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2018年11月30日

車のスピーカーを自分で交換!インナーバッフルって必要?



今回は、インナーバッフルを購入して車にスピーカーを取り付けます。
はたしてスピーカーのビリビリ音は解消するのか?!

インナーバッフルって必要?

車のスピーカーを社外品に変更する際にインナーブラケットやインナーバッフルが必要になる事があります。
自分で車をいじらない方は「それ何?」って感じですよね。

インナーブラケットは、車体とスピーカーの間に入るスペーサーの役割を担うものです。
純正スピーカーより社外品スピーカーの方が奥行きがあるのに、そのまま取り付けるとドア内に降りてくる窓ガラスとスピーカーが干渉してしまいます。
なんも考えずに「付いたからいいや」と思って窓ガラスを下ろしたらガラスが傷付くという悲惨な事になります。

インナーブラケットを取り付けると、その高さ分スピーカーが持ち上がるので干渉が避けられます。
スピーカーの車種別適合表を良く見ると、そのままではスピーカーが取付不可能とかインナーブラケットを取り付ければ取付可能になるとか書いてあります。
どのメーカーもこの適合表が凄く解りづらいので頑張って解読しましょう。

インナーバッフルは、スピーカーの振動を抑えてくれるものです。
スピーカーは振動によって音を出すものです。
ドアのペラペラの鉄板にスピーカーを直付けすると土台が安定していないので音が安定しなかったり共振が起きてしまいます。
スピーカーの土台をしっかりしたものにしてやれば、スピーカーの震えが抑えられます。
この土台がインナーバッフルです。

インナーブラケットはスペーサーとしての役割で、インナーバッフルはスペーサー&振動抑止の役割というイメージです。
実際はインナーバッフルもインナーブラケットも同じ形状で似たような役目です。
性能の差はあれ、どちらも同じものという認識でも良いと思います。


インナーブラケットのもう1つの役目


インナーバッフル(以下、インナーブラケットもインナーバッフルと書きます)のもう1つの役目はネジ穴合わせです。
今回購入したスピーカーはネジ穴が多く、色々な車種のネジ穴に対応しています。
しかし、スピーカーの中にはネジ穴が少ないものもあります。

スピーカーを固定するネジ穴の位置は車種によってバラバラです。
スピーカーサイズを変更するとネジ穴が合わなくなり、取付できない場合もあります。

インナーバッフルは車とスピーカーのネジ穴位置の違いをなくす役目も担っています。
インナーバッフルにも、どの車に対応しているかという適合表が存在しています。
車側のネジ穴位置は車メーカーごとにほぼ統一されていますが、中には楕円形のインナーバッフルを使っている車種もあります。

面倒ですが車がどのインナーバッフルに適合しているか調べねばなりません。
スピーカーメーカーのサイトで車にそのスピーカーが取り付けできるか調べると、この型のインナーバッフルを挟めば取付できるとか、インナーバッフルなしでも取付できるとか、この車にはどうやっても取付できない、などの情報が得られます。
スピーカーの適合を調べると一緒にインナーバッフルも調べる事になります。


インナーバッフルの素材


インナーバッフルには色々な素材の商品があります。
純正スピーカーに付いているインナーブラケットの多くはプラスチック製です。
安価ですがスピーカーの土台としては弱いので音を良くする効果は薄くなります。

木製バッフルは、MDF・単板・合板などがあります。
プラ製ブラケットよりは高価ですが、買いやすい価格です。
木はスピーカーを固定するのに適度な硬さと振動を吸収する柔軟性があります。

木製インナーバッフルは種類も多く、1番売れています。
木の弱点は湿気に弱いところ。
防水塗装されてはいますが、ある程度の年数で劣化して腐ります。
ボロボロになるとバッフルとしての機能が果たせません。

車とスピーカーの間に入って固定出来れば良いので自作されている方も多いです。
皆さん塗装や防水などを工夫されているようです。

金属のインナーバッフルもあります。
金属なので劣化しづらいのは言うまでもありません。
強度があるのでスピーカーをしっかり固定でき、クリアな音になると言われています。
材質は錆びないアルミニウムが多いです。
複数金属を組み合わせた高級品も存在します。
金属製ブラケットの弱点は、他の素材と比べて割高なことです。


インナーバッフルなんか買いたくない!って方は・・・


新たにインナーバッフルを購入したくないなら、元から付いているプラ製インナーブラケットを加工するという手もあります。
必要なネジ穴をドリルなどで空けてやれば再利用可能です。
スピーカー径や奥行きが違うとはまらずに再利用できないので、車からブラケットを外して購入したスピーカーと合わせてみてください。

純正スピーカーの中には、スピーカーとブラケットが一体になっているスピーカーが付いている事もあります。
付いているのがスピーカー一体型ブラケットの場合は再利用は諦めましょう。

社外スピーカーのネジ穴が車体のネジ穴にピッタリ合って直付け出来る場合もあります。
ブラケットを用意しなくて良いのでお金はかかりませんが、窓ガラスとの干渉には十分注意してください。
インナーブラケットを付けた方が音が良くなるので素直に買った方が良いと思いますけどね。


金属製のインナーブラケットを購入!


金属のインナーブラケットは高いですが、スピーカーを車に取り付けるのに適合するブラケットがそれしかないので仕方なく買いました。
腐らないから、まぁ〜良いか。


剛性の高いアルミダイキャストと制振用のラバーが組み合わされています。
5000円近くするのにバリが取れておらず、高品質感はありません。
ブラケット下側に厚みがあるので、ドア下に取り付けると座っている人にスピーカーが向くよう工夫されています。
ドアスピーカー用の左右セットで2個入っています。

パッケージ裏に取り付け方が書いてあります。
インナーブラケット取付方法

全ての部品です。
インナーブラケット全パーツ
全パーツ内容
@ブラケット(アルミ)2個
Aブラケット(ラバー)2個
B小ねじ(M4×12mm)8本
C小ねじ(M4×18mm)8本
Dボルト(M5×20mm)6本
Eナット(M5)6個
Fワッシャー(大)6枚
Gワッシャー(小)6枚
Hパッキン 4本(2×2)

スピーカーと仮組した状態。
さすがにピッタリです。
インナーブラケット仮組み

パッケージ裏の説明で解りにくいのが防滴パッキンの貼り方です。
パッキンの貼り方(左図)にはアルミブラケットに1本のスポンジを貼るような絵がかいてあります。
インナーブラケットパッキン

ふむふむ、アルミブラケットの車両取付け面って事は裏側だな!と思ってアルミブラケット裏を見てみると深い窪みが・・・
インナーブラケット裏

窪みがあって貼れない・・・
どう考えても説明書にあるような貼り方が出来ません。

悩んでも仕方ないので、他の方はどうやっているか検索!
皆さんこの窪みを避けて細長い防滴パッキンのスポンジをぐるっと円を描くように内側と外側に1本づつ貼ってました。
こんなん解んねぇーっての!

写真を見て判るように外側なんて2mmあるかどうかです。
スポンジは1本が2.5mmくらいの細さで非常に貼りづらいですが、何とか貼りました。
不器用な方は綺麗に貼るのが難しいと思います。
綺麗に貼らないと水が車内に侵入するので、極力スポンジが立つよう貼りましょう。
ブラケットを取り付けると、スポンジがブラケットと車体に挟まれて水の侵入を防ぎます。

雨は窓ガラスとドアの隙間からドア内部に侵入して、ドア下の水抜き穴から排出されます。
スピーカーの裏側はドア内部にむき出しになっていて水の通り道にあります。
車用スピーカーは屋内用スピーカーより耐久度がありますが、なるべく濡らしたくないので小さい屋根をスピーカー裏に付けました。

使ったのはインナーブラケットが入っていた商品の透明プラケース。
平らな部分を長方形に切り取り、ブラケットの半円に合うよう丸く曲げます。
厚みがあり硬めなプラケースなので曲げるとそのままの形状を維持してくれます。
スピーカーのコーン裏に屋根が付くようにブラケット裏の内側に両面テープで貼って完成!
窓ガラスを下して屋根がガラスに干渉しない事を確認しましょうね。

見た目はすごく貧乏くさいですが、スピーカー裏はドア内部なので見えない部分です。
100均で漏斗かプラ製カップを買ってきて半分に切って屋根にしようとも思いましたが、面倒だったのでその場にあるもので対処しました。
スピーカー裏に直接水がかかるのを避けられるかな〜程度の気休めです。
タダで作れます!というかゴミの再利用ですね(笑)

これで、必要部品の準備は完了です。
いよいよ車に取り付けです。


スピーカーを車に取り付けます!


ドアの内張りには色々な操作パネルが付いています。
車の電装を弄る時は、万が一の事を考えてバッテリーのマイナス端子を外します。

ドアパネルにある操作パネルのコネクターを外すくらいでショートすることはありませんが、マイナスドライバーなどで内張りをこじっている時に意図せずプラスとマイナスがある金具に触れてしまいショートしたなんてのは良くある話です。

機械をいじる際は通電しない状態にするのが基本です。
当たり前ですが、バッテリーを触るのはエンジンを切ってからですよ!
バッテリーのマイナスを外したら、端子にガムテープなどを巻いて金属に触れないようにしときましょう。

バッテリーの処理が終わったら、ドアの内張りをはがします。
内張りのはがし方は割愛します。
車によって内張りのはがし方が違うので、知りたい方は「車種名 内貼りはがし」などで検索してください。
親切な方が写真付きで詳しく解説されているはずです。

内張りをはがすのは、気温が高い夏がオススメ!
気温が低いとプラスチックが硬くなるので、内張りを留めているピン(クリップ)が割れやすくなります。
古い車はピン自体が劣化しているので良く割れます。
私も今回3個割りました。

ピンが硬くなっていると内張りのピンを留め部分がピンに引っ張られて割れる事があります。
内張り側が割れるとピンが付けられなくなります。
1〜2個くらいピンが無くとも内張りは問題なく付きますけどね。
ピンは安いので交換すれば良いですが、内張りは交換すると高くつきますよ。

冬にやるならドライヤーで暖めながら内張りをはがすと割れづらいです。
このドライヤー作戦は、ディーラーでも寒い季節に良くやる方法とメカニックの方に教えてもらいました。
ドアハンドルの枠や内張り自体が割れると取り返しがつかないからだそうです。

ピンが割れた時に予備がないとカー用品店に走ることになります。
内張りを留めているピンはディーラーで注文するのが1番安いですが、カー用品店でも手に入ります。
急ぎの場合は違うメーカーのピンでも太さと形状が同じなら代用できます。

内張りをはがしたらドアの鉄板にピンが残ってないかチェックしてください。
ドアにピンが残ったままだと、内張り取り付けが上手く行きません。

内張りをはがして、問題のビリビリ鳴るスピーカーをチェック!
スピーカー交換前

全体的に汚れていて色が白っぽくなっている以外は特に異常は見られません。
しかし、コーンの外側にあるエッジに軽く触れるとあっという間にボロボロと崩れました。
こりゃビリビリ鳴るわ・・・

スピーカー交換後は、こちら。
スピーカー交換後

カッコいい!
けど内張りを付けるとスピーカーは全然見えなくなります(笑)

スピーカー交換の結果、ビリビリ音は消えました!
低音もしっかり響きます。
良かった良かった。

スピーカーは取付前に線を繋いで音がちゃんと出るかチェックしてから取付しましょう。
配線間違えで音が出ないと2度手間になります。

私の車はコネクターがT型では無かったので、交換前のスピーカーについていたコネクター付きのコードを根元から切って再利用しました。
新しいスピーカーから伸びる変換コードを途中でカットして、古いスピーカーのコネクター付きのコードに接続キャップで繋ぎました。
こうすると車(オーディオ)から出ているコードを傷つけず、コネクターで接続する形になります。
無いと思いますが将来他の車にスピーカーを移植する事になった場合でも、ダメージは変換コードだけで済みます。

接続部は、防水と絶縁をするために自己融着テープでグルグル巻き、その上からビニールテープで巻きました。

自己融着テープはビニールテープのようにベタベタにならないので、もし何かあっても綺麗にはがせます。
余計な紙が無いセパナシが使いやすいですよ。
自己融着テープは粘着力が弱いので、上からビニールテープを巻いておきましょう。


バッテリーを復帰させた後に不具合が出たら


作業前にバッテリーのマイナスを外しましょうと書きました。
バッテリーを再接続した後でパワーウインドーが完全に閉まらなくなる事があります。
そうなったらパワーウインドーのリセット作業が必要です。
パワーウインドーが閉まっても数秒間上げ続けるとか、1番下まで下ろしてから1番上まで上げるなどの初期化手順を行えば、位置が初期化されて戻せます。
リセット方法はメーカーや車種によって方法が違うので、「車種名 パワーウインドウリセット」「車メーカー名 パワーウインドウリセット」などで検索してください。

バッテリーが外されるとコンピュータがリセットされるので、アイドリングが不安定になる場合もあります。
エンジンの回転数が不安定になったと感じたら、エンジンをかけてアイドリングしながら5分〜10分放置してください。
車に付いている各センサーからコンピュータへ情報が伝わり、次第にアイドリングが安定するはずです。

バッテリー交換やヒューズ交換など、バッテリーを一時的に外すのは良くある事です。
バッテリーの脱着で車が壊れる事はないので焦らず作業してくださいね。


スピーカー交換による音質の変化


セパレートスピーカーとしてはお安いKFC-RS163Sですが、大した耳を持っていない私でもハッキリ違いが解ります。
音がクリアになり、今まで聞こえなかった音がしっかり聞こえます。
やっぱ新しいスピーカーは違いますね〜。

音が良くなったのはスピーカー性能だけではなく、インナーバッフルも影響していると思われます。
金属バッフルによって音がしっかり出ているのでしょう。

スピーカーとインナーバッフルで13,000円ほどです。
この金額でビリビリ音が収まり、音が良くなったので大満足です。

フロントドアのスピーカーが割れたって事はリアドアスピーカーもボロボロだろうなぁ〜。
今のところはビリビリ音は出ていませんが、遠くない未来に割れるでしょうね。
古いものは手が掛かりますな。

ツイーターはどうした?と疑問に思われるでしょう。
実は、ツイーター交換は見送りました。
ドアスピーカーを外した状態で音を鳴らしてツイーターに異常がないかチェックしました。
ちゃんと音が出ていなかったり音がおかしければ交換しようと思っていましたが、壊れている様子が無いため今回は交換しませんでした。

このシリーズのツイーターは高音がキツ目でドンシャリ系みたいですが、ツイーターも交換した方が音が良くなると思います。
高音はオーディオのイコライザーで抑えれば何とかなります。
問題は、もともと車に付いていたツイーターよりサイズが大きいところ。
そのままではツイーターカバー内に収まりません。

分解して中身を取り出せれば収まりそうですが、分解が難しそうなのでどうやって取り付けようかな〜と考えていました。
取り付ける場所を変えるか、何とか分解してカバー内に収めるか、カバーを自作するか、取付ベースを自作するか・・・
方法はいつかツイーターが壊れて交換が必要になったら考えようと思います。

スピーカーの最も弱い場所はエッジです。
ウレタンエッジは、加水分解でボロボロになるので早ければ3年くらいでダメになるそうです。
布やビニールエッジなら10年くらい持つかもしれません。

20年問題なく音が出てると仰る方も居ますが、おそらくエッジが崩れて低音が出ていない状態になっています。
私のようにビリビリという異音が出れば交換となりますが、こっそりエッジが崩れていると気が付かないケースもあります。
いきなり音が悪くなるわけではなく、次第に悪くなっていくので気が付きにくいと思います。
聞き比べると1発で判りますが普通は聞き比べなんてしませんからね。

今回セパレートスピーカーをなるべく安く、なるべく簡単に交換してみました。
純正スピーカーがヘタっていると感じている方は、トライしてみてください。
良いカーライフを!

posted by ユージュー at 08:45 | Comment(0) | DIY 車