲みする口から雑菌が水筒内に入り込み、時間と共に菌が増殖します。

水筒内に洗い残しがある場合も、温かい水筒内でばい菌が元気になってしまいます。
長時間入れていた温い飲み物には注意が必要です。

冷たくても、炭酸飲料やドライアイスはダメです。
温かいものを入れると圧力が増すと書きましたが、炭酸もドライアイスも二酸化炭素を出しますので、全く同じ高圧状態になります。
水筒内が非常に高い加圧状態になり危険です。


保冷専用水筒でも、ステンレス製なら熱湯消毒するのは問題ありません。
キンキンに水筒内を冷やした後、大量の熱湯を入れるといった非常識な事をすれば内部にダメージを与えますが、常温の水筒に熱湯を注ぐくらいでは壊れません。
熱湯消毒する際は、蓋ユニット(飲み口が付いた蓋部品全部)を外してからやってください。
蓋に使われている部品は、耐熱性がない場合もあるので融けてしまう可能性があります。


スポーツドリンクに対応してない水筒にコレやっちゃダメ!


スポーツドリンクは、クエン酸やビタミンCなどが入っている事が多く、酸性の飲み物です。
炭酸飲料・果汁飲料・乳酸菌飲料・はっ酸乳なども酸性飲料です。

酸性飲料を水筒に入れると、内部金属が溶け出して、金属味の苦い飲み物が出来上がります。

味が不味いだけなら良いのですが、金属が溶け出したものを飲むと金属中毒を起こします。
溶けだした銅の過剰摂取によって頭痛、めまい、吐き気などの症状が出る場合があるのです。

この中毒によって子供が病院に運び込まれるという事故がありました。
2008年に、児童6人が粉末を水で溶かすタイプのスポーツドリンクを水筒にいれて飲んだところ、頭痛や吐き気を訴え病院に搬送されました。
保健所が調べると、水筒内の飲み物から高濃度の銅が検出されました。

東京都福祉保健局の食品衛生の窓で注意喚起されています。

大人であれば「妙な味だから止めておこう」と考えられますが、子供は味がおかしくても喉が渇いていれば無理をして飲んでしまいます。
「味が変なら飲まない」と判断できないのが子供です。

みそ汁・昆布茶・スープなど塩分が含まれているものは、水筒内部の金属を酸化させます。
酸化が進むと水筒内部のステンレスに穴が開いてしまいます。
いくら洗っても穴の奥までは綺麗にできないので、そこで腐敗が起こります。
そんな水筒に入れたものを飲んだら・・・どうなるかは言わなくても明らかです。

スポーツドリンク対応水筒でも「使用後は直ぐに洗浄してください」と注意書きがあります。
酸性飲料や塩分に強いコーティングがされていても、長く使っている内にコーティングが薄くなったり、はがれる事があります。
何だかんだ言っても所詮は金属。
長時間、酸性飲料や塩分のある飲み物を入れておくと、内部にダメージが起こるようです。

洗う時に内部を目視して、異常が無いか確認するのを忘れずに!


水筒のヒモに関係した事故


水筒事故で多いのは金属中毒と腐敗による食中毒ですが、物理的な事故も起きています。

2015年6月、小学生の男児が転倒した際に、首から水筒をぶら下げていた水筒が地面との間に挟まり、腹部を強打して膵臓にダメージを負った事例です。
運悪く、水筒の蓋が地面側、底の硬い部分がお腹側になった状態で転倒し、水筒が腹部にめり込んでしまったようです。
考えただけで痛そう・・・


小児は、内臓脂肪が少なく腹筋も弱いので外力を十分に緩衝できない事が多く、大人に比べて内臓損傷を起こしやすいとの事です。
これらの事から、報告症例には以下のような対策を使用説明書などに記載するのが望ましいと指摘されています。

・水筒を持参して移動する際は斜めがけにしない。
・斜めがけにする場合は、水筒が腹部正面に来ないよう高さを調節する。
・水筒をぶら下げて走らない。

この内容は、平成28年3月1日付けで、日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会が発行した「Injury Alert(傷害速報)No59」PDFで内容を確認しています。

上記の「移動する際は斜めがけにしない」が正しいのですが「移動する際は斜めがけにしてあげる」と全く逆の事が書かれた酷いニュースサイトがあります。
誤情報に注意してください。


2005年ですが、5歳の男児が公園の遊具に水筒のヒモが引っかかり意識不明の重体になる事故も起きています。
子供用スマホのヒモは無理に引っ張ると、外れる構造になっているものが多くあります。
水筒は重さがあるので、そうした安全機構が無いものがほとんどです。
ここは、メーカーに何とか改良してほしいところ。

滅多に起こる事ではありませんが、万が一を考えて水筒のヒモの長さや掛け方に気を付けてあげてください。


考え無しで水筒を買うと後悔しまっせ


温冷両対応の水筒は、熱いものを直飲みして火傷しないように蓋がカップになっています。
大人用は、丸い蓋を外してコップにするタイプが多いです。
子供用は、直飲み用蓋と取っ手付きカップ形状蓋の2種類付いている商品が主流です。

このような保温・保冷水筒は以前からありましたが、更にスポーツドリンクに対応した水筒が出てきました。
用途を選ばないので、水筒として完璧な形です。

保温・保冷対応の水筒を買うなら、スポーツドリンクも対応している方が嬉しいですよね?
運動部に入ると、スポーツドリンクを飲む機会が増えます。

良く調べず水筒を買っていると、保冷専用水筒、保冷・保温水筒、スポーツドリンク対応水筒と全種類買う羽目になります。

子供が低学年の内は小さい水筒で良いものの、高学年になってくると飲む量も増えてきます。
そのうち容量が少ないとか、デザインが嫌だとか言い出します。
大きい保冷水筒を買ったのに、今度はスポドリ対応の大きいのが必要とか、大人っぽいデザインのが良いとか・・・もぉ、切りがありません。

おまえは水筒マニアか!と叫ぶ事でしょう。

デザインは、どうしても年齢とともに本人の意向が出てくるので仕方ないですが、機能別に何本も買うのはバカバカしいので本数は最小限に抑えたいものです。
水筒って使わない時は、全く使わないから邪魔ですよね。


では、どんなものを買えば後悔しない?


使い勝手が良いのは、やはり保温・保冷・スポーツドリンクに対応したものです。
暑い時も寒い時も使えますし、運動会にはスポーツドリンクを持たせられます。

年齢によって必要なサイズや機能が変わってきます。
小学校低学年なら、サイズは0.8Lで良いと思います。
背が小さいうちは水筒が大きく感じますが、子供はすぐに大きくなります。
最近の水筒は軽いので、入れる量を調整すれば重くありません。

もし、0.6Lをお持ちならそれで足りる場合もあります。
飲む量や身体の大きさ次第ですが、普通は低学年で1Lは必要ありません。
そんなに長い時間、水を補給できない行事がありません。

機能としては、保冷だけも良いと思います。
小さい子は、ボトルを持ちあげて飲むのに慣れていないのでストロータイプが楽に飲めます。
保冷・保温タイプの場合は、細くて軽いものを選びましょう。
握力が無いのでボトルが太いと扱いづらくなります。

小学校高学年になると0.8Lでは足りなくなります。
丸1日水筒からしか水分を摂れない行事もあるので、1Lサイズが必要になるでしょう。
クラブ活動など汗をかく運動も増えますので、スポーツドリンク対応の方が安心です。

1L水筒を買う際は、なるべく子供っぽくないデザインにした方が長く使ってくれます。
これポイントです。

中学生は周りの目を無駄に意識するお年頃なので、子供っぽいデザインを嫌がります。
ちょっと大人っぽいデザインの水筒なら、中学生になっても使ってくれる可能性があります。
中学の運動部は、スポーツドリンク機能が必須です。

高校生は・・・好きなの勝手に買えや!って感じでしょう。


今の子は羨ましいですね


私が学生の頃は、猛暑の中ぬるいプラスチックボトルのスポーツドリンクを飲んでました。
冷え冷えのが飲みたかったので、前日から冷凍庫に入れて凍らせるなど工夫をしたものです。

翌日、思ったより暑く無くて、飲みたいのにボトルの中身が凍ったまま・・・
スポドリあるあるですよね。

今はスポーツドリンク対応の保冷水筒があるので、そんな経験しない子が多いと思います。
便利な時代です。

安全性や危険性を調べて行くと、本当に色々な情報があって混乱します。
誤情報や古い知識が書かれている記事も多く見かけました。
ニュースサイトも、信用できないな〜と感じました。
何が正しいかは、自分の目で確かめてください。

今回は、ちょっと小難しい内容になってしまい申し訳ありません。
安全に関わる事なので、出来る限り調べました。


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posted by ユージュー at 15:05 | Comment(0) | 子供用グッズ 水筒
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