今回は、鍋に付いた汚れを落とす方法です。
前回、両手鍋修理の際に取っ手を外しました。
丁度良いタイミングなので、長年使って付いた汚れを綺麗に落とします。

私は面倒くさがりですが、調理具が汚いのは我慢できません。
使用後は、いつも念入りに洗っています。
写真を見ると恐ろしくきったね〜感じで、こんなので料理したくないすね。
白いテーブルの上で撮影しているので、ステンレスが反射した部分が白くなり、汚れが非常に濃く写ってます。
実際はもっと薄い汚れなんですよ!と言い訳しときます(笑)
いやホントに・・・
ちゃんと撮り直そうとしましたが、汚れが目立ってた方が良いかなと。
この汚れは、見た目に反して触ってもベタベタしないし臭いもありません。
キッチンスポンジの固い方で擦っても、厚みがなく引っかからないので全く落ちません。
外側に付いた汚れなので料理には入りませんが、清潔感が無いので購入当時のピカピカを目指して掃除します。
先ずは、幾つか定番の方法をご紹介します。
私がやった方法と結果は、後ほど。
定番の重曹を使った方法(重曹煮・重曹ペースト)
1番簡単でオススメなのは、重層水で煮る事です。
重曹は、弱アルカリ性で酸性物質を中和する事が出来ます。
この重曹の性質を利用して鍋に付いた汚れを落とします。
鍋に水1L、重曹大さじ4くらいを入れてかき混ぜます。
汚れに応じて濃度を少し濃くしても良いと思います。
それをコンロの火を付け沸かします。
泡が出る場合もあるので、鍋から離れないでください。
沸いたお湯に重曹を入れると危険ですので、重曹を水に溶いてから沸かしてください。
沸騰したらそっと汚れた鍋を入れて10分くらい煮ます。
煮る鍋の取っ手は、ドライバー等で取り外しておいてくださいね。
10分煮たらコンロの火を消し、そのまま数時間〜1晩漬け置きします。
汚れの状態を時々確認してください。
汚れが浮いてくれば、台所スポンジでスルっと汚れが落ちます。
大きい鍋に入る小さい鍋の鍋の汚れなら、この方法で落とせます。
この方法は、ステンレス鍋やホーロー鍋で使えます。
アルミ鍋に重層を使うと、黒ずみますのでやってはいけません。
アルミ鍋の汚れは、クエン酸(レモンスライスでも可)を水に入れて煮ると同様の効果が得られます。
重曹煮は漬け置きしないといけないので、時間は掛かりますが力要らずで楽です。
重曹というと重曹ペーストが有名です。
重曹ペーストを作って、それを研磨剤として擦って汚れを落とす方法です。
重曹は軟らかな結晶なので、擦っても素材を傷つける心配がありません。
重曹2と水1くらいの割合で混ぜると、ペースト状の研磨剤が出来ます。
これをスポンジなどに付けて擦ります。
重曹ペーストだけで長年使った鍋の汚れを完璧に落とすのは結構大変だと思います。
頑張れる方は、試してください。
掃除屋さんがやる方法
掃除のプロは、専用の溶剤を使う事もありますが、水砥ぎ用サンドペーパー(耐水ペーパー)とピカールを使う場合もあります。
この方法でシンクの傷も目立たなく出来ます。
汚れた部分を、1000番くらいの細かいヤスリで擦り落とします。
水砥ぎ用サンドペーパーは耐水性なので、水をたっぷり付けてヤスリがけします。
ホームセンターで、100円くらいで売ってます。
傷を消したい場合は、800番→1000番→1500番といった具合に荒い番手から細かい番手順で使います。
全面をやると大変なので、傷が付いている部分を中心に部分的にヤスリがけしましょう。
その後、ピカールという金属磨き用洗剤を布などに付けて磨きあげると、名前の通りピカピカになります。
ピカールには、クリームクレンザーより細かい研磨剤が入っています。
ピカールは、真ちゅう、銅、ステンレス、アルミ、鉄の他、プラスチック類にも使えます。
塗装されていたり、メッキされたものには使えません。
ピカールを使うと布が黒くなりますが、磨けている証拠なので気にしなくて良いです。
ピカールは油分が入っているので、使用後は中性洗剤などで綺麗に洗います。
たっぷりお湯を沸かすなどして、完全に油分を落としてから調理に使った方が良いでしょう。
私は家にあったもので磨きました
重曹で煮る事も考えたのですが、20cm(外径22cm)の鍋を煮る大鍋は無いので諦めました。
掃除用に道具を買い足すのも面倒だったので、家のあるもので綺麗にしました。
使ったのは、メラミンスポンジ、重曹、クリームクレンザー、金たわしです。
メラミンスポンジの激落ちくん、重曹、金たわしは100均のモノで構いません。
最初は、水を吸わせた激落ちくんだけで擦ってみてください。
しつこくない汚れのは、これだけで落ちます。
激落ちくんだけで汚れが落ちない場合は、重曹を少し振りかけて激落ちくんで擦ります。
重曹をかけてもスルっと汚れは落ちません。
重曹を研磨剤として使うので、ある程度擦る必要があります。
それでも落ちない場合は、クリームクレンザーをつけて激落ちくんで擦ります。
クリームクレンザーと重曹が混ざっても問題ありません。
クリームクレンザーに入っている研磨剤は、炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムは、貝殻、サンゴ、卵の殻、石灰岩などです。
細かい研磨剤なので、鏡面状のステンレス表面に傷が付きません。
取っ手が付いていた部分や鍋底の裏など、汚れが頑固な部分には金たわしを使います。
金たわしを使う場合は、以下の点に気を付けてください。
ステンレス鍋の外側は、ピカピカの鏡面になっている事が多いです。
クリームクレンザーまでであれば、幾ら擦っても鏡面を保持できますが、金たわしで擦ると傷が付きます。
ステンレス表面に傷が付くと艶消しのようになってしまいます。
金たわしを使うと簡単に汚れを落としてくれるので楽なのですが、傷がついてしまうので本当はステンレス鍋には向いていません。
ただ、艶消しになっている鍋底などに使う分には、そこまで傷が気にならないと思います。
艶消し部分は元々研磨線が付いているので、その線に合わせて金たわしをスライドすれば傷が目立ちません。
私は、激落ちくん、重曹、クリームクレンザー、金たわし、全部使って磨きました。
結果は、こちら!

傷は消えていませんが、焦げや汚れが一掃されて綺麗になりました!
時間を計っていないので正確には解りませんが、多分15分くらい掛かってます。
解りづらいですが、鍋外側も鍋内側のように綺麗な鏡面になっています。
力任せに擦るより、やや力を入れて長く擦る方が疲れず、汚れが落ちやすいです。
激落ちくんの表面に汚れが移ったら、綺麗な面に持ち変えてください。
頑張れば激落ちくんだけでも、落とせると思います。
鍋汚れは、長年放置するほど取りづらくなります。
この鍋が証拠です(笑)
ピカピカの鍋で気持ち良く料理しましょう!
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