優柔不断流の買物道 > 効かないエアコンの原因(エアコン4)
2016年03月24日

効かないエアコンの原因(エアコン4)

スポンサーリンク



エアコンの仕組みや工事の事が解ったので、10年前に某量販店で購入したエアコンの工事がどうだったか思いだしてみました。

取りつけ工事にやって来たのは、某量販店から委託された下請け業者です。
最初から配管穴が空いていた事もあり、詳細な取りつけ位置などを聞かれる事はありませんでした。
今思えば、雑とまでは行きませんが、丁寧な作業では無かったと思います。


配管工事中に電動ポンプで真空引きをしていた記憶がありません。
電動ポンプを使うと、ポンポンポンッ・・・・という空気を抜く音が5分以上は続くので必ず解るはずです。

電動ポンプはバッテリー式もあるようですが、1日に何件も工事する場合バッテリーが持ちません。
建物の外にコンセントが無い場合、コンセント貸してくださいと言われると思います。

家の外にあるコンセントから、何も言わず勝手に電気を取る業者も少なからず居ます。
一言断わり入れられんのかよ!と思っちゃいます。
工事業者としては、いつもやってる当然の行動なのかもしれませんが、あまりいい気はしないですよね。


封入されているガス圧でエアパージする場合、プシュッという音だけが聞こえます。
ポンプによる空気抜きで10分かけたり、真空度の計測メーターを確認する事はありません。

工事を見ていれば誰でも解ると思います。
プシュッというのは、空気をガス圧で押しだす際に出る解放音です。
きっと室外機の近くでやりますよ。

電動ポンプでの真空引き後、ホースを抜く際にプシュッと云う音がする事があります。
これはポンプのホース内に空気が入り込む際に発生する音なので気にしなくて良いです。

一気に圧を入れるとポンプやホーズが痛むので、道具を大事にされる方はやらないと思いますが、時間が無い時には待っていられないのでやっちゃうみたいです。
音が似ているので、勘違いしないようにしてください。


記憶の欠片


10年前なので忘れている事も多いのですが、よくよく思い返すと配管を繋いで直ぐに、プシュッという音をさせていたのを思い出しました。

その件に関して、会話をした事で思い出せました。

プシュッ!と音がしたので「何か抜けましたけど大丈夫ですか?」と聞きました。
質問に対して「ちょっとくらいガス抜けても問題無いように出来ているんですよ」という返答でした。
この時の、ニヤつき顔が印象的だったのも覚えていた理由です。

当時は、ガス=冷媒という認識すらなく、何かのガスが入っているのかな?くらいに考えてました。
工事作業時間も早かったので、手際が良いのだろうと思っていました。

無知って恐いですね。


原因は何?


数年で効かなくなった原因は、この手抜き工事のせいなのか?
配管に不具合が出て、ガスが抜けたのかも知れません。

今回買い替えたエアコンの取りつけ工事業者の方に、交換前のエアコンの効かない状況を説明しました。
取り外す時に配管を見てくれました。

「機械の内圧を測ってないので正確には解りませんが、配管やバルブを見る限り特に問題が無かったので、恐らくガス抜けでは無いと思いますよ〜」との事。

そこで、某量販店で買って下請けの業者さんがこんな工事をしたと説明すると

「あぁ、○○さんは、まだガス使ってやってる業者が居るみたいですね・・・」と苦笑いしていました。

工事方法が原因という可能性が強くなってきました。

しかし、何かの問題でガス抜けがあった可能性が消えたわけではありません。
エアコン自体の故障という可能性もあります。

今更原因が解っても仕方ないので、今後気をつけようと肝に銘じました。


後日、改めて某量販店のエアコン取り付けに関するレビューをネットで漁ってみました。

「某量販店でお願いしたけど真空引きしてもらえませんでした」という書き込みが幾つかありました。

かなり安い価格で半強制的に工事件数を割り振られるため、件数こなさないとやってられない事情があるとか。
それが本当なら、委託発注する量販店側にも問題がありそうな気もします。


工事中の立ち会い


私は、工事中は常に作業に立ちあってどんな事をするか見届けます。

エアコン工事の場合は、大体2名作業者が来ます。
それぞれの作業の様子を交互に確認していますので、見落とす事は無いと思います。


何故そこまで見張るの?

我が家は、賃貸なので知らない間に傷を付けられたり、失敗して何度も穴を開けるなどをやられると、私に補修費用が掛かって来ます。
そんな無駄な出費は御免です。

今回の工事でも見ていたからお願い出来た事があります。
外壁の配管を止めるネジ穴の処理です。

前のエアコンを外した後、新しいエアコンの配管を抑えるベルトを新規に付けます。
壁に配管を添わせて固定するためのベルトです。
以前のベルトがついていたネジ穴は緩くなっているので使えません。
新しいネジ穴を開けるのは仕方ないのですが、前のネジ穴は穴が空きっぱなしになります。

殆どの業者は言わないと、そのままにして帰ります。
その穴から雨水が入り込んで壁内の断熱材にカビが発生したり、木が腐ることがあります。
お願いすれば配管作業をする時にパテやシリコンなどのコ―キング材で埋めてもらえます。


工事中にずっと作業を見ていると工事業者へのプレッシャーになります。
ちょっと申し訳ない気もしますが、プレッシャーをかけるのが狙いです。
客に見られていたら、手を抜きづらいですよね。

職人としてプライドのある方は、見られるのを嫌がりません。
腕の見せどころですし、見ていてくれれば後々問題が起きづらいからです。

以前どこかのブログで読んだのですが、作業を業者に任せて他の部屋で仕事をしていたら、予定していない場所に穴を開けられ、取りつけ位置も違っていたそうです。
その方の御自宅は鉄筋でコンクリに穴を開けちゃっていたので、その後業者とのバトルが大変だったようです。
こういったトラブルを回避するためにも立ち会いは大事だと思います。

業者とはいえ、初対面の方ですから何をするか判りません。
セールスマンや宅配業者が、出来心で窃盗をしてしまった事件もあります。
あり得ない事が起こる世の中ですから念のため。


他にも立ち会う理由はありますが、一番の理由は興味です。

単純にどういった作業が必要でどういう手順で作業を進めるか、どんな道具を使うのかに興味があります。

私は日曜大工をするので素人が扱える道具は持っていますが、プロの方は経験から得られた良いモノを揃えています。
知らない便利グッズが出てきたら、思わず聞いちゃいます。
道具には、その人なりの拘りや考え方があるので面白いです。

道具だけでは無く、効率的な仕事の進め方も参考になる点が多いです。
やり方を知れば、業者さんがやりやすいよう準備もできます。

何か不具合があった時に、自分で対処も出来ます。
知っていれば0円、知らないせいで数千円なんて事も良くあります。



スポンサーリンク

posted by ユージュー at 15:13 | Comment(0) | 家電 エアコン
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]